ランペイジマンとは、漫画『キン肉マン』に登場するキャラクターである。
超人の神の一人“戒律の神”。
数億年前に超人たちが暴虐を働いていた時代に超人たちを抹殺する案に同意し、現代に至って派閥のリーダー“調和の神”らと共に地上に下天した「超神」の一人。
口癖は「テトテト」。相手を「汝」と呼ぶのも特徴。
全身に×印を付けたような外見をしており、その容姿は読者投稿の超人「スクエアマン」を元にしている。
超人抹殺のために天上界を捨てて地上に降り立つほどの固い決意を抱いているが、超人がどれほど強くなったのかへの興味を真っ先に示したり、「自分に勝てれば無罪放免」と条件を提示するなど、超人への姿勢は完璧超人始祖ジャスティスマンに近いものがある。
また、ロビンマスクのように実力を見込んだ超人に対しては好意的な姿勢を見せており、敵対する立場であっても賛辞を惜しまずに送っている。
連載時の煽り文では「マンモスマンの数倍強い」と表現されていたが、マンモスマンは押されながらもコーカサスマンを打ち破っているのでさすがに盛りすぎのようだ(とはいえ、超神のなかでも上位クラスの実力者だと思われる)。
調和の神(ザ・ワン)に絶大な信頼を寄せる一番の理解者。何かと調和の神のことを気に掛ける描写が見られる。一方で調和の神も後に「私を最も理解する者の一人だった」とランペイジマンを高く評価している。
超神の中ではコーカサスマンとは気が合うようで、盟友と呼べる間柄。普段は他の厳格な口調で話すが、コーカサスマンとの会話時はフランクな口調になっている。バイコーンのことは「しょうもねえ」呼ばわりしていたが・・。
“調和の神”らと共に中国・始皇帝陵に降り立ち、そこに1000kmは離れている場所なのに自分を狙ってきたと思い込んでわざわざ走ってやってきたキン肉マンビッグボディが現れる。
“強力の神”が資質を見い出した割には詳しい説明も無しに王位争奪サバイバル・マッチに無理矢理参加させた男ビッグボディに興味を抱き、「超神」としての肉体を顕現させる。
そこに兵馬俑の中に隠れていた強力チームの面々が止めに入るが、圧倒的な力を見せて粉砕。
「カピラリアの欠片」をビッグボディに見せつけて動揺を誘い、その存在をビッグボディが把握していることを見抜く。
地面からリングを出現させ(柱のデザインが中華風では無く、もともとそこに隠されていたのではなく神の力で創り出した模様)、あらためてビッグボディに対戦を申し込むが、そこに強力チーム最後の一人・レオパルドンが現れビッグボディに代わってリングに上がる。
レオパルドンにパニッシュメントエングレイバーを向けるが回避されてしまい、続いて左腕の機銃「レオパルドンパンツァーショット」、背中の主砲「地獄の砲弾」を喰らう。しかしたいしたダメージにはなっておらず、続いて放たれた砲弾をかわし、落下技「タンクシューター」も返してパニッシュメントエングレイバーでとどめを刺した。レオパルドンの健闘には思うところもあったものの、やはり実力の差は大きすぎた。
試合後、倒したレオパルドンを人質にしてビッグボディにカピラリアの欠片のありかを吐かせようとするが、突如会話に入ってきたスーパーフェニックスが交換条件を提示。神々はその条件に乗り、地球各地の四カ所に三名ずつ分散して移動。ランペイジマンもその一人として移動していった。
移動先のソ連・ダルヴァザの「地獄の門」にはウォーズマン、ラーメンマン、マンモスマンが現れた。ランペイジマンはいきなり出場はせず、コーカサスマンとマンモスマンの試合を上空から見守る。コーカサスマンが敗れた際には、バイコーンが死んだことに対しては「しょうもねぇよな」と酷評したにも関わらず、コーカサスマンの死を慎む素振りを見せている。さらに、マンモスマンがカピラリアの欠片をロビンマスクに託した時には勝者の権利を認め、欠片を追わない粋な計らいを見せていた。
超人たちが天界に上るための試練を受ける資格を得てバベルの塔に挑む事になると、他の超神たちと共にバベルの塔で超人たちを待ち受ける。そして3Fバルコニーで逆さ釣りで待っていた彼の前に現れたのは、奇しくも復活を見守ってやったロビンマスクであった。王位編のロビンの戦いぶりや、コーカサスマンを打ち破ったマンモスマンを高く評価して褒め称え、期待をかけて勝負に臨む。ロビンマスクの奇襲や荒いファイトで押されかけるが、その都度強烈な技で押し返し、互角の攻防を演じる相手に嬉しそうに言葉をかける。そして「スプラッシュデスプレス」「ギャラクティカボマー」と強烈な技を次々に浴びせ、パニッシュメントエングレイバーでとどめをさそうとするが、技が完全な威力を発揮する前に押しとどめられる。ロビンの頭突き連発を同じく頭突きで押し返し、互角の戦いはさらに続く。
ロビンマスクが語るキン肉マンへの思いを聞き、それが“調和の神”とザ・マンの関係に似ていると考え、試験は合格にして超神たちの同志になるようロビンマスクに提案。超神たちが下天してきた本当の理由は、宇宙に内包できるパワーのうち超人たちが占める割合があまりに多くなりすぎたために宇宙が崩壊の危機を迎えているため、その対策を求めての事だった。
しかしロビンマスクは提案を拒否し、戦闘を続行。背中から打ち出す「パニッシュメントエングレイバービハインド」、ロビンの必殺技ロビン・スペシャルを繰り出し、さらにタワーブリッジネイキッドもパニッシュメントエングレイバービハインドで脱出。タワーブリッジを表裏逆にしたような必殺技「クレセントムーンブリッジ」でロビンを追い詰める。しかしロビンは鎧を破壊して脱出。そこから猛反撃を受け、パニッシュメントエングレイバーをタワーブリッジで折られてしまう。カシードラルボンバーを決めたもののロビンの新技ツイステッドタワーブリッジを受けて敗北。あまりの威力に重傷を負いつつも「汝こそが最高の乱暴者だ」と賛辞を送った。そして“調和の神”を支える腹心の役目を任せたいと告げ、ロビンマスクを頂上へ転送する。
その後、全ての事情を知ったロビンマスクは、ランペイジマンの意思を汲み取り、ザ・ワンと行動を共にする決断を下すのだった。
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最終更新:2024/04/23(火) 15:00
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