ヤモト・コキとは、サイバーパンクニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」の登場人物のひとり。
ドラマCD及びフロムアニメイシヨンでの声優は雨宮天。台湾版での漢字表記は矢本小季。その後に原作者から改めて矢本小姫という表記が発表された。
キョート・リパブリック出身。第1部登場時点ではネオサイタマのハイスクールに通う女子高生だった。
かつて、ある男子生徒の自殺未遂に巻き込まれ瀕死の重傷を負うものの、翌日に奇跡の生還を遂げたという過去を持つ。その後はネオサイタマに身を移すが、前後目的で襲ってきたヨタモノの集団を、突如目覚めた超常の力で撃退。それらはヤモトに宿ったニンジャソウル「シ・ニンジャ」の力であった。
後に親友となるクラスメイトのアサリや、オリガミ部の生徒達と親交を結び、かつての孤独から脱しようとするものの、ニンジャとなった彼女に平穏な日常が続くわけもなく、ヤモトは邪悪なニンジャ組織「ソウカイ・シンジケート(ソウカイヤ)」に目をつけられてしまう……。
初登場エピソード「ラスト・ガール・スタンディング」を皮切りに、数少ないながらも物語に度々登場する少女ニンジャ。「ラスト・ガール~」は第一部人気投票で見事1位に輝いた人気エピソードであり、ニュービー・ニンジャヘッズ向けのエピソードとして取り上げられることも多い。最初に出会ったニンジャがヤモトというヘッズもいるのではないだろうか。
素直で前向きな性格と若さ、重い過去を背負いながらも懸命に生き、出会った人々と絆を深め、その恩に応えようとする姿に心打たれるファンも多い。反面、彼女の登場するエピソードには何かとゴアな描写が多い。無印コミカライズ版「ラスト・ガール~」のヨタモノ撃退シーンに震え上がったヘッズも多いとか。
その後、ヤモトはユウジョウを結んだばかりの親友に危険が及ぶのを恐れ、ソウカイヤからの長い逃亡生活を送ることとなる。彼女がようやく安息の地を得るのは第二部。ネオカブキチョ・ニチョームストリートでゲイバーを営むザクロの下、ニチョームに起こるトラブルを解決するニンジャ自警団員を務めることに。
だが、激動の第三部は平穏を望む彼女にもまた容赦なく牙を剥く。備えよう。
なお、ニンジャヘッズからは「ヤモッチャン」との愛称で呼ばれることがある。この愛称はこの公式ツイートにおいて初めて使用され、その後ヘッズの間に広まったようだ。
物語に継続して登場するニンジャの中でも年若く、加えて他の継続登場ニンジャのカラテスペックが(フジキド・ケンジを始めとして)化け物揃いな為か、アーチニンジャ憑依者であるにもかかわらず、当初はあまり強いニンジャとして見られていなかった。
しかし、過酷な逃亡生活や安息の地となったニチョームでの生活で、彼女は様々な人々に助けられながらも心身共にカラテを磨き続け、ゆっくりと着実に成長を遂げていく。
「シ・ニンジャ」固有のユニーク・ジツ「サクラ・エンハンスメント」を利用したオリガミ・スリケンの他、逃亡生活中に出会ったある人物から伝授されたイアイドー、カラテ・インストラクションは、現在でも彼女の心の支えとなっている。彼女もまた「ノー・カラテ、ノー・ニンジャ」哲学の実践者なのだ。
第3部では「サツバツ・ナイト・バイ・ナイト」以降長らく登場しなかったが、「ニチョーム・ウォー……ビギニング」では凶悪ニンジャ達を相手に壮絶なイクサを繰り広げ、名実共にカラテ強者の一角として名を挙げる。だがその力は、ナラクの怨嗟の対象であり、ヤモトと出会う毎にフジキドにスレイを迫る「シ・ニンジャ」本来の能力の片鱗を表すものだった。
ヤモトに憑依した名付きのニンジャソウル。オーディオドラマ及びフロムアニメイシヨンでは田中敦子がCVを務めた。
