ライクライクとは (ライクライクとは) [単語記事]

ライクライク(Like Like)とは、「ゼルダの伝説」シリーズに登場する敵キャラである。

「Hey!」-ライクライク- 捕まると概要を食べられちゃうよ！

筒状の体を持つ無脊椎動物系のモンスター。
イソギンチャクから触手を取り除いたような外見をしている。
名前の由来は「盾を食う」→「盾（タデ）食う虫も好きずき」→「好きずき」→「ライクライク」。
リンクを丸呑みにして、一部を除く盾（3D作品では緑以外の服も）を奪ってしまう（様々な意味で）嫌らしい敵。また、一部作品ではルピーを奪うものもいる。
3Dは64系統の作品でしか出てこないが、その見た目（と撃破時の様子）からトラウマになってしまった人もいるとか。ただし、攻撃距離では吸いつき動作のために立ち止まるうえ、倒すと大量のルピーを落とすので稼ぎに重宝する。
なお、「時のオカリナ3D　ムジュラ 3D」では解像度等色々リメイクされているせいか、表面がより波打たず滑らかになった。が、その影響か見た目がちくわぶになりあんまり怖くなくなった。

2D作品ではフィールドを適当に徘徊しているだけだが、3D作品ではリンクを追尾してくる。
また、一部の2D作品（ふしぎのぼうしなど）では地中に潜んでおり、リンクが接近すると姿を表わす。

捕食されると2D作品では問答無用で盾を奪われてしまうが、3D作品では早めに倒すことにより消化される前に盾（と服）を取り戻すことが可能。
尚、ライクライクを倒して服を取り戻した時、服はきちんとたたまれている。見た目によらず器用、そして几帳面なやつだ。
倒せば服と盾を取り戻すことはできるが、シリーズを通して結構タフな敵キャラの部類なので最初のうちは倒すのに結構苦労する。また、「時のオカリナ」や「ムジュラの仮面」では口の部分は結構硬いらしくダメージを受け付けない（弾かれる）。とは言え、打撃とディンの炎以外効かない（時のオカリナ/ムジュラの仮面）リーデット先生に比べればフックショットでの足止めや、弓矢も爆弾も有効な分、倒しやすい部類の敵とも言えるけど。
なお、「ムジュラ」では一般的な人の背丈程度の個体をゆうに超える巨大サイズも登場する（が、エポナに乗ってると普通に轢かれて死ぬ）。

3D作品では高低差を活かして上から来るぞ!気をつけろぉ!突然落下して襲ってくることもあり、数多のプレイヤーの心臓を縮み上がらせた。いわゆる「みんなのトラウマ」である。
2D作品でも、「ふしぎの木の実（大地の章）」に於いてはある場所では倒しても倒しても無限に上から降ってくる。
某pixivではこんなイラストが投稿されていたりするのを発見した。想像してみると結構怖い。

神々のトライフォースでは玉ねぎ様のような形の亜種もおり、頭長部を開いて舌を出して飲み込んでくる。神トラ GBA版ではそれに代わって大元のライクライクが登場するが、普段の鈍重さとは思えない速度で逃走する。

その他の亜種として2D作品にはルピーライクが登場する。ルピーライクは地面に落ちているルピーに擬態していて接近すると正体を現し襲い掛かるというミミックの様な特徴を持つ罠モンスター。掴まれると名前の通り所持金を減らされてしまうので、場合によっては原種より脅威になりうる事も。
また、3DSの「トライフォース三銃士」では更なる亜種のハートライクも登場。ハートライクはルピーライク同様に落ちている回復のハートに擬態していて正体を現し襲い掛かってくる。こちらは掴まれると純粋にダメージを受けてしまう。
この様に、近年の2D作品ではミミック型の亜種が2種類確認されているのだが、とどのつまりミミック型の亜種も進化を続けている事でもある。2023年現在における2D最新作にあたる「夢を見る島」はゲームボーイ作品のリメイクという事で残念ながらライクライクの亜種は登場しなかったのだが、いずれ2Dの完全新作が出た日には、ミミック型のライクライクも更なる進化を遂げてプレイヤーの前に現れるのかも知れない…

「大乱闘スマッシュブラザーズDX」にもザコキャラクターとして登場している。装備を奪うことはしないが、プレイヤーを飲み込んでモゴモゴしたあと勢い良く吐き出す。蓄積ダメージが多いとそのまま場外に出されてアウトになってしまうことも。

その後のゼルダの伝説シリーズでは暫く出番はなかったが、2023年『ティアーズオブザキングダム』で久々の再登場。いつもの筒状イソギンチャクから大きく変化し、食虫植物の様なタイプにヤツメウナギっぽい歯やら目やら何やら生えたちょっとおぞましさが増強された出で立ちとなる（歯が生えた分だけマシ？）。と言うかやたら伸びる（首をのばす形になったので、怖さは減った）。
ティアキンのシステムの常として、倒すと固有の素材をドロップする。道具がやたら豊富になったリンクの前ではただの素材になってしまうのかもしれない。ただし、属性など異なる種族（ゲーミングライクライク）がおり、やはり捕食されると道具を取られてしまうので注意。