『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村』とは、フロム・ソフトウェアが開発し、2010年8月26日にカプコンより発売されたプレイステーションポータブル専用ゲームソフト、またはそのシリーズ作品。
(コンシューマ用では)『モンスターハンター』シリーズ初となるスピンオフ作品である。
ニコニコ動画でのタグは「ぽかぽかアイルー村」が最も多い(タグ検索)。
ここではPSPで発売された第一作目のアッパーバージョンの「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村G」とニンテンドー3DSシリーズ向けにパワーアップ移植された「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村DX」についても記載する。
2020年8月26日にめでたくシリーズ開始から10周年を迎えた。おめでとう!こんな節目に公式から完全にスルーされるってどういうことなの……
モンハン日記 ぽかぽかアイルー村 | |
基本情報 | |
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ジャンル | アイルーライフ |
対応機種 | プレイステーションポータブル |
開発元 | フロム・ソフトウェア |
発売元 | カプコン |
発売日 | 通常版:2010年8月26日 廉価、ダウンロード版:2011年4月21日 |
価格 | 通常版:3800+税 廉価版:1714円+税 廉価ダウンロード版:648円+税 |
対象年齢 | CERO:A |
通信 | |
その他 | |
ゲームソフトテンプレート |
アイルー村シリーズ第一作目。ファンからはシリーズ全体や後継作品と区別するべくしばし「無印」と略称されることが多い。が、モンハン界隈での「無印」はMH本編シリーズ第一作目の「モンスターハンター」を指す場合が多いため、誤解を招かないようにアイルー村の話題ではないときにこの略称を使うのは控えよう。
モンスターハンターシリーズ初の人間以外の生物が主人公となる作品にしてシリーズ初のCEROレーティングA(全年齢対象)。
ジャンルはテンプレートの通りアイルーライフ。
プレイヤーは獣人族モンスターのアイルーとなり、同じアイルーたちとともに寂れてしまったアイルーたちだけが住む村、アイルー村(村の名称は変更可能)の村おこしをすることとなる。
具体的には村にやってきたアイルーの願いを聞いて仲間にしたり(村クエスト)、ネコバアに頼んで、必要なアイテムと引き換えに新たな仲間を紹介してもらったりして仲間を増やすことが目的となる。
また、仲間にしたアイルー達を最大12匹率いて凶暴なモンスターたちが住まう村の外へ探検クエストに出かけることもできる。
また、従来のシリーズと違い、登場キャラクター達が大幅にデフォルメされているのが特徴でもある。アイルーは「MHP2G」のギルドカードやメディアインストール画面などに登場したデフォルメの姿になっているほか、リオレウスやティガレックスなど凶悪な風貌を持ったモンスターなども丸みを帯びた姿になっている。
こうなった経緯として、従来通りのリアルアイルーで作ってみたところ、かなりシュールになったのでボツにしたという逸話がある。
前述の通り仲間を増やすことがメインコンテンツとなる。
アイルーを増やすには村を見にやってきたアイルーからの依頼をこなして仲間にする村クエストと、ある程度村が発展したら村にやってくるネコバアのアイルー紹介所でアイテムを渡して仲間にする方法がある。前者は最序盤から受けることができ、要求もアイルー紹介所よりは簡単なことが多いが数は少なめであり、要求されるのはほとんどの場合アイテム。尚、報酬が仲間ではない村クエストも多い。後者のほうはアイルーの数が村クエストやイベントで仲間になるのよりも圧倒的に多く、必要なアイテムも後半では「鉄鉱石99個」だったり大型モンスターの素材を要求されることも多い。
仲間の数は新しいことができるようになるためのフラグであり、くどいようだが結局は仲間を最大まで増やすのが最大の目的である。
アイテムを手に入れるには村のシンボルからの採取と生産施設での生産、アイテムを用意して村では手に入れられないアイテムと交換してもらう貿易、そして探検クエストでのシンボルやモンスターからの採取がある。
畑や漁場などの施設ではマイアイルーは採取することができる。生産施設にはレベルがあり、レベルはあるアイルーに通貨のぽかぽかポイント(PP)を支払って改築することができ、レベルが上の生産施設でないと手に入れられないアイテムもある。また、その施設に対応した職業の仲間アイルーも施設で働く。働いてもらって生産したアイテムはすべて一日の成果として貰うことができる。
探検クエストではモンスターが住まう村の外に仲間アイルー12匹のチームで出発。探検クエストでは横スクロールの2D画面になりキノコや卵などのアイテム、小型や大型モンスターに対して仲間アイルーは食べる、採る、投げる、攻撃するなどのアクションを 提案し、マイアイルーはそれらの提案を一つ選んで実行することによって介入する。大型モンスターも出現するがアイルーたちの手では倒せず、なんとか知恵を絞って気絶させたところで素材をはぎ取ることになる。
