ラフレシア(Rafflesia)とは、世界最大の花を咲かせることで知られる寄生植物である。
【分類】キントラノオ目トウダイグサ科ラフレシア属(最新の分類体系に基づく)
【学名】Rafflesia arnoldii
(学名の由来)Rafflesia→シンガポールの創設者として知られるイギリスの行政官(植民地建設者)で、この花の発見者であるRafflesさんにちなむ/arnoldii→Rafflesの部下の自然科学者で、この花の発見者であるArnoldさんにちなむ
ラフレシア属にはいくつかの種が含まれるが、普通ラフレシアといったら本種(R・アーノルディ)を指す。
直径が90cm(1.5mという資料も)、重さが7kg(11kgという資料も)にも達する世界最大の花を咲かせる。日本における知名度は非常に高く、多くの人がこの花を思い浮かべることができるだろう。
その巨大さと奇怪な出で立ちから、「人食い花」や「食虫植物」と勘違いされる場合があるが、そういった特徴はもっていない。
スマトラ島・ボルネオ島のジャングルの地上に生える。当地では重要な観光資源になっており(ラフレシアを見に行くツアーが盛んに組まれている)、同時に生息地の保護が進められている。なお、現段階では栽培は不可能なので、自宅の庭でラフレシアを観賞することはできない。
光合成能力を欠くので、ブドウ科のある特定の植物のつるに寄生して全ての栄養を宿主に依存する。宿主のつるの傷ついた部分に偶然種子が入り込んだ時にのみ発芽が起こる。発芽すると菌糸のような形をとって、時間をかけて宿主の組織に侵入し、花を咲かせるまでに成長するには2-3年の歳月が必要である。
地上に現れた蕾は徐々に膨らむが、開花するまでに約1ヶ月かかる。しかも、中には咲かないまま枯れてしまう蕾もあるので、開花の瞬間に立ち会うことは非常に幸運なことである。花が開くときにはギシギシと音を立てるらしい。なお、ラフレシアは寄生生活に適応して花と寄生根以外の部分は失っており、葉はうろこ状に退化している。
花は5枚の花びらを持ち、色や臭いが腐った肉を思わせる。特にその臭いが強烈であることは有名で、便所の臭いに喩えられる。この色と臭いによってハエの仲間をおびき寄せ、花粉を運ばせている。花が開いた後は数日で腐ってしまう。
掲示板
45 ななしのよっしん
2023/08/30(水) 09:45:38 ID: JU0Ywn6Nun
カボチャとズッキーニ、トマトとタバコみたいに「お前同類なんだ?」と思う植物は意外と多い
46 ななしのよっしん
2023/08/30(水) 09:48:55 ID: LnB7h2G0MN
カボチャとズッキーニとトマトとタバコは全部ナス科だけど
ラフレシアとスミレとヤナギは目レベルが一緒なだけで科は違いますので
47 ななしのよっしん
2024/10/04(金) 23:27:42 ID: HAXYLlKR5E
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最終更新:2025/04/03(木) 01:00
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