メクレンブルク=フォアポンメルン州(Land Mecklenburg-Vorpommern)とは、ドイツ連邦共和国を構成する16連邦州のひとつである。ドイツ北東部に位置する。
メクレンブルク=フォアポンメルン州は、ドイツの北東部、バルト海沿岸の「メクレンブルク」(Mecklenburg)地方とポンメルン(Pommern)地方の西側、すなわち「フォアポンメルン」(Vorpommern)とを主たる領域とする州である。かつて東ドイツ(ドイツ民主共和国;DDR)の領域に創設された「新連邦州」のひとつ。ドイツ国内で人口密度が最も薄い州である。特に1990年のドイツ再統一後は深刻な過疎化が進んでいる。
メクレンブルク=フォアポンメルン州は、その南はブランデンブルク州と、南西はニーダーザクセン州と、西はシュレスヴィヒ=ホルシュタイン州と接しているほか、東はポーランドとの国境を成している。州の北にはバルト海(Ostsee)が広がっている。
州の北東にはドイツ最大の島であるリューゲン島(Rügen)をはじめ、ウーゼドム島(Usedom)やヒッデンゼー島(Hiddensee)といった島が連なっており、夏には多くの海水浴客が集まるほか、州西部のメクレンブルク地方には湖が点在し、この「湖水地方」にも観光客がやって来る。日本からの観光客はかなり少ないが、かつてのハンザ同盟の歴史を今に伝える港湾都市などの魅力がある。
なお、"Mecklenburg"の発音は「メークレンブルク」のほうが近い[1]が、日本では「メクレンブルク」と綴られる場合が多い。"Pommern"の発音は今日では「ポマーン」のようにも聞こえるが、少し古い発音に則って「ポンメルン」と綴ることが多い。
人口10万人を超える都市は次のとおりである(2012年現在、人口の多い順に配列)。
州都のシュヴェリーン(Schwerin)は人口約9万人と、ドイツの州都としては最も人口が少ない。バルト海沿岸およびバルト海に注ぐ河川の河口付近に多くの中小都市があり、西から順にヴィスマル(Wismar)、ハイリゲンダム(Heiligendamm)、ヴァルネミュンデ(Warnemünde)、シュトラールズント(Stralsund)、グライフスヴァルト(Greifswald)、ヘーリングスドルフ(Heringsdorf)などが挙げられる。
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最終更新:2024/03/29(金) 17:00
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