本作は時間の概念があり、時間はマイアイルーがなにか行動をすることで進む。(他のスローライフ系ゲームのようにリアル時間ではない。マイペースに遊べるよ!)また、一日にはそれぞれ星1~5の採取運があり、採取運によって採れるアイテムが違う。狙った採取運がなかなか出ない?…たぶんあのセンサーのせい。
アイルー村へようこそ!村おこしが始まった時点では施設が殆ど何もできていないがマイアイルーの活躍と仲間の協力によって様々な施設が村に建設されていく。村の中はSTARTボタンのメニューから「村内移動」を選ぶことによって、地面に潜って遠くまでも一瞬で移動できる。アイルーならではの快適な移動法である。
村の最南端の出島にできる、様々なお店が入ったテントで、拠点とも言える施設。1日はギルドの外で寝ていたマイアイルーが起きるところから始まる。
受付嬢から村の外に向かう探検クエストを受注できる他、キッチンで料理を頼んで仲間のお疲れ度を回復したり、ゲームが進むとギルドの外見をカスタマイズできたり、様々なショップがオープンする。
村の中央に位置する、アイルーたちの憩いの場。ハンターや音楽家は普段はここにいる。
ゲームが進むと一日の終りに祭壇で宴を開けるようになる。
仲間のアイルーたちが住んでいる、大きな木の住居。ピンク色のエプロンを付けたアイルーの管理人さんが長屋を管理している。タル投げ師も普段はここにいる。
長屋の奥にいるネコバァから新しい仲間を紹介してもらうことも出来る。
「釣りのエサ」を消費して釣りができる。
ウキが沈んだタイミングで○(A)ボタンを押して魚を釣り上げよう。
他にもゲームを進めると「農場」「牧場」「虫捕り場」「採掘場」が完成して、それぞれ対応する生産資源アイテムを消費することで採取ができる。
かわいい生き物のプーギーを飼育しているテーマパーク。
ここではプーギーと触れ合うことはもちろん、プーギーの背中に乗って「プーギーレース」というミニゲームも出来る。
本作では他の「モンスターハンターポータブル」シリーズとの連動ができる。
具体的には本作より前に発売された「MHP2G」から本作へ、本作から本作よりも後に発売された「MHP3rd」への連動ができる。尚、「MH2」「MHP」間の連動とは違いどちらも一方通行。
「MHP2G」からの連動では「MHP2G」で雇ったオトモアイルーを1匹、村に連れてくることができる。名前や毛並、防具等も反映され、話しかけると「MHP2G」のプレイヤーキャラについての話などが聞ける。職業はハンター。仲良し度を上げれば探検クエストにおいて強力な戦力となるだろう。
「MHP3rd」への連動では、「MHP3rd」の新規データを作成時に「MHP3rd」側で本作のデータを引き継ぐことが出き、本作のデフォルメマイアイルーを模した特別なオトモアイルー用の防具が貰える。「MHP2G」を引き継ぐと貰えるマフモフ装備と共に序盤では強力な装備となるだろう。
尚、「MHP3rd」からアイルー村側への連動は本作ではできないが続編「アイルー村G」では実装された。
今作でもインフラストラクチャーモードを使ってのダウンロード配信が行われている。
配信内容はクエストとアイルーの2つ。ただしダウンロードデータはセーブデータ毎に反映されるため、『MHP2G』の時のようにイベントクエストを全てのセーブデータで行うことはできない(その為アイルーもセーブしたデータでしか登場しない)。
クエストはクリアすると特殊な衣装を手に入れることができ、アイルーは有名人のオトモアイルーを1匹だけ登録が可能。DLアイルーは前述の「MHP2G」から引き継がせたアイルーとは異なり、両方存在させることが可能。
モンハン日記 ぽかぽかアイルー村G | |
基本情報 | |
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ジャンル | アイルーライフ |
対応機種 | プレイステーションポータブル |
開発元 | フロム・ソフトウェア |
発売元 | カプコン |
発売日 | 通常版、ダウンロード版:2011年8月10日 |
価格 | 通常版:3800+税 廉価ダウンロード版:3600円+税(配信終了) |
対象年齢 | CERO:A |
通信 | |
その他 | |
ゲームソフトテンプレート |
無印の一年後に発売されたアイルー村の「G」版。
本来はモンスターハンターフェスタ'11の東京大会のアイルー村ブースにてサプライズとして発表される予定だったが、直前に起きた東日本大震災の影響で東京大会が延期となったため公式サイトで発表された。
交易を一気に三回分行えるようになったり、日没までの時間の暇つぶしとして新たにアイテムをまとめて手に入れられる採取施設を設けたり前作の不満点も解消した。
職業のシステムも強化され、スキルアップの実というアイテムを仲間のアイルーに食べさせることにより、特定のスキルをアップさせることができる。ある一定のラインまでスキルが到達すると、G級アイルーになることができ、探検クエストでの能力が大幅にアップしたり新たにできることが増える。
他のスキルポイントをあげれば、そのアイルーをお仕事チェンジすることも可能である。
探検クエストでは雪山や渓流などの新ステージ、ドドブランゴやジンオウガといった新モンスターも登場。
広場の奥に新たに見つかった、新しい広場。
巨大なネコ地蔵が鎮座しており、奥には何かありそうだが…?
