ライトニング(遊戯王VRAINS)とは、アニメ『遊☆戯☆王ヴレインズ』の登場キャラクターである。
CV:前田一世。
鴻上博士が作った6体の自我を持つAI「イグニス」の内の1体。またの名を光のイグニス。
TURN68「密会」で正式に登場し、Aiによってライトニングと命名された。
冷静沈着な性格で、イグニス達のリーダー的な存在。光速で動くことができる能力を持つ。
Aiからは「頭が良すぎて何を考えてるのかさっぱりわからないヤツ」と言われていたが…
鴻上博士が描いた「新たに人類の後継種を作る」という思想を支持しているイグニス。
パートナーは草薙仁。ただし、その意識は封じられて操り人形と化している。
しかし、鴻上博士率いるハノイの騎士がサイバース世界を襲撃した事で、人間とイグニスの共存は不可能と判断。鴻上博士の「イグニスが人類を導く」という本来の思想からやや離れて、人類支配・人類不要論へと傾いてしまっている。
最初から最後まで全部鴻上博士のせいじゃねーか
現在、思想に同調するウィンディとは協力関係にあり、共存派のアクア・不霊夢・Aiとは敵対関係にある。
ボーマンに草薙仁の意識データを奪わせたのは、「我々イグニスとオリジン(パートナー)の間には干渉が発生する事がある」、「不確定な要素は邪魔だった」為としている。イグニスとそのパートナーは常にどこかで繋がっていて、精神的に感化されることがあるらしい。
『Ai、君がサイバース世界を封印してから、我々は幾度となく議論を重ねた。
【人間は我々にとって敵か味方か】。
残念ながら、我々の生みの親・鴻上博士は我々を敵とみなした。
お前たちは未来を予見していたにも関わらず、みずから引き金を引いたんだ。
あの襲撃を機に、私はイグニスと人間達が相いれぬと確信した。しかし驚くべきことに、イグニスの中には人間との共存を唱える者がいた。
共存を唱えるなど私には理解不能だった。
それで我々の見解は分裂し、サイバース世界は停滞した。君たちは、私に理解できない多様性を持っている。
エラーコードを突然変異と考えれば、そこには未知なる進化の可能性があるだろう。
私には認められないがね。』(TURN71/ライトニング)
サイバース世界を崩壊させた襲撃者が使った《裁きの矢(ジャッジメント・アローズ)》だが、実はライトニングが自身と意見を違えたアクアと不霊夢を排除し、状況を再構築しようと彼が密かに作り上げたカードである。しかし、真偽を見抜けるアクアに勘付かれたため、彼女を幽閉しボーマンに完成した《裁きの矢》を与えてサイバース世界を滅ぼさせたのだ。
だが丁度その頃、ハノイの騎士の最終兵器「ハノイの塔」が始動してしまい、そこまで手が回らなかった。その為、止めに向かっていたPlaymakerをそれとなく手助けしていたという。
ライトニングは不安だった。他のイグニス達の個性の発達を放置すれば、いつかイグニス達も人類の様に愚かで醜い争いを始めるのではないか、と。
ならば、そうなる前に全てのイグニスを1つに統合してしまおうと彼は考えた。しかし、自身は多様性を認められず、そういう意味では他のイグニス統合の器足りえない事を自覚していた。そこで、新たに器となるAIの創造に着手した。
最初にビットとブートを試作。その後、ジェネレーション2としてハルを作製した。しかし、いずれも精神が未熟で満足のいく器では無かったようだ。そこで白羽の矢が立ったのがPlaymakerとAiの2人である。
元々Aiは、誕生当初から他のイグニスには無い本能とも言える強烈な個性があった。そして、それに感化された他のイグニス達はより強い個性を得るに至ったのだ。それを知っていたライトニングは、Aiの元になったPlaymaker含め、彼らの影響を受ければAIもまた進化すると考え、ジェネレーション3としてボーマンを作製し、他の計画と並行してPlaymaker達とボーマンを戦わせ、デュエルを通して彼らの精神性を学ばせていった。奇しくも、その手法はイグニスを生み出したロスト事件こと「ハノイ・プロジェクト」と酷似していた。
その結果、3回目の登場時点でボーマンの精神はほぼ完成の域に達し、自身の主になるべき者の目覚めをライトニングは伏して出迎えた。
