メテオ・ブラック・ドラゴンとは、1999年に公開された劇場版アニメ「遊☆戯☆王」に登場するカードである。
「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」の放送以前、東映アニメーションによって製作されたアニメ「遊☆戯☆王」の劇場版にて登場。作中オリジナルの登場人物、青山翔吾が所有する「真紅眼の黒竜」と、「メテオドラゴン」の融合体。
いじめられっ子の翔吾は決闘でもいつも負けてばかりで戦う勇気を失っていた。
だが、ある日翔吾は伝説のレアカード「真紅眼の黒竜」を手に入れる。それは「青眼の白龍」と並ぶレアカードであり、戦う勇気を示すものにだけ可能性を示すとされるものである。だが、翔吾は負けて元のように弱いといわれいじめられることが恐く、戦う勇気を出せなかった。
一方、海馬はレアカードを狙い強制参加、アンティルールでの大会を開催する。
迎えた遊戯と海馬のデュエル。
「邪悪なる鎖」によって繋がれた「青眼の白龍3体連結」の圧倒的な力を前に、防戦一方の遊戯。その中、城之内によってデッキに入れられたこのカードをドローする遊戯だったが、戦う勇気の無い翔吾を前に、このカードを使用しなかった。
「UNGUARD・MAGIC」(攻撃に制限のかかるフィールド全体版「『守備』封じ」)を使用し遊戯を窮地に追い詰める海馬。それでも遊戯はあきらめなかった。
遊戯「デュエリストの強さは勝利の可能性を信じて、最後まで戦い続ける勇気があるかどうかで決まる」
城之内「強さはあこがれているだけじゃ手に入らねえ、自分でつかむもんだ」
二人の言葉によって戦う勇気を取り戻した翔吾、そして遊戯はレッドアイズの可能性、「融合」を発動。「メテオドラゴン」と融合することによって「メテオ・ブラック・ドラゴン」を召喚。デュエリスト、翔吾の勇気によって「青眼の白龍3体連結」を打ち破った。
過去にバンダイから販売されていた(現在のコナミによるものとは違う)遊戯王カードのひとつとして登場。コナミによる遊戯王OCGとはカードのフォーマットが異なるが、ステータスは以下の通り。
現在のOCGのプレイヤーだと違和感を持つだろうステータスだが、「竜族」は現在の「ドラゴン族」のことである。今で言うフレイバー・テキストにあたるものが種族の横に書かれており、左下のテキストにはルール説明がかかれている。とくに効果の無いモンスターの場合、左下にはゲーム全体のルール説明が書かれており、このカードは融合に関するルールの説明が書かれているため「~特別ルール~」と記されている。また、属性も存在しなかった。
メーカーもフォーマットも違うので、当然現在の遊戯王OCGで使用することはできない。
コナミが製作、販売する遊戯王OCGでも登場。東映版初出のモンスターがOCG化されるのは非常にまれである。
「『遊戯王デュエルモンスターズⅡ 闇界決闘記』決闘者伝説in TOKYO DOME」の大会入賞者用のプロモカードとして登場し、後に「PREMIUM PACK 3」(2000年8月10日発売)でレプリカ仕様として一般販売された。
テキストは以下の通りである。
融合モンスター 星8/炎属性/ドラゴン族/攻3500/守2000 「真紅眼の黒竜」+「メテオ・ドラゴン」※遊戯王カードWiki より
基本的に、ステータスに変化は無い。「メテオドラゴン」は遊戯王OCGでは「メテオ・ドラゴン」と名前が変わっているので、このテキストでもそうなっている。
同じ「真紅眼の黒竜」を融合素材とする「ブラック・デーモンズ・ドラゴン」と比べた場合、こちらのほうが攻撃力が高い。そのため、「沼地の魔神王」などの融合素材代用モンスターと「真紅眼の黒竜」を融合する場合は、こちらを優先できる。
しかし、「ブラック・デーモンズ・ドラゴン」の場合、素材の「デーモンの召喚」を含めて、闇属性で統一できるのが強み。素材の使いやすさでも、単体で見れば向こうの「デーモンの召喚」のほうが高い。
「悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン」の場合、このカードや「ブラック・デーモンズ・ドラゴン」に比べて、効果持ちと言う大きな利点があるが、素材指定がカテゴリである都合上、「融合徴兵」や融合素材代用モンスターを使えない欠点があるため、十分差別化可能。
融合素材は両方ともレベル5以上の通常モンスターであるため、「召喚師のスキル」のサーチ手段には恵まれている。「真紅眼融合」を使えばデッキから融合することも可能。「真紅眼融合」で融合召喚できるモンスターの中では最大の攻撃力を持つため、「真紅眼の黒竜」扱いとなったこのカードで「黒炎弾」を打てば大ダメージが期待できる。
ただし、デッキ融合の場合は融合素材代用モンスターが使えないことに注意が必要。
