モルドガット

モルドガットとは、「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」に登場するボスキャラクターである。
別名「千年甲殻蟲」。断じて千年降格虫ではない。

スカイウォードソードどころか、ゼルダの伝説シリーズ全体でも屈指の超小物ボスとして有名。

概要

ラネール錬石場の奥に巣を構える巨大なサソリ。
錬石場の中にうようよと繁殖している小さなサソリ「プチガット」が、1000年の時を経て成長した姿。
攻撃手段は2本のハサミによる挟みつけと毒針攻撃。
追い込まれると大ダメージの突進攻撃も使ってくるのだが、大体あっという間に死ぬので見たことがない人も多いのでは。

その小物ぶり

以下容赦なくネタバレしているので注意。

強さ

• まず一にも二にも、信じられないほど弱い。
  弱点見え見えで襲ってくるハサミは動きも遅く、ゆっくり切って行けば簡単に破壊できる。
  また耐久力も非常に脆く、「あれ、もう終わり!?」と大半の人が拍子抜けすること請け合いである。
• ハサミ攻撃は何気に盾アタックのタイミングが取りづらく、盾の操作に慣れた中級者は意外に苦戦したりする。
  しかし言い換えれば、こいつは盾を使った熟練のプレイより、リモコン適当にぶん回す初心者プレイの方が遙かに楽に勝てるということである。
• 本気を出した第2形態には、「壁に追い込んで突き連打」というハメ技の必勝法が存在する。
  「突きが弱点に当たる→壁に跳ね返ってきてまた当たる」を繰り返すため、上手くいけば数秒で殺れる。
  一応第2形態の倒し方の常道は「砂に隠れた敵を魔法のツボで見つける」なのだが、そんなことしなくても余裕で倒せる。

シナリオ上の扱い

• 本作のボスは、宿敵であるギラヒム本人、またはギラヒムが生み出した魔物がほとんどを占めるが、
  モルドガットはギラヒムと何の関係もない。リンクの進んだ先にたまたま住んでいただけである。
  本作でギラヒムが絡まないボスには他にダイダゴスがいるが、こちらは「太古から甦った怪物」という箔があり、
  モルドガットの「単なる野生生物」感は際立っている。
• 中盤の小ダンジョン「造船所」で、こともあろうに中ボスとして再登場する。
  ゼルダシリーズにおいてダンジョンボスが後に中ボスとして出てくるのは、
  そもそもゲームジャンルが違う「リンクの冒険」以来で、ほぼ前代未聞。「千年降格虫」の異名の由来でもある。
• しかもこのダンジョンは「何かあると思って潜入したが何もなかったぜ！」という場所で、
  モルドガットを倒しても特に何もない。こちらとしても骨折り損だが、
  いきなり巣に飛び込んできた緑の男に大した目的もなくなます切りにされたモルドガットさんが可哀想過ぎる。

その他

• 地味に名前を覚えづらく、しょっちゅうモルガドットと誤記される。
• モルドガット戦のBGMは、本作の中でもかっこいい曲として人気が高い。
  だが、同じBGMで戦うダ・イルオーマが、デザインも強さも攻略法も本作屈指の人気を誇る良ボスなため、
  このBGMは「ダ・イルオーマのテーマ」と認識されることが多い。
• ぶっちゃけ、巣に時空石投げ込んだらプチガットに戻って更に楽勝なんじゃね？

関連動画

回復なしのボスラッシュを行なうミニゲーム・荒修行では、モルドガットさんは癒しとしてみんなをほっとさせる。
だが言いかえれば、モルドガットさんにダメージを食らうようでは荒修行制覇は遠い。

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関連項目

• ゼルダの伝説 スカイウォードソード
• ゼルダの伝説関連項目一覧
• モルド・ゲイラ
• 小物