モデルチェンジ

モデルチェンジとは、自動車などにおける人為的な世代交代である。

概要

「計画的陳腐化」とも呼ばれ、新たなデザインや機能、最新技術を採用し旧来の製品を意図的に時代遅れ、（相対的に）低機能化させることで消費者に買い替えを促す手法。

自動車においてはマイナーモデルチェンジ（マイナーチェンジ）、フルモデルチェンジと二段階にモデルチェンジが行われるのが一般的で、マイナーチェンジでは内外装のデザインの小変更（フェイスリフト）や付加機能の追加・フルモデルチェンジをした際の問題点のブラッシュアップ、フルモデルチェンジではデザインの大幅な刷新や最新技術の投入が大々的に行われる事が多い。俗にフルモデルチェンジ～マイナーチェンジまでのモデルは前期型、マイナーチェンジ以降のモデルは後期型と呼ばれる。マイナーチェンジが2回行われた場合は中期が加わり、それ以上では1期・2期～と数字で区別される。
ただし、不人気車種などではイメージを一新するためにフルモデルチェンジ並みの変更がマイナーチェンジで行われることがあり、ビッグマイナーチェンジという矛盾した呼称が用いられる場合もある。
「フル」モデルチェンジとは言うものの、シャシーやエンジンといった基幹部分の新開発には莫大なコストがかかるため、モデルチェンジのたびに文字通り全コンポーネントを一新する車種は少なく、基幹部分は2～3代にわたってキャリーオーバーされる（もちろんだが細部の改良や変更は随時加えられる）のが一般的である。

基本的に車種名が引き継がれるものがモデルチェンジであり、事実上の後継機であっても名前が変わった場合は通常モデルチェンジとは言われないことが多い。

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