ランボルギーニ・ディアブロとは、ランボルギーニがかつて生産・販売していたスーパーカーである。
車名の意味は「悪魔」で、ランボルギーニ恒例の伝説の闘牛の名前から取っている。
時は1990年、名車として世の若者たちを魅了したカウンタックの後継車として誕生。
車高の低いデザイン(1.1m)や、シザードアといったカウンタックの要素を受け継ぎながら、約500馬力を叩き出す5.7L V12エンジンを搭載していた。ちなみに最終的には排気量は6.0L、馬力は550馬力にまでパワーアップしている(市販モデル)。また、カウンタックと異なり、4WDモデルが存在する。
しかし、当時ランボルギーニがクライスラー傘下だったからかどうかは不明だが、カウンタックと比べると全体的に図体がでかくなっている他、安全面などの理由で当初のデザインから色々変更があったらしい。
そのせいか、カウンタックどころかランボルギーニ全体で見ても輪郭がカクカク感の少ない、丸みを帯びたデザインとなっている。
噂では、ピザでも乗れるように車体をでかくしたんだとか。(下表参照)
ディアブロSV | カウンタック5000QV | |
全長 | 4470 mm | 4140 mm |
全幅 | 2040 mm | 2000 mm |
全高 | 1115 mm | 1070 mm |
ホイールベース | 2650 mm | 2500 mm |
重量 | 1530 kg | 1490 kg |
その他特筆すべき点としては、前期モデルと後期モデルでデザインが異なっており、前期ではリトラクタブルライトを用いていたが、このころから終日ヘッドライトの点灯を義務付ける地域や国が出てきたため、前期型ユーザーの中にはヘッドライトを改造する者もいた。
そこで白羽の矢が立ったのが日産・フェアレディZ(Z32)型で、このライトとそっくり入れ替えるなど色々改造していた。
これに本社が目をつけ、まさかの公式と言わんばかりにZのライト改造を正式採用した。ちなみにライトにNISSANロゴが付いていたため、カバーで隠したんだとか。
先代から比較するとずいぶん図体がでかくなっただの色々ありつつも、最終的にはレーシングモデルも含めてカウンタックの1.5倍ほどの生産台数を誇ったため、決して失敗作というわけではない。
さて、スーパーカーといえばそれぞれライバル車種もいるわけだが、先代はフェラーリ・365GT4BBと張り合う関係であった。が、ディアブロはと言うと意外なところが対抗馬として挙がる。
それがブガッティ・EB110である。こいつはディアブロとほぼ同期なのだが、コンセプトとしては「究極のカウンタック」を目指していた。
それ故に製作陣も、カウンタックの設計者の他、カウンタックのデザイナー(ちなみにこの人はディアブロもデザインしている)、フェラーリ・F40の開発者など錚々たる面子を揃えた。
しかし、開発陣が経営者と揉めて追い出されるわ無茶な投資で経営が傾いてそのまま倒産するわで、結局生産されたのは200台程度で終わるなど、ディアブロどころかカウンタックと比べても商業的に大失敗だったともとれる。
カウンタックと違い、普通に300km/h以上出せたことや、採用されたクアッドターボ方式が後にヴェイロンにも採用されたこととか考えると全くもって失敗作ではなかったと思う。普通にいいクルマだと思うし
そう考えると色々と妥協したディアブロの方が利口だったのかもしれない。
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最終更新:2024/04/20(土) 00:00
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