基礎データ | |
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正式名称 | モーリタニア・イスラム共和国 الجمهورية الإسلامية الموريتانية |
国旗 | ![]() |
国歌 | نشيد وطني موريتاني![]() |
公用語 | アラビア語 |
首都 | ヌアクショット(Nouakchott) |
面積 | 1,030,700 km2(世界第28位) |
人口(’16) | 約430万人 |
通貨 | ウギア(MRU) |
モーリタニア・イスラム共和国、通称モーリタニア(Mauritania)は、アフリカ北西部に位置する共和制国家。アラブ諸国のひとつ。
アフリカ大陸の西の出っ張りの端にある、』みたいな形をした国。モロッコ、アルジェリア、マリ、セネガルと国境を接し、西は大西洋に面する。
全土がサハラ砂漠にあるため、面積は日本の約3倍あるが、国土の90%が砂漠である。
もともとはサハラ交易やメッカの巡礼の出発地として栄えていた地域で、当時の隊商都市の遺跡は世界遺産に指定されている。1904年に全土がフランスの植民地となったのち、1960年に独立。独立後は社会主義路線をとったが、数度のクーデターによる政変を経て民政移管が進んだ。2008年に軍事クーデターを率いたアブドゥルアズィーズ将軍が2009年に選挙で大統領となり、2019年の選挙でその側近だったガズワニが当選、現大統領となっている。
アラビア語を公用語とするアラブ系国家で、国教はイスラム教(スンニ派)、国民の99%がイスラム教徒。高等教育を受けた層にはフランス語も通じる。
大統領制の民主国家ではあるが、政権交代はだいたい軍事クーデターで行われており、政治的に安定しているとは言い難い。モロッコと西サハラの領有権を争ったり、セネガルと紛争したりと隣国との関係もあまり良くない。砂漠化の進行や、海面上昇による首都ヌアクショットの水害なども悩みの種。ただ大きな内戦や民族対立などはなく、治安はアフリカの中でも比較的いいらしい。
経済的には、いわゆる最貧国のひとつ。主産業は鉱業(鉄鉱石)と水産業。特にイカ・タコが豊漁で、モーリタニア産のタコは、日本の輸入タコの4割を占める。
日本ではタコの産地のほか、サバクトビバッタの大発生との戦いを描いてベストセラーになった昆虫学者・前野ウルド浩太郎の著書『バッタを倒しにアフリカへ』の舞台としておなじみ(?)。
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最終更新:2023/06/02(金) 16:00
最終更新:2023/06/02(金) 16:00
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