ミリア・ファリーナとは (ミリアファリーナとは) [単語記事]

ミリア・ファリーナとは、マクロスシリーズに登場する天才マクシミリアン・ジーナスの嫁である。
担当声優は竹田えり。

概要

マクロスを追撃するゼントラーディ軍（劇場版ではメルトランディ軍）の優秀な兵士で、「エースのミリア」の二つ名を持つ美しい女性。過去無敗の撃墜王であったが、稀代の天才マックスに敗北し、なんやかんやで彼の嫁になった。結婚後の名前はミリア・ファリーナ・ジーナス。彼との間に７人の娘（と１人の養女）をもうける。

声優の竹田えりはシンガーソングライターであり、作中でも何度か歌声を披露した。

超時空要塞マクロス（TV版）

ラプラミズ艦隊の一級空士長。過去幾千の戦闘で無敗であることを誇りとし、強い相手を求めていた。

カムジンからマクロスにはスゴ腕が一人いると焚き付けられマクロスを襲撃し、クァドラン・ローでマックスのVF-1Aに挑むも敗北（一度目）。
自分を打ち負かした相手を知るため、マイクローンスパイとしてマクロスに潜入。生活費を稼ぐためゲームをしていたところ、マックスにナンパされ勝負を持ちかけられ、またも敗北を喫する（二度目）。その際自分を負かしたVF-1Aのパイロットがマックスであると知る。
翌日、待ち合わせ場所の公園でマックスに白兵戦を仕掛けるも、やはり敗北（三度目）。屈辱のあまり涙し死を乞うが、どんな思考回路してるかわからんマックスに惚れられ、即結婚となった。なお、この時年齢１５歳_嘘だろ…
この初の星間結婚がゼントラーディに大きな衝撃を与える。
２年後にはマックスとの間に娘コミリアをもうけ、娘を連れて夫婦でVF-1Jバルキリーの翼を並べている。

戦いのみに生きてきたため、マックスとの結婚後は常識の無さが目立つ。ヤカンの水を温めろと言えば火に油を（物理的に）注いでボヤを起こし、コミリアを未沙に抱かせるように言えば我が子を放り投げる。
それゆえマックスは娘の教育だけでなく、嫁の教育も行うこととなった。それなんて光源氏計画

愛・おぼえていますか

劇場版での名前はミリア639。女だけのメルトランディ軍で真紅のクァドラン・ローを駆る。

地球にたどり着いたマクロスに攻撃を仕掛け、一瞬で柿崎を撃墜した後マックスのVF-1Sと戦闘になる。ほぼ互角の戦いを繰り広げるも、ミリアは重傷を負う。横たわる血塗れの巨人を目にし、「美しい…」と呟くやっぱりどんな思考回路してるかわからんマックス。
その後マイクローン装置でマックスは巨人化。ミンメイの歌が響く戦場で、ミリアとマックスは紅と青のクァドラン・ローを駆りボドル基幹艦隊との決戦に挑む。

ちなみに、コンテ段階ではミリアと巨人化したマックスの結婚式が中継されるシーンも存在していた。

マクロスM3

２０１４年から２０２９年まで、マックスとともに反乱鎮圧部隊「ダンシング・スカル」を構成する。巡洋艦アルゲニクスに所属し、正規軍では対処困難な極秘任務をこなす。

２０１８年、とある任務中に新型機バリアブル・グラージと交戦、撃破する。捕虜としたパイロット「モアラミア・ジフォン」は幼年体のゼントラーディであり、戦いしか知らぬ兵士であった。彼女を哀れんだミリアとマックスは彼女を養子とし、「モアラミア・ファリーナ・ジーナス」として幸せに育てることを決意する。

この時期の夫婦仲は微妙であり、マックスが他の女の香水の匂いをさせているとか、女の子からもらったマックスの思い出の品をミリアが勝手に捨てたとか、だいたいマックスの浮気疑惑とそれに腹を立てたミリアの刺々しい態度が原因で喧嘩。そのまま出撃、そして仲直り。どうやらこの夫婦、飛ばないと仲が悪くなるらしい。

マクロス７

マクロス７船団居住艦シティ７の市長を務める。４９歳。七女ミレーヌ・ジーナスは本作のヒロイン。

長い年月で文化に染まり、見事なオバサン教育ママとなった。秘書のマイケルにミレーヌを監視させたり、教え子のガムリンとの見合いを画策するなど、ミレーヌに過度とも言える干渉をする。さらに民間人と軍の立場もあってか艦隊司令を務めるマックスとの仲は離婚の噂が出るほど冷えきっていて、何かとミレーヌの頭を悩ませている。しかし母親としてミレーヌの心情を理解し、愛していることは間違いない。