メ・ギイガ・ギとは、仮面ライダークウガに登場する怪人の1体である。警察からは未確認生命体21号と呼称される。ギイガ本人は「白銀の殺戮者」と名乗っていた。人間態を演じたのは白井雅士。
人間態では白い三角帽子を被っており、湿っぽい足音を立てる。最大の武器は口から放つ爆発性の墨。この墨をリントに付着・爆発させて殺害する。この威力はリントを即死させるだけでなく、クウガ マイティフォームの装甲を変形させるほど高い。なお、墨が爆発した後には緑色の灰が残留する。その一方で防御面でも優れており、柔軟な体で攻撃を吸収し無効化するため、マイティフォームの打撃では全くダメージにならなかった。攻防ともにバラスの取れたグロンギと言える。
しかしこの墨は生成する際に体内で285度という超高温の蒸気が発生、その蒸気を体外へ出すため腹部から排出を行うのだがその腹部は内臓に直結しておりギイガの弱点となっている。また墨を使いすぎると体が高温となり、冷却のために川や海へ飛び込む。つまり長時間の戦闘ができない。この特徴を把握しているギイガは必ず水辺で活動する。
ゲゲルの番が回ってきた事でラ・バルバ・デに召集されるが、遅刻したせいでバルバから「遅いぞ」と叱責される。だが気にする様子はなく、グゼパを受け取ってゲゲルに挑んだ。
獲物を求めて川の中を泳ぐギイガ。台東区内で通信簿を見せ合う女子高生2人を発見し、上陸。彼女らに「殺したくなるような顔をしている」と言い放ち、逃げる2人に墨を浴びせて爆死させる。そして偶然現場に居合わせた2人の釣り人も殺害する。朝っぱらから女子高生殺害とか何やってんだ。
続いて港区内でも殺人を行い、スコアを加算した。駆けつけた警察が調査を開始し、犠牲者全員に謎の灰が付着している事が判明した。その後、荒川区南千住の工場に出現。トラックから荷を降ろしている工員たちを標的にし墨を発射しようとするも、すんでのところでクウガが介入して戦闘になる。クウガとギイガの戦いはニュース速報で流れ、近隣住民に避難勧告が出ている。クウガから激しい殴打を受けるが、柔軟な体で無効化。逆に墨で反撃して手傷を負わせ、五代雄介に「何て奴だ!」と言わしめた。その後もギイガは墨を発射してクウガを痛めつけ、後一歩のところまで追い詰める。しかしトドメを刺す直前で体が高温になってしまい、腹部から排熱。これ以上攻撃できない事を悟ったギイガは「命拾いしたな」と呟き、海中へ飛び込んだ。戦闘後、雄介はギイガの事を「強かった」と評している。
警察犬のミカド号がズ・ザイン・ダの匂いを嗅ぎ分けた事で、グロンギのアジトを特定。警官隊による急襲を受け、ラ・バルバ・デたちは足早にアジトから脱出していった。その様子を遠巻きにギイガが観察しており、「嗅ぎつけたか、リント」と満足げに呟いていた。そして再びゲゲルを再開し、隅田川に沿って殺人を繰り返す。新たなアジトへ一旦戻った時に、先のアジト放棄でドドゾを失った事を告げられるが「俺には関係ない」「もうこれだけ殺した」と得意げにグゼパを掲げた。
ところが謎の灰を調べていた科警研の榎田ひかりによって、爆発性墨を生成する際に250℃の高温に達する事が判明。定期的に冷やさないとホメオスタシス(体内環境を一定に保ち続けようとする機能)が維持できない…つまり水辺の近くでしか活動できない弱点を暴かれてしまう。また腹部にある排熱用の穴が内臓に直結していて、他の部位より弱いという点も看破されてしまっている。
そうとも知らずに、ギイガは江東区有明に出現。警官隊が出動して包囲するが、墨による攻撃で散々に打ちのめし、退散させている。パトカーが炎上しており、描写こそ無いがかなり被害が出ているものと思われる。
「ピゲラ パサズビ ギブグギギ!(逃げ回らずに死ぬがいい)」
警官隊を退けた直後にクウガが再び出現。今度はタイタンフォームを会得しており、タイタンに変身する。ギイガは自慢の墨を連射してタイタンを攻撃するが、全く通用しない。動揺を隠し切れないギイガは距離を取るのも忘れて墨を撃ち続けたが、タイタンの歩みを止められないどころか傷一つ付けられない。
「バゼ!?(何故)」
ギイガの目の前に立ったタイタンは満を持してソードを構え、ギイガの弱点である腹部にカラミティタイタンをぶち込む。苦悶の悲鳴を上げながら、封印エネルギーがバックルに達してギイガは爆発。タイタンフォームのデビューを飾る敵役として、その命を散らした。
余談だがギイガの体には常に光を反射した水面のような模様が演出されていた。
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最終更新:2025/04/14(月) 01:00
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