ライオトルーパー

ライオトルーパーとは、特撮ドラマ『仮面ライダー555』に登場する量産型のライダーである。

概要

身長：175～195cm
体重：85～120kg
パンチ力：2t
キック力：4t
ジャンプ力：ひと飛び25m
走力：100mを6.5秒

スマートブレインがファイズなど3つの「ライダーズギア」を元に開発した量産型のスーツ。変身ベルト「スマートバックル」を装着して変身する。ただし、フォトンストリームなどの技術は使われておらず、個々の戦闘能力はかなり低い。逆に言えば量産型であるため複数のオルフェノクが使用することで集団戦が可能となっており、それを以って仮面ライダーファイズ達に立ち向かった。

頭部から伸びた二本の「ライオットフィーラー」により、ライオトルーパー同士での連携力を強化することができる（ちなみにオルフェノクは元から脳波で交信する能力を持っており、これを強化する部分である）。
また、高い防御力を誇るソルメタルボードを二重に組み合わせた胸部装甲「ブレストシールズ」のように、スーツそのものはどちらかというと防御に重きを置いた仕様となっている。
ちなみにこのブレストシールズに刻まれたスマートブレインの社章には、装着したオルフェノクを瞬時に灰化させる特殊薬が仕込まれている。これは、装着者がスマートブレインを裏切った際に使用される「安全装置」である。なお、このことは装着者には知らされていない。この点、ゲルショッカーって親切だったのかもしれない。

武器は「アクセレイガン」と呼ばれるマルチウェポン。
最大の武器は先述のライオットフィーラーを利用した連携攻撃。特に劇場版の回想では後述のジャイロアタッカーを利用した連携攻撃でファイズを撃破している。

ちなみに生産コストはファイズギアの1/50。1万人のライオトルーパーより200人のファイズの方が強いような気がするが、開発時に人間での変身実験を行っていた事から単にコストを下げたわけではない可能性も示唆されている。

スマートバックル

ライオトルーパー専用の変身ベルト。バックルを倒すだけでお手軽に変身できる。電話のあった部分にはスマートブレインのロゴが刻まれている。

アクセレイガン

ライオトルーパー専用のマルチウェポン。カイザブレイガンを簡易化したようなもので、接近戦用の「ブレードモード」と射撃用の「ガンモード」の二つのモードを持つ。
設定上は下記のジャイロアタッカーのハンドルの役割も持っているのだが、劇中でその描写はない。むしろ腰のホルスターに装着している。

ジャイロアタッカー

ライオトルーパー専用のビークル。形式番号SB-RT-V。オートバジンの簡易量産型で、バトルモード（ロボットモード）への変形機能は持たない。その代わりライオトルーパー同様大量生産が可能であり、劇場版で多くのライオトルーパーが搭乗していた。

この他に劇場版ではサイドバッシャー、ディレクターズカット版ではジェットスライガーに搭乗した者もいた。
サイドバッシャーの使用は後のゲーム『バトライド・ウォー創生』でも確認されている。
後述のディケイドで客演した際には、サイガのフライングアタッカーを装着しているものもいる。

劇中の活躍

TV版

スマートブレイン社長となった木場勇治により海堂直也らに渡され、乾巧らに対して戦いを挑んだ。
しかし、鈴木照夫の殺害が目的だと知ると海堂は激怒しバックルを返却、残ったライオトルーパーが木場の命令で照夫を狙う。
しかし、スネークオルフェノクと三原修二が変身した仮面ライダーデルタに妨害され、最期は駆けつけた巧が変身した仮面ライダーファイズ　アクセルフォームにより全員まとめて倒された。

劇場版『パラダイス・ロスト』

人類の絶滅を目論むスマートブレインの配下として、ライオンオルフェノク率いる1万人のSWAT部隊が変身する。
一度は仮面ライダーファイズの撃破に成功するものの、その後記憶を取り戻した乾巧が変身したファイズ アクセルフォームにより多数が撃破された。
その後、仮面ライダーサイガと共に人類解放軍の拠点を襲撃している。

『仮面ライダーディケイド』でのライオトルーパー

光夏海が見た「ライダー大戦の夢」にて空と地上から多数が登場。仮面ライダーブレイド　ジャックフォームらと共に突撃していた。
また、仮面ライダーディエンドこと海東大樹により何度か召喚されている。この時は集団戦を得意としていることからか（はたまた個々の能力が低いからか）、三体が同時に召喚されていた。海東曰く「兵隊さん」。

関連商品

関連項目

• 仮面ライダー555
• 海堂直也
• オルフェノク
• 平成ライダーの登場人物一覧
• 仮面ライダーメイジ（量産型ライダー繋がり）