ライフカード

ライフカードとは── ライフカード(金融) - クレジットカード会社、および同社発行のクレジットカードのこと　(当記事で記述) ライフカード(A&F) - アウトドア企業「A&F CORPORATION」販売の、カード型ツール

概要

ライフカード株式会社とは、クレジットカード、ショッピングクレジット、融資などの金融関連事業を行っている会社である。

1970年代に株式会社ライフを買収した企業「平和紙業」がベースとなっている（公式においては、広島で1950年代に結成されたクーポン販売の協同組合が創業の基点とされており、のちにライフへと社名変更した組織を平和紙業が買収して称号取得した）。1970年代には信販会社として株式上場を果たした。

2000年ごろに消費者金融事業を行なっているアイフルグループの子会社になる。2011年のアイフルグループ再編に伴い、クレジットカード関連事業はライフの子会社であるライフカード株式会社へ移管され、親会社である株式会社ライフはアイフルに吸収合併となった。

ライフカード（クレジットカード）

アイフルの子会社の名称、および同社発行のクレジットカードブランド。ライフが扱うクレジットカード「ライフカード」事業を引き継ぐために設立された。提携国際ブランドはVISA、MasterCard、JCB。ただし年会費無料カードはVISA、MasterCardに限定される。

現在ではその発行規模を縮小しているが、以前は「上新電機」や「エイデン」など、他企業との提携カードも多く発行していた。現在募集しているカードで特徴的なものとしては、坂本龍馬をあしらった「龍馬カード（高知県の龍馬関連施設で優待がある）」、野生類人猿の保護基金へ利用金額の一部が寄付される「SAVE THE GREAT APESカード（通称ゴリラカード）」などがあげられる。

また、オダギリジョーが出演するCMが話題となり、CMに登場するカードは商品化されている。

Vプリカ

Vプリカとは、ライフカードの提供するバーチャル利用限定のプリペイドカードである。正式名称は「VISA バーチャルプリペイドカード（略して「Vプリカ」）」なのだが、長い方で覚える人はあまりいない。

券種の金額は3000円、5000円、10000円、20000円、29000円と固定されており、それらの中から選択して購入することで金額分のネットショッピングを行える。
コンビニや銀行振込、クレジットカードで事前に一定金額を購入し、その購入金額の範囲内でショッピングができるという点は、オンライン電子マネーの「Webmoney」や「Bitcash」と同じである。

このサービスで特徴的なのは、クレジットカード扱いでの決済ができるということである。購入されたVプリカにはVISAのものと同じカード番号やセキュリティコードがふられていて、実物のクレジットカードと同じように使う事ができ ^[※１]、VISAブランドに対応したショッピングサイトであれば、後述する例外を除いてクレジットカードと同様の決済を利用可能である。

クレジットカードと同じ扱いで決済が出来る、クレジットカードとは別の種類のカードという点は、スルガ銀行などが発行する「VISAデビットカード」とも類似している。特にバーチャル利用に限定しているというのは、その中でもジャパンネット銀行が提供している「ワンタイムデビット」と同じである。

[※１]　Myページ上で確認できるVプリカも、実物と近いデザイン・レイアウトで表示される。

メリット／デメリット

※2014年現在。最新の情報については常に公式サイトを確認してください。

メリット

クレジットカードを持ってない人でも、VISAブランドのクレジットカードと同じような決済ができる（後述の例外除く） 決済時の名前はアカウントのニックネームを入力するだけで良く、プライバシーの保護になる 使い切りなので、少額の買い物で済ませたい人や際限なく使うのを防ぎたい人に向く 使い切りなので、カード番号が流出しても保有残高以上は不正に使われる事がない。クレジットカードの保有者でも、カード番号など個人情報の流出が不安なサイトでは防衛策として用いることが出来る。 コンビニのローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップ、スリーエフ。セイコーマートでも購入が可能 Pay-easyを用いた、ATM（一部銀行のみ）やネットバンキングでの銀行振込による購入も可能 サイト上からクレジットカードでの購入も可能、しかもライフカードで決済すると購入手数料なし IDとパスワードがあれば自宅以外のPCからでも利用できる VISAの3Dセキュアにも対応、3Dセキュア対応カードを決済条件にしているサイトでも決済可能

