ラベンダーとは、シソ科ラヴァンドラ属の半木本性植物の通称である。
特徴的な香りの紫の花をつけ、花は香油をはじめとした香りを楽しむための製品に加工されている。
消臭剤などにも利用されるため、近所のコンビニやドラッグストアに行けばラベンダーの香りを楽しめるアイテムを購入できるだろう。
北海道、ひいては日本における本格的なラベンダー栽培は1937年に始まった。
日本のとある香料メーカーが当時輸入に頼っていたラベンダー香料の国産化を実現させるため、フランスの香料商からラベンダーの種子を入手。それを国内数か所で育ててみたところ、北海道が最も栽培に適していることがわかり、札幌で本格的な栽培を始めた。
その後ラベンダー栽培は北海道中に広まったが、1970年代に入ると海外産香料の輸入再開や合成香料の技術の進歩により、国内におけるラベンダー栽培は一気に衰退してしまった。
一度は衰退したラベンダー栽培が観光資源として脚光を浴びるきっかけとなったのは、富良野で撮影されたとあるラベンダー畑の写真であった。
日本国有鉄道の1975年版カレンダーにこの写真が掲載されると写真家の間で話題となり、ラベンダー畑を求めて富良野を訪れる者が現れ始めた。件の写真のラベンダー畑は既に転作によってなくなってしまっていたが、たまたま鉄道脇に立地していたファーム富田のラベンダー畑が富良野を訪れた写真家たちの目に留まり、人気となった。
1980年代から2002年まで制作されたテレビドラマ『北の国から』でファーム富田のラベンダー畑がロケに使用されてからはさらにその知名度は高まり、全国から観光客が訪れるようになった。
現在、富良野・美瑛地区にはファーム富田以外にもラベンダー畑が見れる観光スポットがある。またラベンダー栽培発祥地の札幌には記念碑が建てられている他、幌見峠という変わり種のラベンダースポットも存在する。
上記『北の国から』以外でラベンダーがクローズアップされている有名作品と言えばやはり『時をかける少女』だろう。
筒井幸隆による小説およびその実写映画『時をかける少女』はラベンダーの香りをかぐとタイムリープすることができるようになった少女の物語である。ジュブナイルSF小説として傑作で、何度も映像化がされている作品であるため、その中に登場するラベンダーの香りは見た者に強い印象を残すだろう。
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最終更新:2026/06/13(土) 06:00
最終更新:2026/06/13(土) 05:00
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