メッサー・イーレフェルトとは (メッサーイーレフェルトとは) [単語記事]

メッサー・イーレフェルトとは、TVアニメ「マクロスΔ」の登場キャラクターである。CV:内山昂輝

概要

21歳、190㎝を超える体格とモヒカンが特徴。

Δ 小隊に所属するパイロットで、死神のエンブレムをあしらったVF-31Fに搭乗する。コールサインはデルタ2。

パイロットとしての技量は作中トップクラスで、空中騎士団のエースである「白騎士」キース・エアロ・ウィンダミアと互角に渡り合う。デルタ小隊内での戦技指導も行っている。

性格はストイックで、自由を愛するハヤテとはソリが合わず厳しく対応している。

作中ではワルキューレのリーダーであるカナメ・バッカニアを意識した行動(戦闘中にカナメの窮地を救う、ブレスレット型の音楽プレーヤーに「AX IA」というカナメの曲を入れて身に着ける)が見受けられるが、これには彼の過去が関係している。

2年前、ある惑星でヴァールシンドロームによる暴動に巻き込まれた際、自身もヴァール発症寸前に陥るも、カナメ率いるワルキューレの歌声のおかげで発症を免れる。以降カナメに多大な恩義を感じた彼は、Δ 小隊に所属しワルキューレを護るために飛ぶ事になる。(アラドとはこの時知り合い、入隊時に口添えしてもらっていた。)

ヴァールの後遺症に悩まされる中、惑星ラグナでの戦闘中についにヴァールを発症。ワルキューレの歌とカナメの声で正気を取り戻すものの、これ以上の戦闘は不可能だと判断しΔ 小隊からの除隊を決意する。ハヤテ達の気遣いでカナメにこれまでの感謝を告げた翌日、乗機と共に転属先へ向かうが…。

ウィンダミアの猛攻に苦戦するΔ 小隊とワルキューレを救うため戦場に駆け付けたメッサー。ヴァール化を気力で制御し、キースとこれまでにない人知を超えた美しいドッグファイトを見せるものの、紙一重の差で上回られてしまい、コックピットへの直撃弾を受けて撃墜されてしまう。

惑星ラグナに帰ってきたのはVF-31Fとメッサーの遺体だった。ラグナの死者を送る風習である「クラゲ送り」の最中、生前語られる事のなかったメッサーの思いが明かされる。誰よりもΔ 小隊の事を考えていたメッサーは、もし暴走した時に情が邪魔して撃墜出来ないという事がないためにあえて突き放した態度を取っていた。その一方で、演習の際は自らの飛行中にもΔ 小隊各メンバーの動向に細部まで目を光らせ、評価すべき点・改善すべき点を子細に記録したデータを遺し、Δ 小隊のコーチ役としての責務を完璧なまでに全うしていたのだった。