モーリー(アズールレーン)とは (モーリーとは) [単語記事]

「モーリーといいます。ユニオン最速の、最高速度42.8ノットの記録保持者です。でも……マラソンはちょっと無理かも……」

モーリー(アズールレーン)とは、グリッドレイ級駆逐艦4番艦『モーリー』をモチーフとしたアズールレーンのKAN-SENである。

指揮官さん、何か運動しませんか？概要の書き過ぎは体によくないですよ

KAN-SEN名
モーリー USS Maury,DD-401
基本情報
所属	ユニオン
艦種	駆逐艦
レアリティ	SR
CV	小原好美
イラスト	神北小毬
艦歴
国籍	アメリカ
出身地	カリフォルニア州サンフランシスコ
造船所	ベスレヘム造船
艦級	グリッドレイ級駆逐艦4番艦
進水日	1938年 2月14日
就役	1938年-1945年（アメリカ軍）
最期	1946年 6月13日（解体)
備考
従軍星章（バトルスター）16個を受章。 1938年 8月の速度試験で42.8ノットを記録。

ユニオン所属の駆逐艦で、個性豊かなグリッドレイ級の末妹。図鑑報酬で入手が可能なKAN-SENの一人であり、他のグリッドレイ級駆逐艦3隻の合計星数を10以上にすることで入手、更に小型艦建造の建造リストに追加されるようになる。姉妹艦達のレアリティがいずれも低く、入手と育成が容易であることから難度はそこまで高くはない。

指揮官さん、一緒にウォーミングアップしませんか？

性格は体育会系後輩といった感じで、ハキハキとした喋り方が特徴のぼくっ娘。短距離走が得意らしいが、これはモチーフとなったモーリーが当時のアメリカ海軍最速の42.8ノットを記録したことが由来かと思われる……が、ゲームのステータス上の速力は姉のグリッドレイとクレイヴンに負けてる。なんてこったい。

走ることが好きだが長距離走は苦手で食事は少食で回数が多いタイプ。そのためよくお腹を空かせている。こちらはグリッドレイ級が燃料の搭載量が少なく、前級のマハン級より航行距離が短かったことが元ネタかと思われる。

金髪金眼の持ち主で髪は肩ほどまで伸ばして一括りにしている。赤と青の髪止めがワンポイント。服装はグリッドレイ級共通の上着を着用しているが、姉達と異なりアレンジをしておらず、チャックを上まで上げているのが特徴。やはり根が真面目だからだろうか。ただしネクタイは苦手なのか解いたままにしている。また、運動好きらしくリストバンドとサポーターを着用している。

ぼくの速さに、ついてこれるはずがないって！

スキル1：海上最速
10秒毎20.0%(40.0%)で発動。8秒間自身の回避が30.0%(60.0%)アップ

スキル2：次発装填
魚雷発射時15.0%(30.0%)で2回発射する

性能はユニオン所属とは思えない抜きん出た雷撃値を持つ駆逐艦。その数値は雷撃特化の重桜艦に迫る程であり、更にグリッドレイ級に共通する魚雷連射スキル「次発装填」を持つ。装備補正についても不得手がないため、いわゆる万能型の駆逐艦と言えるだろう。唯一の欠点は耐久だが、それを補って余る性能を持つ上に入手性も良いため、どのような編成でも運用できるのが強み。

スキル1「海上最速」は、一定時間ごとに確率で自身の回避値を上昇させるバフスキル。発動率が最大で40％と少々心許なく感じるが、判定の頻度が10秒毎であるため意外にも発動機会が多い。バフの効果時間も8秒であるため、場合によっては戦闘中バフ効果がほぼ発動しっぱなしということもありえる。他の回避スキルは主砲攻撃が発動トリガーになっていることが多く、装填が早い主砲を選ばざるを得ないことが多いが、こちらは主砲の種類に囚われないため、強力な主砲を装備しながら回避も同時にこなすことができる。

スキル2「次発装填」は魚雷発射時に確率でもう一回発射するスキル。確率は最大30%で控えめだが、彼女の強力な魚雷を連続で発射できるのはかなり魅力。手動操作で全弾命中させることとができれば、敵艦の耐久をあっという間に消し飛ばすことができる。

あ～あ、またウェイク島の長距離走かと思いました・・・

元ネタはアメリカ海軍が建造したグリッドレイ級駆逐艦4番艦「モーリー(USS Maury,DD-401)」。名前はアメリカの海軍士官であり、海洋学者でもあったマシュー・フォンテーン・モーリーに由来する。1936年 3月24日起工、1938年 2月14日進水。建造するにあたってモーリー海軍士官の孫娘にあたるバージニア・リー・モーリーが後援を行った。

上述の通り、当時のアメリカ海軍所属駆逐艦の最速航行記録を塗り替えた経歴を持つ。他にも駆逐艦では2位タイ、全体でも7位タイとなる16個もの従軍星章（バトルスター）を受章した屈指の武勲艦。ちなみ同位はポートランドとニコラス。どちらも言わずと知れた武勲艦である。

これほどまでの従軍星章受章できたのは、偏に常に海戦の最前線で戦い続けたことに他ならない。エンタープライズが率いるタスクフォースに所属しながら、珊瑚海海戦、ミッドウェイ海戦、東部ソロモン海戦、ベラ湾夜戦、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦と名だたる海戦を走り回った本艦は、最終的に艦体に修復不能な亀裂が生じたために退役という最期を迎えることになった。仕事中毒キャラや過労死キャラにならなくて本当に良かった。1945年 11月1日に退役し、翌年の1946年 6月13日にスクラップとして売却。年末に解体され、激動の艦歴に終止符を打った。