ムーンブルクの王女とは、「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」の登場キャラクターである。
CV:横山智佐(CDシアター)、上坂すみれ(ライバルズエース)
ゲームの冒頭でハーゴンの軍団に滅ぼされたムーンブルクの城の王女にあたる。言わずと知れたロトの血筋である。
彼女だけは何故か殺されずに呪いをかけられて主人公一行に助けられることになる。
SFC版では王女の父親(王様)がモンスターから王女を逃がすシーンが挿入されており、その絶望感漂う演出に、当時の小さな子供達にとっては軽いトラウマとなっただろう。ぎょえー。
先述の呪いによって犬にされてしまい、主人公達に助けられるまではさぞかし凄惨な日々を過ごしていたと思われる。
後に主人公が見つけたラーの鏡によって元の姿に戻る。
犬の姿の時に話しかけると哀れな鳴き声をあげ、ムーンペタの街中だけだがそのまま主人公達について来る。
主人公に助けられた後は、その高いアビリティを発揮してパーティの大きな戦力となる(※ただし登場時はレベル1)。
HPは低いがMPが豊富で、参入直後からバギやベホイミなどの強力な呪文が使え、成長すればイオナズンやベホマなど強力な魔法を覚える典型的な魔法使いタイプ。
FC版では後半になるほど敵の呪文耐性が非常に強くなり、攻撃呪文すら無効化されることも多いのだが、SFC版以降ではロトの装備以上の攻撃力を持つ「いかずちのつえ」装備だと殴りもそこそこのダメージを出せる。
また、すばやさのステータスがかなり高いので、SFC版ではほとんどのモンスター相手に高確率で先手を取ってくれる。
とはいえ先手を取って欲しいFC版では乱数の影響が大きすぎるので、敵に先制されてしまうことも多いのだが…。
役割としてはFC版では「回復呪文」もしくは「防御」という2択を迫られることが多くなる。SFC版やFC版の中盤までは「攻撃魔法」もしくは「補助呪文」という2択を迫られることが多くなる。
お姫様ではあるが、作中の身なりはいわゆる旅装束である。
服装は赤もしくは白のローブに赤(紫)のフード。魔法使いタイプらしく杖を持った姿が描かれることが多い。「頭に密着したフード」というやや特徴的な格好は、ローレシアの王子やサマルトリアの王子のゴーグルとも併せて、当時の鳥山明氏が「風の谷のナウシカ」からの影響を受けたためではないか?と言う説もある。
また、作中には「あぶないみずぎ」や「みずのはごろも」といったきわどい雰囲気の装備が登場しており、
当時の少年達はおおいに妄想を膨らませたに違いない。
というか、MSX版において「あぶないみずぎ」を装備した時の一枚絵及び、恥ずかしがる王女の台詞までもが用意されている。
スタッフGJ。
髪はウェーブのロングヘアーで、FC、MSX版では紫色、SFC版では金髪となっている。その後のりマスターなどでは茶系統も存在する。
そのため、その後の公式の参加作品やファンアート等では、紫髪だったり金髪、茶髪だったりまちまちである。
同時に目元も丸派、釣り目派など、各媒体の細かい違いも含めれば暇がない。
でもまぁどちらも凄く可愛いので全く問題無い。(カードでのストレートヘアもいいぞ)
また、犬になっていたと言うヒロインにあるまじき経緯は中々見ないものであり、ネタにされる事がある(性的な意味で)。
ファンアートにおいて犬耳を生やされたり尻尾を生やされたりする事は日常茶飯事である(性的な意味で)。
あとは首輪とか(ry
ローレシアの王子の名前によって、アイリン・あきな・サマンサ・ナナ・プリン・まいこ・マリア・リンダ(50音順)の8種類のうちのどれかに自動的に割り振られるシステムとなっている。公式の名前は小説ではセリア、ゲームブック・CDシアターではナナ、FF&DQいただきストリートではプリンとなっているのでどれが正しいとは言えない。
ドラクエ9でゲストキャラとしてきたときはプリンとなっていた。おそらくゲーム上での公式はこの名前なのだろう。
ちなみに、ローレシアの王子の名前を「まさひこ」にすると必ずムーンブルクの王女の名前が「あきな」になる。(「あきな」の元ネタは堀井さんがファンだった中森明菜で、ドラゴンクエストの開発コードネームを「あきな」にしていた。さらに中森明菜の当時の恋人が近藤真彦。結果的に悪い意味での関連性になってしまったが…)
特殊なコマンドを入力すれば自分の好きな名前に変更することができる→説明ページ
ムーンブルクの王女という事で「ムーン」と名付ける人も多いとか。
Ⅱ本編の数少ないセリフからわかるのは、丁寧な物腰で、いかにもお姫様といった口調だという事である。
とはいうものの、テンプレ通りのただ守られる対象にあるお姫様ではなく、王族として民を率いる力強さも感じられる。
ED直前の主人公との会話から察するに、仲間内ではくだけた口調で気楽に接していたようだ。
また、いただきストリートSPでは「お金稼ぎがうまい人ってステキ。ククールさんとならお付き合いしてもいいかな」というセリフもあり、完全にフラグ立ってる。
いただきストリートに出る頃にはかなりSっ気が強くなっていたとサマルトリアの王子が言ってたけどきっと気のせい。
Ⅱラスボス撃破後の凱旋時に、ムーンブルクの城へと戻り王の魂に話しかけると、何とも物悲しいイベントが待っている。
彼女にとっては不幸の連続となった一連の騒動だったが、勇者として一躍有名になり、国の復興という目的も生まれ忙しい日々を過ごしていたことだろう。
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最終更新:2025/01/17(金) 03:00
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