北海道標津町にある篠田興業という会社がとある失敗を元に開発した技術。
1985年のある日のこと、工事中に舗装したての道路の上を誤って土木機械で走ってしまい、キャタピラの跡がついてしまった。直すのにも時間がかかるため、ひとまず完成させ様子を見ていると、車が通るたびに「ブーン」という音が鳴るようになった。さらに観察してみると通過するスピードによって音の高さが変わることも発見。その道路は最終的にしっかりと舗装しなおしたそうだが、この経験から「通過時にメロディーが流れる道路をつくれるのではないか」の考えるようになった。しかし、当時は他の事業に専念していたためこのアイデアは日の目を見ることはなかった。
事態が一変するのはバブルが崩壊したころ。他にもれず売り上げが減少していた会社は、起死回生の一手として長年温めていた「メロディーが流れる道路」を研究、開発することになる。2004年に商標登録、2005年には実用化にこぎつけた。
設置した自治体は地域振興のためという理由も多いが、法定速度で走らないと綺麗にメロディーが流れないという特性上、交通安全にも一役買っているという。
仕組みとしては道路に溝を掘り、そこの角にタイヤが擦れることによって音が鳴る。
溝の凸部分を調整すると音程が変わり、凹部分を調整すると音量が変わる。
また溝の掘り方によっては人の声に聞こえるようにもできるらしく、北海道標津町に実装されている。
道路の真ん中で掘り方を変えると右タイヤと左タイヤで別々のメロディーを奏でられる。これは太鼓が笛の先導をする神楽独特のメロディーを再現するために開発された技術だそう。
掲示板
1 ななしのよっしん
2024/12/23(月) 17:12:35 ID: YE/rYyxrbY
これって日本発祥なのか
失敗からできた技術だとは知らなんだ
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最終更新:2025/12/10(水) 03:00
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