モータルコンバット
モータルコンバット(Mortal Kombat)とは、ミッドウェイゲームズが1992年に開発・発売した対戦格闘ゲーム、およびそのシリーズの総称である。
日本ではモーコンと略されて呼ばれる事が多いが、米欧ではMKと略される事が多い。
1992年にミッドウェイゲームズがアーケード向けにリリースした、実写取り込みタイプの対戦格闘ゲームが1作目となる。最新作は2019年4月23日発売の「Mortal Kombat 11」。
対戦格闘ゲームとしての操作性やゲーム性はいまいちだったが、「フェイタリティ(究極神拳)」と呼ばれる残虐な方法で相手に止めを刺す、独自のシステムが人気を集めた。
荒唐無稽ではあるが、「延髄ごと首を引っこ抜く」「力任せに腕を引きちぎる」などが残虐だとして猛抗議を受け、北米のレーティング審査機関・ESRBが設立されることとなった。
その後のシリーズでもこれを逆手にとった「ベイバリティ(相手を赤ちゃんにする)」などの変わり種フィニッシュが登場している。
あまり語られない点として、1作目はアーケード版が初出であるが、隠し要素としてのフェイタリティ(コマンドは伝統的に"隠し")や、対戦格闘ゲームでは世界初の試みとなる隠し対戦キャラ「リープテイル(レプタイル)」の存在や、多数のバグから派生する様々な噂など、北米・ヨーロッパでのゲームセンターでは話題に事欠かなかったこともヒットの要因とされている。
初期シリーズは日本でも発売されたが、機種(特に任天堂ハード)によっては残虐描写が変更されている。また制作国米国との嗜好の違いや、格闘ゲームとしての完成度の足りなさ、日本で主流だったストリートファイター的な操作スタイルとの違い、等々様々な理由から家庭版もアーケード版(ちなみに家庭版と違い修正なし)も一部で話題にこそなったものの、日本市場での売り上げは低調に終わった。
そのため1998年(北米では1996年)の『モータルコンバット トリロジー』を最後に、以降のシリーズは日本市場では発売されなくなり、日本においてモータルコンバットはますますマイナーな存在になった(ただしフェイタリティだけは有名)。
北米・ヨーロッパでの人気は非常に高く、90年代初頭においては『ストリートファイター』シリーズと並び、対戦格闘ゲームの二大巨頭として扱われていた。現在も新作が出るたびにミリオンヒットし、シリーズ累計売り上げは優に1000万本を超える。
近年では、アメコミのDCコミックスとのコラボ作品『Mortal Kombat vs. DC Universe』も発売。バットマンやスーパーマンとの競演を果たした。
2011年、原点回帰を謳った9作目『Mortal Kombat』(タイトルは1作目と同じ)が、PS3とXbox360でリリース(翌年Playstation Vitaでも発売)。
3Dグラフィックでありながら縦軸を廃した2D対戦格闘スタイルに回帰していることや、ゲージ消費によるEnhanced Attack(いわゆるEX必殺技)・X-ray move(いわゆる超必殺技)など、先発のストリートファイター4等の影響を非常に受けている。
しかしながら、初期シリーズを尊重した多彩なフェイタリティや、大幅な画質向上による残虐描写はモータリアンを歓喜させた。また、格闘ゲームのシステム面も、初期シリーズからは信じられないほど洗練されており、EVO 2011、2012でも正式種目として採用されるほどである。
そして、9作目にしてVideo Game Awards 2011のベスト格闘ゲーム(Best Fighting Game)を受賞。おめでとう!