一方、試作品のビットブートはともかく、ジェネレーション2であるハルへの扱いは酷いもので、ボーマンを作った後は、弟として接しサポートする事を命じてボーマンの精神的支柱としたが、ボーマンの精神が完成した後、弟である必要が無くなったハルには「兄弟はただの記号だ」と言い放ち、今度は彼の従者になるよう命じた。
その後、本拠地の「ミラーLINK VRAINS」に侵入してきたPlaymaker達の中で、同期作業中で動けないボーマンに一番近いブルーメイデンの迎撃をハルに命じる。ボーマンの同期完了まで時間を稼げれば良いと、勝てる見込みが無いとわかっていての出撃命令だった。しかも、その後に発覚することだが、ミラーLINK VRAINSで敗北するとハルは消滅してしまうのだ。ライトニングがその事を知らなかったはずがなく、彼は目的のためにハルを時間稼ぎの捨て駒としたのである。
鴻上博士の思想を支持し、それを最善と考えたなら手段を選ばない辺り、元になった草薙仁より博士に影響を受けている節がある。最近まで仁がずっと心を閉ざしていたからかもしれない。それが快方に向かいつつあるのを察知したが故のボーマンによる意識データ奪取だったのだろうか。
第119話では、データ生命体のイグニスにとってシミュレーションとはただの観測データではなく、人生を生きる事と同じようなものであることがAiの口から明かされた。
6体のイグニスの中で最も極端な思考を持つライトニングだが、その極端さは何十億回と自分の人生を繰り返した結果なのかもしれない。少なくとも、大量の試行を重ねてまで探した未来は、自身の生存でもAIの勝利でもなく「人類との共存」だったのだから。
『お前みたいに実体がある生き物からすればただのデータかもしれない。だが俺も元々データなんだよ。よくできたシミュレーションは、まるでリアルな人生を生きるようなものさ。
俺は何千回何万回とそのリアルな未来を生きてみた。未来を変えるあらゆる方法を試しながら。だけどやっぱり、結果は変わらなかった』(TURN119/Ai)
なお、シミュレーションを行わなければここまで狂わなかったのかもしれないが、その場合は鴻上博士に先手を打たれて詰みである。
光属性・サイバース族のデッキ【天装騎兵(アルマートス・レギオー)】。
専用フィールド魔法《天装の闘技場(アルマートス・コロッセオ)》を持つ。
また、リンク魔法《裁きの矢(ジャッジメント・アローズ)》を扱う。
その戦術は《天装の闘技場》と手札の下級モンスターの効果によってリンク召喚を交えながら大量展開し、《裁きの矢》で更に展開先を確保していくもの。本気を出せば《裁きの矢》経由で先攻1ターン目にエクストラリンクを完成させてしまえるほどの展開力を持つ。更に、下級モンスターはそれぞれリンク状態となったリンクモンスターに効果を付与する効果を持ち、鉄壁の布陣を敷くことが出来る。
【天装騎兵】デッキのモチーフは古代ローマ軍団(レギオー)。
下級モンスターは名前の由来となる武装を構えたローマ兵の石像の姿(スペクラータのみ兵種)。
リンクモンスターはローマ軍団の階級名を持つ兵士の姿となっている。
《裁きの矢》自体がライトニングの手製である為か、カテゴリの中には《裁きの矢》に関する効果を持つカードが存在している。更に、戦術の要である《裁きの矢》が相手に狙われるのは想定済みであり、墓地からの回収手段も用意されている。
TURN79でブラッドシェパードを「招待」する際に披露した詩は、ダンテ・アリギエーリの叙事詩『神曲』地獄篇第3歌のパロディ。
(ライトニング) |
・壁に半分埋まりながらAiを煽りつつボーマンにチクるという面白シーンが登場したり、総集編で改めて発言を見直すと嘘だらけだったりするのが原因で、「草のイグニス」「チクリのイグニス」「(◇ ◇)」等とコメントされることがある。
・第119話で「ライトニングの洞窟」という直球すぎる地名が登場した。
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最終更新:2024/04/20(土) 07:00
最終更新:2024/04/20(土) 07:00
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