ぽかぽかになれる温泉が湧いていて、村の住民も集まってきている。
遠洋いかだが止まっている沖に出来た新しいキッチン。
ここでは今までのキッチンとは違い、仲間のスキルを上げることが出来る食事を提供している。
今就いている職業のスキルを高めることも、別の職業のスキルを上げて「お仕事チェンジ」することもできる。
ゲームが進むと今までとは一味違う、新たな生産施設が出来る。
モンハン日記 ぽかぽかアイルー村DX | |
基本情報 | |
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ジャンル | アイルーライフ |
対応機種 | ニンテンドー3DSシリーズ |
開発元 | フロム・ソフトウェア |
発売元 | カプコン |
発売日 | パッケージ版、ダウンロード版:2015年9月10日 |
価格 | パッケージ版 3,990円+税 ダウンロード版 3,694円+税 |
対象年齢 | CERO:A |
通信 | |
その他 | |
ゲームソフトテンプレート |
モンスターハンターハンターの集い 2015にてモンスターハンタークロスの前座としてと同時に発表されたアイルー村の実に3年ぶりとなる新作。
発売機種は前2作が発売された機種のPSPの生産が終了したためかアイルー村初のニンテンドー3DSになった。その影響で前作からのデータ引継ぎはない模様。
ハード移行により2画面になったことで前作まではいちいちメニューを開かなくてはいけなかった村内潜り移動が下画面に表示された地図上の施設アイコンをタッチすることによってワンタッチ(正確にはツータッチ)でできるようになる。そのほか、自分のマイアイルーを好きな角度から自由に見ることができたり、他のアイルーの近くで下画面に映し出されたマイアイルーをタッチするとそのアイルーのポーズや表情をモノマネできたりする「マイアイルーを見る」メニューも追加された。スカートタイプの服をマイアイルーに着せ、腹筋など横になっているポーズをモノマネさせれば勿論中をのぞくこともできる。はいてない!
そのほかにも、探検クエストで「ぽかぽかの卵」を新施設こもれびの巣に持ち帰って温めるとモンスターのベビーが孵り、かわいがったり、時にはベビーがおでかけしておみやげのアイテムがもらえたりするようだ。他にも「MH4G」の登場人物にあこがれている新アイルーが登場したり、ゴア・マガラやセルレギオスなどの新モンスターが登場するなど「カルチャーショック!」な新要素が盛り込まれた。
モンスターハンターシリーズ | |
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メイン | MH - MHG - MH2 - MH3 - MH3G - MH4 - MH4G - MHW - MHRise |
ポータブル | MHP - MHP2 - MHP2G - MHP3 |
オンライン | MHF - MHF-G - MHF-Z |
スピンオフ | MHX - MHXX - アイルー村 - パズルー - MHST - MHST2 - MHSP - MHXR - MHR |
メディアミックス | ぎりぎりアイルー村(G) - MHST RO - ハリウッド映画 |
一覧 | 関連項目 - モンスター - 楽曲 - お絵カキコ - プレイヤー(生主・声優) |
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最終更新:2024/04/20(土) 12:00
最終更新:2024/04/20(土) 12:00
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