融合素材はどちらも単体では使いにくいが、「真紅眼の黒竜」はサポートに恵まれているので、専用デッキならば十分利用できる。比べてサポートの少ない「メテオ・ドラゴン」の場合は、融合素材代用モンスターで済ましてしまう手もある。ただし、「真紅眼融合」でデッキ融合を狙う場合は融合素材代用モンスターに頼ることはできない。
「デーモンの召喚」などの悪魔族モンスターと違い、「メテオ・ドラゴン」はドラゴン族サポートを併用できる利点がある。「竜の霊廟」などの存在から、下手な融合素材代用モンスターよりも墓地へ送りやすいため、1枚程度なら投入しても問題はないかもしれない。一時期は「竜の霊廟」が制限カードだったため、このカードを主体とした運用は難しかったが、現在(2016年4月以降)は無制限なので問題なく活用できる。
このカード自身は炎属性の上、「メテオ・ドラゴン」は地属性と属性がばらばらなので、「終末の騎士」、「融合呪印生物-闇」などを積極的に利用して闇属性に特化するならば「ブラック・デーモンズ・ドラゴン」を優先したほうがよい。一方で、属性にあまりこだわらないならば、レッドアイズ素材のモンスターの中で最高の攻撃力を存分に生かせる。
エクストラデッキに余裕があるならば両方採用するのもありだろう。
インフェルノイドであれば、効果を持たない炎属性の融合モンスターとして採用を検討できる。打点だけであれば、「インフェルノイド・ティエラ」をも上回り、「火霊術-「紅」」による引導火力としても活用できる。
現在流通しているカードはReplicaであり、Replicaではない本物は大会で配布された4枚しか存在しない。ただし、Replica版も問題なく大会などで使用可能。
PP3以降、長い間絶版であったが、「トーナメントパック2007 Vol.4」で再録された。
その後長らく絶版だったが、2011年にリニューアルされて発売された「BEGINNER'S EDITION 1」で久々に再録された。レアリティはシークレットレア。
2016年には、このカードのリメイク版ともいえる融合モンスター「流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン」が登場している。ただし属性は炎ではなく闇。
元が東映アニメーション製作の劇場版のオリジナルモンスターだったこともあり、「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」以降の作品での登場など考えてもいなかった人が多かっただろうが、「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」でまさかの再登場を果たす。
第4期、ミスターTと十代のデュエル(2回目)でミスターTが使用した。
「ダーク・アーキタイプ」の効果で特殊召喚された「メテオ・ドラゴン」と「沼地の魔神王」を融合素材として融合召喚され、高い攻撃力で「E・HERO マッドボールマン」を戦闘破壊。さらに次のミスターTのターンにダイレクトアタックで勝負を決めようとするが、「ヒーロー見参」によって特殊召喚され、「魂の結束-ソウル・ユニオン」によって攻撃力が4400まで上昇した「E・HERO ネオス」によって返り討ちにされ戦闘破壊された。
その後の十代のターンにはダイレクトアタックされ、ミスターTは敗北している。
攻撃名は「バーニング・ダーク・メテオ」。東映版とは異なる攻撃名。
東映版では青山翔吾の戦う勇気の象徴であった「メテオ・ブラック・ドラゴン」が敵側のキャラクターによって使用されることになるとは誰も想像していなかっただろう。
アニメで融合素材を代用するモンスターの効果が使用されたのはこれが初であり、現在も唯一である。恐らく、「真紅眼の黒竜」が作中で天上院吹雪の使用カードであり、その後のストーリーでも重要なカードとして登場するためだろう。
掲示板
34 ななしのよっしん
2020/04/13(月) 00:10:21 ID: iezP0CrqJt
天威で出してもいいかな
35 ななしのよっしん
2021/09/12(日) 20:28:30 ID: UhFtw7Qyl1
真DMのジョーノ2戦目での入手確率は0.4%程度らしいけど久々にやってみたら150勝ほどで3枚集まった。
入手率1%の草原神官兵は倍以上やっても1枚も手に入らなかったというのに
36 ななしのよっしん
2023/10/17(火) 22:43:22 ID: upPZ7Ol9nr
ラッシュデュエルについてだれか書いてくれ〜
(非プレ民並感)
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/18(木) 01:00
最終更新:2024/04/18(木) 01:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。