モロリズムとは、「モロリと見えるエロティシズム」の略語であり、チラリズムとは対極をなす言葉である。
モロリズムのポイントは「完全に見えてる」「見せるつもり満々」「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」ということである。また、男女の差はない。
モロリズムと呼ばれる物の中にはその演出と構造によっていくつかの分類があり、それぞれ異なる位置付けと認識がされている。
チラリズムに最も隣接する関係にあるモロリズムであり、同一の要素を持ちながら似て非なる存在でもある。チラリズムにおいてパンツや胸などが何らかの状況にてチラッと見える所がより明らかに、モロに見えるという場面を指している。この場合、隠されている物が明らかにされる構図やその非故意性、貴重性は同様であり、主にそこに至るまでの展開や演出において差異が発生する事が多い。
特定の場面や状況においてモロに見えていると言うのが妥当・当然の状況や、場面単位で扱われるモロリズムである。着替えや入浴シーン等のお色気シーンや性的関係の諸表現など、そのシチュエーション自体が嗜好の対象となる場面において効果を発揮する。"見えない…"から"見えた!"へ変わる一瞬を捉えるチラリズムに対して"見えてる!"という事実を正面から提供する対の存在としてお互いの存在を引き立て合う関係にあると言える。
完全に恒常的な物としてモロに見えている状態が続いている種類のモロリズム。いわば「見えて当然」「見えてることが普通」の状態であり、見せパン・ブラなどの衣服や下着・裸同然のエロ衣装、さらには裸族などの隠すつもりが全く無い・感じられない場合を指すモロリズムと言える。この場合は上記二種類に比べて「慣れ」が発生しやすいため、貴重性・ありがたみという点は重視されることは少なくなる。
曝け出される物によって以下のように分類される場合がある。その場合、そのものを二文字に縮め、最後にモロをつけて「○○モロ」と呼ばれることが多い。
ほかにも様々な部位・対象物により、様々な呼ばれ方がある。
モロリズム(チラリズム)に関する考察として「同程度の露出でもなぜ水着はよくて下着はだめなのか?」という題目が木山春生より提唱されている。基本的に水着は見せること前提(モロリズム)であるために、それを見て情欲を抱く男性が少ないのに対して下着は見せることが前提でない(チラリズム)であるために情欲を抱く男性が異性に限らず多いとされている。
ではなぜそうなるのか?
そもそも水着は基本的に泳ぐためのものである。故に上に何かと羽織ることはあるが泳ぐ際には露出せざるを得ない。つまり、必ず人目にさらけ出される事前提であるならば、人は敢えて努力して見ようとはしないものである。それは下着に対しても同様である。例えばランジェリーショップは異性の目に触れる場所に下着が並べられているが、それに情欲を浮かべる男性は少数だろう。その下着が人の手にわたり、スカートの下に履いた時点でそれを見ることは意図的なものか幸運がない限り見れなくなる。つまりそれを拝むためには努力が必要になる。
人はわからないものがあると確かめたくなる生き物である。それが科学と文明を発展させてきた。
スカートの下にある何かが知りたい。何色なのか気になる。そういう情動のバネのような物が溜まりに溜まり、それがさらけ出されたとき人はチラリズムを感じるのである。故にそれが見えない時間は長ければ長いほどばねは溜まりやすい。
水着でも、普段から肌をさらさない異性の肌を見たいと思うなら、情欲のバネは溜まりうる。しかしいざ水着になっても下着と違いあまりありがたみを感じないのは、あまりにも見える面積が広いからであろう。故に見える面積が少ないパンチラはありがたみが大きい。
相手のリアクション(態度)も重要である。この相手の態度があまりにも無反応な場合、堂々としていた場合。それは相手がそれを当たり前だと思っているということに他ならない。当たり前であるということは、それを改善する努力をしない。つまり再可視率が非常に高いということである。逆に相手が恥じらいを見せるということは、それを悔いている証である。故に相手は次からは絶対に見せるまいと努力する。そうすると再可視率は下がるためにその一瞬に高い価値がつきやすい。
なので見せブラやワカメ見せパンがエロくないのは、簡単に見えるために敢えて努力する必要がないし、いつも見れるし、ぜんぜん気にしてないし、モロに見えていて情欲のバネが溜りづらいから、であると推測される。
以上の仮説から、モロリズム/チラリズムに関するありがたみの大きさを示す方程式は、(見えない)猶予時間【単位秒】、(見ようとする際に必要とされる仕事量あるいは情熱の総熱量)努力【単位ジュール(ニュートン×メートル=キログラム×平方メートル/秒2)】、(見えた)可視面積【単位平方メートル】、(見る対象の)態度あるいは再視可能指数(1~0 、恥じらいがあり再び見られる可能性が小さいほど低い)を用いて以下のように表すことができる。
