ミルフィーユ(mille-feuille)とは、菓子の1種である。
フランスで誕生したスイーツ。名前はフランス語で「1000枚の葉」を意味することに由来し、パイが落ち葉に似ていることと、何層にも重ねたパイを焼くと葉っぱが何枚も重なっているように見えるさまを「千枚の葉」と表現したことから命名されたという。
「ミルフイユ」と表記する場合もあるが、発音的にはこちらの呼び方が正しいともいわれている。
(mille(ミル):千、feuille(フイユ):葉、の意。同様にミルクレープも「1000枚のクレープ」を意味する名である。)
ミルフィーユ(mille filles)の場合はフランス語で「1000人の女の子(娘)」を意味する言葉となってしまうので、フランス人の前で「ミルフィーユ」の呼称を用いると失笑を買うかもしれない。
(日本では専ら「ミルフィーユ」の名で定着している為、当記事では生地記事名を「ミルフィーユ」とさせて頂いた。)
様々な製法が存在する菓子で、一般的には3枚のパイ生地(フイユタージュ)を重ね、間にクリーム(カスタードクリーム、生クリーム等)を挟み、表面には粉砂糖を塗す作り方が基本的なものとされる。
或いはクリーム以外にも苺などのフルーツを用いたり、表面にチョコレートをかけたり、真ん中の段のパイ生地をスポンジケーキに置き換える場合などもある。ちなみに初期の頃は、カスタードクリームではなくジャムを用いていた事もあった(こちらも、現代でも使われることがある)。
パイが何層にも重なってできている菓子であるため、普通のケーキなどと一緒にナイフを入れるとクリームが隙間からはみ出してしまい、ミルフィーユ自体も潰れてしまい食べにくい。そのため、フォークから巧みに逃げていくクリームや苺を尻目にもどかしい思いをした経験をお持ちの方も少なくないのではないだろうか。
上手く食べるには、ミルフィーユを横倒しにして、フォークで押さえながらナイフを入れるといい(ノコギリを引くように切るのがコツ)。テーブルマナーとしても認められている作法なので、人が見ていたり正式な場で食べる場合も見た目などを気にする必要は無い。
なお、パイ生地を表面から1枚ずつ剥がして食べるのも食べ方としては構わないが、クリームとパイのバランスが釣り合わない味わいとなってしまう。
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最終更新:2025/04/09(水) 22:00
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