ヨーヨーファクトリー・シャッターバイメタル 単語

シャッターバイメタル

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シャッターバイメタル(Shutter Bi-metal)とは、ヨーヨーファクトリーが販売しているヨーヨーの名である。

概要

こいつではない。

2019年発売。ヨーヨーショップなどでは「シャッターバイメタル」とされているが、パッケージ及び本体に記載される機種名は「シャッター」である。

ヨーヨーファクトリー・シャッター」のバイメタルモデルは、かねてよりユーザーの要望が高かった。2019年初頭にそれっぽいヨーヨースポイラーが発表されたときには業界が騒然となったが、蓋を開けてみたら「シャッターワイドアングル」の新色で、銀色に見える部分は塗装していないだけの「偽バイメタル」であった。

本機は、ステンレスリムを採用し、本体設計などもいちから見直した、正正銘のバイメタルである。

シャッターといえばフェース面の中縁部が出っった「二重リム」が特徴であるが、本機は中央の凹みが大きくなっており、よく見ないと二重リムであることが分かりづらい。
アートワークを描くスペースがなかったためか、中央の模様が細すぎて線のようになっているが、よく見ると「シャッター」と同じくカメラの絞りを模していることがわかる。

一方、もう一つの特徴であるHプロファイルストレート形状はかなり忠実に再現されており、ストリングの載せやすさやコントロールなどは「シャッター」に近づけられている。

本家「シャッター」と同様、「インフルエント」や「イーライ・ホップ」などの幅の広さがほしいトリックはやりやすい。本機はバイメタルの中でもパワー重視の構造であり、ホリゾンタルの安定が向上してる。多少傾いても気で回っているパワフルさは、まさに「シャッター」の上位機種にふさわしい。

裏を返せば、「シャッター」の特徴であった動かしやすさや素直さは見るもなく、の強い挙動をする。そのため、本家と異なり、YYFバイメタルスタンダードモデルとは言い難い仕上がりである。

「シャッター」に慣れているプレイヤーが「似たようなものだろう」と買うのではなく、「ヨーヨーファクトリーマルコ」や「ヨーヨーファクトリーエッジ」、(売っていれば)「ヨーヨーファクトリー・スーパースター(2016)」などを実際に触らせてもらい、よく吟味するようにしたい。「シャッター」をそのまま使い続けることも検討の余地がある。
逆に、普段からバイメタルバリバリ使いこなしているなら、ワイドバイメタル選択肢が1つ増えた形になり、申し分ない仕事をしてくれるだろう。

もう一つのネックは価格で、A6061合金採用機種にも関わらず15000円である。バイメタルの価格破壊が進んでいる2010年代末においてはリーズブルとは言い難く、10000円前後をマークしているバイメタル機、特に自メーカー開発バイメタルモデルが強力なライバルとなる。他メーカーであればA7068バイメタルの廉価機かA7075モノメタルの高価格帯モデルが視野に入る。

開発には、「ヨーヨーファクトリーシンギュラリティ」などの設計にも関わったSUS YOYO MECHANICSが携わっている。

関連機種

シャッターシリーズ

2010年代後半における、ヨーヨーファクトリーのA6061バイメタル機。

メーカーの汎用バイメタル機。

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最終更新:2025/12/07(日) 11:00

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