メットガラ(Met Gala)とは、ニューヨークにあるメトロポリタン美術館の資金集めのためのイベントである。
別名「ファッション業界のレッドカーペット」。
毎年5月の第1月曜日に開催されるが、近年は8月・9月開催も多い。
メットガラという名称は、メトロポリタン美術館の頭文字(Metropolitan Museum of Art)と「祭典(Gala)」を合わせたもの。正式名称は「Costume Institute Gala」。
ここに招待されるのは、セレブである証。招待するかどうかの判断は、主催のアナ・ウィンター(ファッション誌『ヴォーグ』編集長)が委員長を務める委員会が決めている。
元は服飾研究部門の資金を集めるごく平凡な慈善イベントだったが、1995年にアナ・ウインターがメットガラの主催者になってからはその性質が大きく変わる。アナは、映画「プラダを着た悪魔」でメリル・ストリープが演じた編集長のモデルであり、ファッションに厳しいことで有名。
なおいきなり方向転換した訳ではなく、1972年、ダイアナ・フリーランド(元『ヴォーグ』編集長)が服飾研究部門のコンサルタントに就任したのをきっかけとし、より華やかなイベントへの一歩を踏み出していた。
毎年、メットガラには様々なテーマが設けられ、招待客はそれに基づいた服をまとって参加しなければいけない。
例えば2017年のテーマは、「鏡越しに見た中国」、2018年は「カトリック」。様々なゲストが趣向を凝らした、派手で奇抜で豪奢な衣装を着こなして登場する様子は、それだけでお祭りの様相を呈する。
メットガラの本来の目的は、あくまで服飾研究部門の資金集めである。故に方向転換以後は、参加するための費用が飛躍的にアップした。
招待客が払うチケット代は、1枚3万ドル(2017年時点)もする文字通りのプラチナチケットであり、セレブである証となるのなら安いのかもしれない。
ちなみに2016年に集まった収益金は1350万ドル。さすがアナ・ウインターというべきだろう。
そんなメットガラだが、一般人でも楽しむ方法はある。それは、映画鑑賞だ。
2015年のメットガラの様子を負ったドキュメンタリー映画「メットガラ ドレスをまとった美術館」である。こちらを見ればあなたもひと時、セレブ気分を味わえるかもしれない。
また近年はSNSの発展に伴い、ファッション系情報サイトなどが写真やストリーミング映像を配信しており、より気軽に内容を追いかける事が出来る。
2021年は新型コロナウィルス感染症の拡大にともない、参加者はワクチンを2回摂取している事が必須となった。
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最終更新:2024/04/20(土) 04:00
最終更新:2024/04/20(土) 04:00
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