ヤバイ「DISC」がIN!!とは、ヤバイDISCが挿入された事である。
【注意】
この記事では、現在アニメ化されていない内容に触れますのでネタバレ注意。
漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Part6「ストーンオーシャン」に登場した、雑誌掲載時のアオリ。SO単行本第14巻(通算77巻)収録の「ヘビー・ウェザー その①(雑誌掲載時タイトル:別人)」第1ページ目に担当編集者が付けたものである。
これまでのあらすじとしては、「天国へ行く方法」を完遂しつつあるエンリコ・プッチ神父の元に、プッチを守るために偶然引き寄せられた3人のDIOの息子たちの一人、ドナテロ・ヴェルサスは、今にも空条徐倫らが迫ってこようとする最中、ようやく自身のスタンド能力「アンダー・ワールド」が発現できるようになった。
能力は「地面が記憶している過去の出来事を掘り起こして再現する」。しかし徐倫は刑務所内での闘いで成長し、能力が目醒めたばかりのヴェルサスではかなわないから時間稼ぎだけしてろと決めつける。だんだんとプッチ神父に反感を抱き始めるヴェルサスは、数秒あるいは数分前のプッチ神父をアンダー・ワールドで掘り起こし、懐にもっていた「ウェザー・リポートの記憶DISC」を奪い、これを利用して自分も「天国へ行く方法」を手に入れられないか企んでいた。
その後、徐倫とエルメェスに追い詰められたヴェルサスは、アンダー・ワールドを飛ばしてウェザーに記憶のDISCを与えて状況を攪乱させようとした。記憶を読んだヴェルサスにはわかる。ウェザー・リポートにはかつて実の兄だったプッチ神父が封印したウェザーの真のスタンド能力、悪魔の虹『ヘビー・ウェザー』の恐ろしさを。
そんな緊迫感迫る、ジャンプ購読読者が待ち望んでいた最新号のジョジョ最初の1ページ目のアオリが「ヤバイ「DISC」がIN!!」なのである。
物語としては、ラストバトル直前でこれまで謎にされてきたウェザー・リポートの奪われた記憶とエンリコ・プッチとの実の兄弟関係などが明らかにされつつあるシリアス一直線ムードなのだが、ストーンオーシャンが週刊少年ジャンプに連載していた当時は読者の間で担当編集者が付けたであろう「アオリ」のセンスがイカレてると話題になっており、ある意味本編をもしのぐ勢いのネタとしてアオリをまとめたサイトが作成されるなど、連載開始から20年以上たった現在でも語り草となっている。
これらのアオリを考案した当時の担当編集者は「嶋智之」氏。第6部のヴィヴァーノ・ウエストウッド戦あたりで担当編集になったのだが、画集「JOJOVELLER」に記載されたインタビューによると、これらのアオリは当時の荒木飛呂彦先生の発言にインスパイアされたものであるという。また、当時の連載陣の中では屈指のハイテンションを維持しているのが『ジョジョ』という作品なので、その魅力を未読の読者にも伝えたいという気持ちから毎号のアオリにも気合をいれていた。
そのアオリの中でも、この『ヤバイ「DISC」がIN!!』はそのアオリのセンスを遺憾なく感じさせる名(迷)アオリとして知名度があり、コアなジョジョネタとしてパロディにされるケースもみられる。
他にも『ヤバイ「DISC」がIN!!』のパロディがあればご報告ください。
なぜか少年漫画として区分されているが性的描写のある作品なので閲覧注意ッ!閲覧注意ッ!
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最終更新:2024/04/18(木) 10:00
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