メタキーワード

メタキーワードとは、htmlのメタタグの一種である。

概要

Webサイトがより早く、より広く拡散するようになるためにはどうしたらいいだろうか。SNSで拡散するもよし、広告を打ち出すもよし。だが、GoogleやYahoo!、Bingなどの検索で出てこなければ「よくわからないサイト」止まりになってしまうだろう。でも検索には順位があり、検索語に近いと判断されなければ検索結果の下の方に追いやられてしまう。そんな時にメタキーワードを用いる。

ニコニコのタグ機能、Twitterのハッシュタグ機能同様、実はWebサイトにも「コンテンツ自身の内容」や「関連する事柄」をおおまかに表現するワードを登録できる。それがメタキーワードであり、

<meta name="keywords" content="ニコニコ大百科">

といった形でhtml上に記載される。Webサイトを閲覧するときにはメタキーワードは表示されないが、検索エンジンのクローラ(ウェブ上の情報を収集するプログラム)が巡回に訪れた時にメタキーワードを収集し、検索の際の参考情報とすることでそのサイトがメタキーワードの検索にヒットするようになるという仕組みである。

このメタキーワード、検索エンジンが発達していない昔こそ重点的に使われ、メタキーワードに大量の無関係のワードを入れることで検索にヒットしやすくするいわゆる「検索妨害」が横行していたが、最近は検索エンジンやAIの発達によって大手の検索エンジンではメタキーワードを検索順位の設定の目安として利用しないように設定したり、大量のメタキーワードを設定したサイトをスパムと認定してペナルティを課したりするようになるなど敬遠する傾向が強くなってきている。それでもクローラが回収する情報の一つであり、検索妨害になることには変わらないので、適切なメタキーワードの設定を心がけたい。

YouTubeにおける「タグ」

YouTubeにおける「タグ」もこれと同様のものである。YouTubeの動画投稿画面では「タグ」という欄が設置されており、そこに単語を入れると動画ページのhtmlに同じ内容のメタキーワードが埋め込まれる。視聴者からは見えないが、YouTubeのサジェストにはこのタグを参照した結果も反映されている。

こう書くと、YouTubeのタグが他者から変更できないことを踏まえて「ニコニコのタグロックと同様検索妨害として使えるのでは?」という疑問がわいてくるが、YouTubeは

コンテンツを投稿する場合

下記の説明のいずれかに該当するコンテンツは、YouTube に投稿しないでください。…

• 誤解を招くメタデータやサムネイル: タイトル、サムネイル、説明、タグを使用して、コンテンツが別のものであるかのように見せかける。

(出典:スパム、欺瞞行為、詐欺に関するポリシー - YouTube ヘルプ)

として無関係なメタデータの設定を禁じているので、よいこのみんなは検索妨害にならないよう適切な宣伝に役立つタグを設定してほしい。

関連動画

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関連静画

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関連項目

• html
• SEO
• 検索妨害