デメリット

アカウント開設には姓名や電話番号の登録が必要になる 18歳未満の者は利用できない 実店舗での決済には使えない 決済の後、サービス利用時にカードの提示を要求されるケース（航空券・ホテルのオンライン決済など）では利用できない クレジットカードと同じ扱いで処理されるため、一つの決済代金が複数回も引き落とされる「二重引落し」と呼ばれる現象が発生する事があり、返金までに時間を要するケースがある（先述のVISAデビットカードでも同じことが起こりうる。詳しくはデビットカードの項目を参照） 「二重引落し」の問題を避けるため、VISAデビットカードの利用を停止しているサイトでは、Vプリカも利用できない。ニコニコ動画もその一つである。 カードの名義人は先述した通りニックネームが使われるので、カード名義人と利用者の名義が一致することを条件としたサイトでは利用できない可能性がある サイトによっては、利用から実際の決済処理までに時間がかかることがあり、カード残高を超えて決済されるケースがある 購入したVプリカには、購入日より1年という有効期限がある コンビニや銀行振込での券種の購入には手数料がかかる（例：3000円分購入すると手数料200円かかる） 定期購読など、一定期間ごとに決済が必要な商品・サービスには使用できない 複数枚のVプリカを使ったり、別のクレジットカードと併用することはできない 1枚の最大保有残高は10万円までで、併用不可のため、それ以上の額の決済はできない 残高の利用が一定期間なかった場合は管理費が差し引かれる（3ヶ月以上未使用の場合に月125円） [※１] 複数カードの残高をまとめることはできない [※２] 退会は電話連絡でしか行えない（平日のみ・土日祝は不可）

[※１]　請求されるのは残っている残高に対してのみ。残高のないカードに対して請求されることはない。

[※２]　Vプリカを新規購入した際に残高を引き継ぐことは可能。合算された残高は新しい方の期限が適用される。

購入について

購入は主に「クレジットカード」「銀行振込（ペイジー）」「コンビニ決済」に分かれる。

クレジットカードの場合、購入先に自分のカード番号や名義を知られたくない場合、Paypalと同様にVプリカを通して買うことで本来のカード番号やカード名義を隠して決済することができる。ただし使用ブランドは「ライフカード」「VISA」「MasterCard」に限られてしまう。

銀行振込の場合、銀行窓口に振り込みに行くような形ではなく、ペイジー（Pay-Easy）のシステムを利用したインターネットバンキングや、金融機関のATMからの振り込みになる。ちなみに「ゆうちょ銀行」と「みずほ銀行」は利用できない。

コンビニ決済の場合、サイト上で購入注文を行いその後コンビニに足を運んで決済するといった方法のみであった。しかし2012年8月より新たにコンビニ端末での販売が開始されたため、マイページ上から注文を行う手間を省略して手軽に買うことが可能になった。端末上での販売を扱っているのは、現在「セブンイレブン」「ローソン」「ファミリーマート」「サークルKサンクス」である。

※以下に記す手順は、すでにVプリカに会員登録していることを前提とする。

サイト上で購入する場合	コンビニにて購入する場合
マイページ上から購入を選び希望金額分のVプリカを購入する。 購入を確定させると購入番号が出るのでコンビニで決済する（下記の内どちらでも可）。 コンビニの端末で番号を入力してシートを出力し、レジで支払う 家でスマートピットシートを印刷し、コンビニに持っていって支払う 支払いが完了すると購入確定したVプリカが使用可能になる	コンビニでVプリカをとる（下記の内どちらでも可） コンビニ端末を操作し希望金額分のVプリカを出力する 店にかかっている「Vプリカ」のサンプルカードを持ってレジに行く シートもしくはサンプルカードをレジで決済する 決済するとVプリカ発行コードが記されたチケットが出力される Vプリカ発行コードをマイページにて入力するとVプリカが使用可能になる

関連動画

Vプリカ

関連商品

関連リンク

• ライフカード　公式サイト
• VISA バーチャルプリペイドカード　公式サイト
• Ｖプリカ　コンビニ端末で販売開始！

関連項目

• クレジットカード
• プリペイドカード
• デビットカード
• 続きはWebで