また「9」以降のDLC限定のゲストキャラクターも、スター揃いである。
『ゴッド・オブ・ウォー』のクレイトス、『エルム街の悪夢』のフレディ、『プレデター』のプレデター、『13日の金曜日』のジェイソン、『悪魔のいけにえ』のレザーフェイス、『エイリアン』のエイリアン、『ターミネーター』のT-800、『バットマン』のジョーカー、『スポーン』のスポーン、『ロボコップ』のロボコップが参戦している。
1995年には実写映画が製作され、北米ではゲームの恩恵もあり大ヒットした。一部の人物関係やキャラ造型がゲームとは異なるが、アクションシーンやSFXは評価が高い。
またOP曲 (Techno Symdrome) を代表とするサウンドトラックの評価は非常に高く、ゲームを知らない層でも一定の知名度がある。あとクリストファー・ランバート演じるライデンがめっちゃかっこいい。
その後2016年にリブートが決定した。
『SAW』シリーズ、『アクアマン』のジェームズ・ワンがプロデュース。ライデンを浅野忠信、スコーピオンを真田広之が演じる。2021年に公開予定。
タイトルの「Mortal Kombat」のKはCじゃないの?とよく言われるが、「KILL」つまりKが正しい。
また「C」が頭文字の英単語は先頭の「C」を「K」に差し替えて表記するのが通例となっている。
実写取り込みのゲームにこのタグがつけられることがよくある(『ストリートファイター リアルバトル オン フィルム』『ストリートファイター ザ・ムービー』『大江戸ファイト』など)。ビデオゲーム機すべてをファミコン、スマートフォンすべてをのことをiPhone(Android)と呼称するようなものか。
なおシリーズとしては、1997年の『Mortal Kombat 4』以後、ポリゴンによる3Dキャラクターに完全移行している。
※残虐映像が多いので、苦手な人は注意
ここでは現在も新品が流通しており、比較的入手が容易なものを紹介します。
9作目はこちら。PS3、Xbox360、Playstation Vita版共に、国内ハードでも動作します。
(こちらは旧版です。すでに完全版が発売されているので、こちらを購入する必要はありません。)
DLC(追加キャラ+追加衣装)が収録された Komplete Edition はこちら。今から遊びたい方はこちらを購入することを推奨します。
Komplete Edition をベースに様々な追加要素を加えた Playstation Vita 版はこちら(日本のVitaでも遊べます)。
『Mortal Kombat vs. DC Universe』(8作目)です。PS3、Xbox360版共に、国内ハードでも動作します。DC Universe のキャラクターが登場する手前、フェイタリティは残されているものの、残虐描写はかなり抑えられていることに注意(北米でのレーティングは13歳以上対象の"T")。
6作目にあたる『Mortal Kombat:Deception』のアップデート版にあたる『Mortal Kombat:Unchained』。PSP版が流通していますが、日本のPSPでも遊べます。
3作目にあたる『Ultimate Mortal Kombat 3』のDS移植版。UMK3はガッカリ移植が多い中、DS版の移植レベルは携帯機としては非常に高い。日本のニンテンドーDSでも正常動作します。
ミッドウェイゲームズの過去の名作を集めた『Midway Arcade Treasures Extended Play』。アーケード版の『Mortal Kombat』『Mortal Kombat II』『Mortal Kombat 3(UMK3ではない)』が収録されている。BGMの再現などにバグなどが見られるため、完全移植とは言い切れない点に注意。
『Mortal Kombat』『Mortal Kombat II』『Mortal Kombat 3』を手っ取り早く遊びたいのであれば、PS3/Xbox360のダウンロードタイトルである『Mortal Kombat Arcade Kollection』を購入するのも手である。購入・ダウンロードには、北米アカウント/北米タグが必要。
映画版。発売元が何回か変わっているが、現在入手しやすいのはワーナー版(上記)と思われる。Amazon Prime ビデオをはじめ、いくつかの動画配信サイトでも視聴が可能。
掲示板
496ななしのよっしん
2022/06/19(日) 16:37:08 ID: 37dMcGz8I9
映画悪くなかったよ
ゲーム原作の実写化としてはここ数年でも上位に入る出来では?
個人的にソニックが思ったほどではなかったっていうのもあるが…
497ななしのよっしん
2022/07/15(金) 01:59:24 ID: +5w1MJ/xzo
シャンツン実質裏主人公だよね
アフターマスのストーリー見るにクロニカが排除すべきはリュウカン以上にシャンツンな気がする
排除できなかったのは特異点なのか王冠作るのに彼を消せなかっただけなのか
498ななしのよっしん
2022/07/20(水) 12:41:59 ID: dckPozjjzC
>>488
XBOXなら地域の設定を米国にするだけで簡単に海外ストアが利用出来るよ サブゼロやライデンがバットマンやミュータントタートルズと戦うインジャスティス2も遊べるぞ!あとベータ版がこれから始まるカートゥーンネットワークとワーナーのキャラが戦うスマブラ風ゲームの「multi versus」にスコーピオンが出るという噂が…
急上昇ワード改
最終更新:2022/08/19(金) 13:00
最終更新:2022/08/19(金) 13:00
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