ミーハーとは、流行や話題に敏感に反応し、夢中になる人を意味する語。ただし、ニュアンスとしては「アーリーアダプター」のような肯定的な意味合いはあまりなく、「流行に流されやすい」「かぶれやすい」といった否定的なニュアンスを持っている。
主に昭和期に使われた言葉であり、平成・令和においては『にわか』という言葉に置き換えられつつあるが、死語と言うまでにはなっていない。
ミーハーとは、特に興味もなかったのに、急にテレビやら雑誌やらネットやらで持て囃されていると飛びついて夢中になる人を指す。このニコニコ大百科を普段閲覧する読者諸兄らであれば、同じような場面では『にわか』や『スイーツ(笑)』などと表現することが多かろう。
『にわか』や『スイーツ(笑)』が類義語の時点で当たり前だが、謙遜として使うべきであり、人に向かって使うべき言葉ではない。とはいえ、この言葉が産まれたときにはむしろ人に向かって馬鹿にする意味合いで使われることのほうが多かったようだが。
特に後者の『スイーツ(笑)』とは、意外と共通点がある。ミーハーの語源には諸説あり、ひとつは「みいちゃんはあちゃん」説。昭和初期に多かった「みいちゃん」「はあちゃん」という愛称の女の子が多く、典型的な女性の名前を略して「みいはあ」としたというもの。あるいは芸者さんがそれまで漢字の名前が主流だったのに、「みよ」「はな」などの名前が乗っかると便乗したことからくるという説、他にも人気スイーツのみつまめと、人気銀幕スターの林長二郎の頭文字を合わせたとする説などがある。
つまり、いずれにしても「流行に流されやすい女性」に使われることが多い言葉だったのであり、「甘味をメディアの呼称に安易に乗せられて『スイーツ』とか言っちゃう女性」というところから来ている『スイーツ(笑)』とは語源が似ているのである。違うのは、ミーハーの場合は今では男性にも使われる事が多いという点か。
ミーハーが「ミーファー」に聞こえるからか、対義語として「ソーラー族」という言葉が生まれた。「自分は流行に流されたりはしない、ミーハーよりはまともだ」という自負を込めて使われたようだが、ミーハーとことなり定着しなかったという。
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最終更新:2025/02/09(日) 04:00
最終更新:2025/02/09(日) 03:00
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