ミハイル・エプシュテイン (ミハイル・ナウモヴィッチ・エプシュテイン, Михаи́л Нау́мович Эпште́йн) (1950~)とは、20世紀末から21世紀にかけて活動している批評家・哲学者である。
モスクワのゴーリキー世界文学研究所、エモリー大学教授を経て、現在はダラム大学教授。ソ連崩壊後のロシアのリベラリズムのうちポストモダンの流れに属する人物である。
1990年に渡米し、1995年の『未来のあとに』でロシアのポストモダンをいち早く欧米に紹介することとなる。「ロシア・ポストモダニズムの起源と意味」で実質の伴わない空虚なイデオロギーに覆われたソ連社会を、ジャン・ボードリヤールの言うところの「ハイパーリアル」な世界として提示する。さらに、西欧文化の空虚な模倣である、近代ロシア文化全体そのものがそもそもポストモダン的なのだと、ミハイル・エプシュテインは主張するのである。
ポストモダン論では欧米に対してロシアの優位性を強調する主張が目立ち、2001年の同時多発テロを受けてポストモダンの終焉を宣言。以後欧米の多文化主義の閉鎖的相対性を超えるべく、「トランスカルチャー」の概念を打ち出していく。
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最終更新:2025/12/09(火) 15:00
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