「モスコミュール」とは以下を表す語である。
モスコミュール(モスコーミュール)とは、カクテルの1種である。
ウォッカベースのカクテルで、最もメジャーなカクテルの1つ。氷を入れたタンブラーにウォッカを入れ、適量のジンジャーエールで割り、ライムのジュース(絞り汁)を加えて作るカクテル。あとはライムのスライスを飾って完成。
食前食後を問わずに飲めるオールデイカクテルでもあるため、人気も高い。
ちなみにライム(スライス用、ジュース用どちらでも)の代わりに、レモンを使ってもいい。
名前の「モスコー・ミュール(Moscow Mule)」 とは『モスクワのラバ』という意味で、「ラバの後ろ足で蹴られたように」強力に効いてくる事から由来。
とはいってもジンジャーエールを用いている事もありアルコールは弱めで口当たりも甘めなメニューとして知られるだろうが、本来はジンジャービアを用いるメニューであり、日本ではジンジャービアが入手しにくいために代用としてジンジャーエールを使ったメニューが広まったとされている。そのためジンジャービアを使った本来のモスコミュールは『ドライモスコミュール』とも呼ばれ、こちらの本場はモスコミュールと異なりアルコール度数が高く、味わいも甘くない。
(店によっては、生姜を漬けたウォッカを用いるなどして本場の味を再現しようと試みている店もあるらしい。)
このカクテルのルーツは、かつて1940年代にアメリカのハリウッドのバーテンダー「ジャック・モーガン」が考案したものとされている。
これはビムスを使ったカクテルを作るためにジンジャービアを大量に仕入れたが、売れ行きが芳しくなく結果としてジンジャービアだけが残ってしまったため、ジンジャービアを在庫処分するためにウォッカベースのカクテルを開発したものとされる。
またこのカクテルは銅製のマグカップに入れて提供されるものとされるが(日本でも本格的なバーや飲み屋では、グラスではなくマグカップで提供される事もある)、これはモスコミュールのジャック・モーガンの友人の女性が勤め先で在庫処分に困っていた銅のマグカップを使うよう勧めたのがきっかけと言われている。事実、熱伝導がいい材質なので普通のタンブラと違って長い時間が経過しても冷えたまま飲める。
ちなみにライム(レモン)果汁や炭酸飲料を用いたメニューではあるが、名前に「クーラー」が付かないのも特徴の1つ。ボストンクーラーなどのようにクーラーの1種ではあるが。なお、ウォッカを抜いたノンアルコール版には「サラトガ・クーラー」の名称が付けられている。
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最終更新:2026/08/16(日) 21:00
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