株式会社ユースビオとは、アベノマスクの発注先会社の一つとして話題になった企業である。
平成29年(2017年)に創立した、福島県福島市にある会社。ベトナムから再生可能エネルギーの燃料として使われる木質ペレットを輸入し、それを日本国内や韓国、台湾などへ売ることが主な事業内容である。
令和2年(2020年)4月24日、アベノマスクの4つの発注先会社の内、興和株式会社、伊藤忠商事株式会社、マツオカコーポレーションの3社が先に公表され、残る1社が公表されていなかったが、衆院静岡4区の補欠選挙の終了後の4月27日に残る1社が同社であることが公表された。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/mizuhofukushima/status/1254618615149547521
樋山氏はネットメディアBuzzFeedの取材(2020年4月30日記事)に対応している。いわく「公明党員であり、祖父からの創価学会の会員。若松議員とは親交はあるが、あくまでも宗教上のこと。いわゆる安倍友ではない。」「ベトナムに縁があり、ベトナムの商品を韓国、台湾、日本に輸出する事業をしているだけ。」「WebサイトやSNSアカウントがないのは事業形態から、あっても売上に繋がらないから。」とのことである。
代表者名、電話番号、メールアドレス、ホームページ、及び事業内容が何れも未登録である為、「実態のないペーパーカンパニーではないか」などと疑惑の目が向けられていたが、同社の樋山茂社長がこれを否定した。
なお2020年4月28日の「第201回国会 予算委員会 第20号」で加藤勝信厚生労働大臣(当時)は「経産省が主体になってやっていた」と述べている。
しかし、2020年5月13日の「第201回国会 経済産業委員会 第9号」における 梶山弘志経済産業大臣(当時)は「三月頭の時点で、全国で少なくとも百者を超える事業者に対して調達可能性を問い合わせた」「(ユースビオは)その百者の中には入っておりません。後にユースビオの社長が経済産業局に売り込んできたというか、こういう形で私たちも輸入できるというお話があった」「ユースビオに関しましては、私たちの方からお声がけをしたという事実はございません。」等と答弁している。
日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の電子版2020年5月20日の記事によると、「ユースビオの事務所には公明党のポスターがはってあります。15年には樋山氏が、同党の若松謙維参院議員の政治団体に12万円を献金していました。」とし、与党公明党との癒着を指摘したが、同紙の取材に対し樋山社長は若松議員と親交や献金があったことは認めているが、癒着はしていないと答えている。
また、当時ユースビオの社長自宅が競売にかけられていたが、マスク契約後に急速に立ち直りユースビオの社名が公表された4月27日に競売取り下げ登記がなされている。[1]
そして、社民党の福島瑞穂議員がマスク納入業者の開示を厚労省に要求した10日にユースビオ社の登記変更申請がなされ、28日に完了しており定款の目的に「輸入」が加わっている。
社長いわく政府担当者の指示であるとのことである。[2]
騒動後、週刊ポストの取材(2020年12月24日記事)にも応じ、「マスクの件でメディアだけでなく、得体の知れない連中が押しかけてきて迷惑していた」ことから夏に事務所を引き払い、今までの事業に加え農業を始めた。あれっきりマスクの仕事には関わっていないという。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/25(木) 15:00
最終更新:2024/04/25(木) 15:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。