ライフィセットとは、バンダイナムコエンターテインメントより発売のゲーム「テイルズオブベルセリア」の登場キャラクターである。
本作には二人のライフィセットが存在する。
二人がどういう関係なのかは物語の根幹にガッツリ関わるのでその辺りは一旦置いといて、本記事では両方の人物について記述する。
アバルの村で姉であるベルベット・クラウと義兄のアーサーと共に暮らしている少年。身体が弱くしょっちゅう熱を出して寝込んでいるが、いつか旅に出て世界地図を描くことを夢見ている。ベルベットからは「ラフィ」というあだ名で呼ばれているが「子供っぽい」としてあまり気にいっていないようである。
緋の夜にアーサー=アルトリウスに殺害され、生贄として祠に落とされた。その様子を目撃したベルベットが喰魔へと変貌したことで物語が大きく動き出すことになる。
だって、一人で苦しむのは辛いでしょ?
年齢 10歳 身長 142cm デザイン 岩本稔 武器 紙葉 戦闘タイプ 聖隷術士 種族 聖隷 CV 浅倉杏美 生まれて以来、名前も与えられないまま術を使用する道具として使われてきた少年。主の命令に従う以外の生き方を知らず、無感情で自分の意見を持つこともなかった。
最初は意思を持たない振る舞いでベルベットをイラだたせるが、旅を経ていろいろなことを学び、心と意志を成長させていく。その存在は次第に、激情を宿して進み続けるベルベットの支えとなっていく――。
聖寮の一等対魔士、テレサ・リナレスに使役されている聖隷。使役聖隷の時にはテレサに「二号」と呼ばれており、自分の意思をほぼ封じられている状態でいた。ベルベットがテレサのもとから逃げ出す際に半ば誘拐されるような形で連れだされることになる。聖隷二号に弟の面影を見たベルベットから弟と同じ「ライフィセット」の名前を与えられるが、意思を持った自分自身を見てほしい聖隷ライフィセットの思いをぶつけられたベルベットは改めて彼に「フィー」というニックネームを与え、独自の個性を持つようになっていく。テレサとの使役契約が切れた後はエレノア・ヒュームと契約を交わし、彼女とも交流を深めていく。
意思を封じられていた頃から本を読んだり好奇心が旺盛。特に昆虫についてベルベットら女性陣も引き気味になるほど並々ならぬ熱意を持っている。ロクロウとアイゼンとは男のロマンを理解する者同士として、また彼らから旅を通じて「男とは」「大人とは」を学び、年齢にそぐわない気骨のある性格へとなっていく。ベルベットに対しても守られようとは微塵も思っておらず、常に対等でありたいという気持ちから強く出ることもある。
ベルセリア本編におけるヒロイン的存在であり、キャストも女性キャラに定評のある浅倉杏美が担当している。(メインキャラでは初の男子キャラを演じるらしい。)
戦闘スタイルは聖隷術と紙葉を使った奥義を組み合わせた聖隷術士。いわゆる後衛タイプで回復術も豊富。ブレイクソウル「ディバイドペイン」を発動させることで5秒間味方のダメージを半減させ、発動終了時に味方全体を回復する。
この項目は作品のネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
ベルベットとの旅の中で、フィーには穢れを浄化する「白銀の炎」の力を秘めていることが明らかになる。なぜフィーにそのような力があるのか、謎を抱えたパーティの前にラフィと同じ姿をした聖主カノヌシが現れる。二人のライフィセットはカノヌシの心と体を司る転生体であり、生まれるはずだったアルトリウスの息子とラフィーがそれぞれ生贄になることで復活した。つまりフィーの穢れを浄化する力はカノヌシの力の一部であり、その体はアルトリウスの息子から転生した姿である。
カノヌシの体として転生したラフィは厳密にはラフィの記憶と容姿をしている別の存在であるため、性格は生前のラフィーと違い傲慢な性格。カノヌシは喰魔が喰らった穢れをもって完全復活を果たすため、その姿と記憶を利用してベルベットから絶望の穢れを喰らおうと揺さぶる。そしてカノヌシの口から「アルトリウスによるラフィの殺害はラフィの同意の上で行われた行為」であり、ベルベットの復讐に意味がないものであると突きつけられる。絶望するベルベットを救ったのがフィーだった。彼の説得によりベルベットは再び復讐のための意志を取り戻すことになるが、これを恨んだカノヌシはフィーの殺害ももくろむようになる。
そしてアルトリウス&カノヌシとの最終決戦、ベルベットはアルトリウスへの復讐を果たすことができたが、同時に制御されていたカノヌシが暴走を始めた。ベルベットはカノヌシ=ラフィを鎮めるためにその身を喰らわせることで差し出し、またベルベットもラフィを喰らうことで「互いが互いを喰らい合う無限の矛盾」を発生させることで、自分諸共カノヌシを半永久的に封じ込めた。
ベルベットの意志を受け取ったフィーは、カノヌシに代わる新たな聖主となるためにその肉体を代償に白銀の炎の力を強化、世界中の穢れを浄化するためにドラゴンへと変貌した。新たな聖主マオテラスとなったフィーは、その後数千年にわたり世界を見守っていくこととなる。
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最終更新:2024/03/28(木) 18:00
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