ありがたみ【kg/s】= | 猶予時間【s】×努力【J】 |
可視面積【m2】×態度 |
単位上、ありがたみ【キログラム毎秒】は質量流量(単位時間に平面を通過する物質の質量)と等価である。つまりありがたみとは、多幸感を質量のある粒子として捉えた場合の、単位時間に身体を突き抜けていく眼福の質量を表すと考えることもできるため、専門的には眼福質量流量と呼ばれている。そして、これに(見えた)可視時間【単位秒】を掛け合わせることで、身体を突き抜けた眼福の総質量を求める事ができる。式にすると、
総眼福質量【kg】=ありがたみ(眼福質量流量)【kg/s】×可視時間【s】
アインシュタインの一般相対性理論が示唆する通り、眼福質量は生命エネルギー(生きる活力)と全く等価である。
チラリズムの場合は、猶予時間、努力の値が高く、可視面積、態度の値が小さいためにありがたみは大きい。これは「春風のいたずら」などの不意のチラリズム、いわゆる「ラッキースケベ」の場合でも同様である。しかしモロリズムは逆に、猶予時間、努力の値が低く、可視面積はやたらと広いし、態度は悪いしでありがたみは全くない。
つまり下着でも、それが当たり前であるかのように歩けば、猶予時間は短く、態度がでかく、可視面積の値は大きいのだからありがたみは全くない(なので脱いでもいいだろう?)というのが木山の反論であるが、ここで一般常識として下着を当たり前のように見せている女性はいったい何人いるのかと考えてみると話は違ってくる。
すべての女性がひとつの大きな女性であると仮定してみる。ほとんどの女性は公衆の面前では服を着る。故にその大きい女性も服を着ているはずである。公衆の面前で下着だけになることがある女性はごく僅かである。それは相対的に面積が小さいことを示す。
そしてすべての男性も同じく大きな男性になったと仮定する。ほとんどの男性は公衆の面前に限らなくても、外で下着姿の女性を見ることは稀である。家の中で見ることはああってもそれは家族などに限られて、下着を着たいろいろな女性を毎日のようにみている男性は下着会社の社員でもない限りいない。そしてほとんどの男性は下着を見る努力を怠らない。故に大きな男性は下着姿の女性を見れない時間は長く、そして見る努力をしようとする。しかし大きな男性がそれを見ることは難しいだろう。なぜなら、大きな男性は男性全体で、街中を下着姿で歩いている女性を見れるのはそのときそこにいた男性だけだからである。5000万人の男性のうち5000人がそれを10秒くらいみたならば、割合にしたら大きな男性は0.001秒間下着姿になった大きな女性を見たということになる。こんなの一時停止しても無理だ。全国展開した雑誌にのるようなモデルの下着姿にありがたみを感じないのは、大きな男性(男性全体)がじっくり鑑賞できるからである。
故にマクロな観点で見るならば、一部の女性が公衆の面前で下着をさらけ出すことはモロリズムのように見えて実はチラリズムでもあったりするのである。モロなのにそれをみて情欲を抱くのはこれが原因である。もし、全ての女性が当たり前のように下着姿でいて、男性もそれを見ているならばそれはモロリズムである。
以上より、マクロな場合の目安となる指標、チラモロ指数(眼福難有指数)の方程式を以下に示す。
チラモロ指数【人数比2】= | 総同性数 | 【人数比】× | 総異性数 | 【人数比】 |
目撃同性数 | 露出異性数 |
この値が小さいほどモロリズムの度合いが強く、大きいほどチラリズムの度合いが強い。ちなみに最小値は1になるが、これは大人数の中で同性が全員目撃かつ異性全員が露出しているという大変にシュールな状況である。逆に最大値には理論上、上限が存在しない。つまりチラリズムの可能性は無限大である。
というわけで木山先生には自粛してもらいたい。そしてチラリズムとモロリズムは対にして表裏一体、登場人物のごく一部がモロになることはエロい場合もあるのも、このチラモロ指数から説明することができる。
ニコニコ動画では、え?これ本当にいいの?といわれるくらいモロ出しな動画につけられることが多い。
文字通りモロに見えてしまっているせいで削除対象になる動画が多いが、中には生き残る動画も存在する。
そういう動画は最初「これはアウトwww」「運営削除しろwww」というコメントが氾濫するが、削除されないと「アウトすぎて逆にセーフwww」「運営仕事しろwww」となってしまう。
その原因は「運営が気に入っているから」「テレビで放送されたから」など様々な憶測がされているが、一番の原因はモロすぎてエロくないからかもしれない。
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最終更新:2024/04/20(土) 12:00
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