ミニパトとは・・・
Production IGが制作した全3話の短編劇場アニメで、2002年公開「WXIII PATLABOR THE MOVIE 3」の本編前にシャッフル上映された。
パラレル設定が入り混じってゴチャゴチャになっている本シリーズにおいては珍しく、「どことも繋がらない勝手にやってる作品」と明言している。
名前の由来は、「Minimum mobile police PATLABOR(ミニなパトレイバー)」を略してミニパトである。
フルCGで作成されているが、作風は紙人形のパタパタ劇のようになっており、全体的に2頭身のデフォルメされたキャラクターが登場する。
内容は、
第1話:後藤隊長がレイバーの基本武器であるリボルバーカノンを解説
第2話:シバシゲオがレイバーそのものについて解説
第3話:南雲隊長が特車二課という組織について解説
というもの。
作品中では劇場版パトレイバーのシーンをパロディするなど、長年付き合ってきたファンにとってはいろいろな意味でたまらない作品になっている。
ただし設定解説といっても『パトレイバー』初見の人に向けた説明ではなく、原作のノリをある程度知っていることを前提にした内輪ネタの暴露という一面が大きく、デフォルメされたキャラクター達が、作品に対してひたすらメタ発言と毒を吐きまくる。
シバが登場する第2話では特にそれが顕著で、論点がイングラムの話からアニメーターの話に飛んでいき、ひいてはパトレイバーというプロジェクトそのものへの愚痴が、あくまでキャラクターの口から延々と語られる。
もう押井が乗り移ってるレベルである。
脚本を書いたのはヘッドギアの押井守。執筆の上で苦労したことは、出渕裕に対する悪口を削ることだったらしい。
まあ「武器に対するウンチク」「野明・遊馬が蚊帳の外」「レイバーそのものをディスる」という点だけ考えると、ある意味押井作品らしいといえるだろうか。
一時期はレンタルDVDが出ないなど入手困難だったが、現在はパトレイバーを配信しているサイト(dアニメストア、バンダイチャンネルなど)で、全3話をひとまとめにしたものが視聴可能である。パトレイバーに触れたことがある人は一度見に行ってみるといいだろう。ただし、パトレイバーを知らない人には何が何やら分からないので絶対にお勧めはできない。
2005年11月にはバンダイからPlayStation Portable向けゲーム「機動警察パトレイバーかむばっく ミニパト」が発売された。ゲームのシナリオは完全書き下ろし。
(後藤隊長から今日中に始末書を書かされ、南雲隊長から怒られ、福島課長から小言を食らい諸々の処分を受け、おやっさんから海に叩き込まれますので掲載出来ません。)
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最終更新:2024/04/25(木) 18:00
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