余湖・田端版コミカライズでは巨大な折り鶴として、フロムアニメイシヨンでは独特な描画のキャラクターとして彼女の心象風景に姿を現す。
その正体は、平安時代にナラク・ニンジャ討伐に加わったアーチニンジャのひとり。配下を率いて参戦し、少なからぬ犠牲を出しながらも勝利を収めている。ナラクがシ・ニンジャ(ヤモト)に対して凄まじい憎悪と殺意を抱くのはこの為であり、フジキドは彼女と顔を合わせる度にその憎悪と葛藤する羽目になる。
作中に登場するニンジャの中では珍しく、ニンジャ装束を身につけず、超自然の力で出現する桜色のマフラーをメンポとしている。また、イクサの際にはニンジャソウル特有の輝きにより、彼女の瞳やオリガミ・スリケン、カタナ等、ソウルを帯びた武器は桜色の軌跡を描く。
最初にヤモトが華奢な体格、黒髪のセーラー服の美少女としてビジュアル化されたのは書籍第1巻。サツバツとした登場エピソードが続く第1部ではどこか儚げな表情が多かったが、ザクロと共に表紙を飾った「ゲイシャ危機一髪!」ではおめかしした姿を披露。中表紙、ニンジャ名鑑でも年齢相応な表情を見せてくれる。
コミカライズで先陣を切ったのは余湖・田端版。劇画調の正統派美少女といったビジュアルで、ヨタモノやジョックに対する冷たい眼差しと、アサリやオリガミ部の部員に対する愛らしい表情のギャップが話題に。アクションシーンでは鉄壁スカートが徹底されている。ヨタモノのマツタケや尻は見えるというのに。
グラマラス・キラーズ版のヤモトは、いかにも少女漫画の主人公らしく、飾らないタイプのカワイイが徹底されている。ファンをどん底へ叩き込んだ例のシーンは割愛されている為、ニュービーも安心である。
そしていずれも共通しているのは、「その胸は平坦である」こと。豊満嗜好の強いボンド&モーゼズにしては珍しいキャラクターデザインであり、現在でも他に「平坦な胸」の女性は作中に登場していない。
「ヨロコンデー!俺はこいつみてぇな平らな胸の女の子が好きなんですぜ!」ヤブサメ部の男が赤ら顔でヤモトを指差す。ヤモトはほとんど無表情にヤブサメ部の男を睨み返した。
この作品に登場するヒロインの胸はだいたい豊満!ロジャー・コーマンをリスペクトしてるのかね?一方でヤモトはこの作品じゃ珍しく、平坦な胸の持ち主さ。でも、彼女自身はその事をなんとも思っちゃいない。ここは大事な所だよ。気だてのいい子なんだ。
再放送版「ラスト・ガール・スタンディング」でのマディソンおばあちゃんの一言
ちなみに、彼女が美少女であることを疑う者はもはやいないが、初めて体型以外の容姿が言及されたのは「ウェイティング・フォー・マイ・ニンジャ」である。後にリライトされた「ラスト・ガール~」再放送版ではおめかしに頼らぬオーガニック美少女であることがきちんと描写されている。
セーラー服のイメージが強いが、ニチョームに着いてからはセーラー服を着ていない。ただし外部出演の際はニチョーム活動時の時間軸でもセーラー服の姿で登場することが多い。
タイトルをクリックすると有志によるwikiのエピソード紹介ページにジャンプする。Togetterでまとめられた各話と、実況付きのまとめが記されている。書籍版にもいくつか書き下ろしエピソードが収録され、わらいなく氏によるアトモスフィアに満ちたウキヨエも楽しめる。
尚、ヤモトがメインで登場するエピソードには☆が付けられている。
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最終更新:2025/02/13(木) 00:00
最終更新:2025/02/12(水) 23:00
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