ミュンヒハウゼンのトリレンマとは、前提を置かないで議論ができるかという考察である。ミュンヒハウゼンというのはいわゆるホラ吹き男爵のことで、トリレンマの提唱者ではない。
Aの理由はBであり、Bの理由はCであり、Cの理由はDである。と、永遠に続けていったらどうなるか?
循環論法に陥るか、無限後退に陥るか、何ら説明も根拠づけもない「ドグマ」で終了するか。のどれかを取らなければならない。
論理学的にはこの3つは証明に失敗しており、何の証明にもなっていないことがわかっている。
とすると、実は極めて重大な懸念がある。つまり「この世のものは何も証明できず、何も定義できないのではないか?」というものである。これがミュンヒハウゼンのトリレンマである。
数学や経済学ではドグマ(公理)を決めて、それが正しいという前提で学問を展開していっている。一般的には「ナマの事実」を幾つか提示することでこのトリレンマと妥協するケースが多いようである。
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最終更新:2024/04/25(木) 15:00
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