ラヴィオとは、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』に登場するキャラクターである。
英語名は「Ravio」。CVは同作でリンクを演じた斎賀みつきが掛け持ちで担当している。ぶっちゃけ声がネタバレである。
紫色のローブにウサギの仮面をかぶった、怪しい風体の自称「旅の商人」。
名前の由来はおそらく「ラビット男」のもじりだと思われる。一人称は「ボク」で、リンクのことは「勇者くん」と呼ぶ。シロちゃんというペットの小鳥といつも一緒にいる。
謎の敵・ユガに敗れて倒れていたリンクを見つけ、助けたことでリンクと知り合う。
助けてあげた見返りとしてリンクの家に泊めてくれるように頼み、リンクがそれを承諾した後日、何とリンクの家を勝手に改造してアイテムショップを始めてしまう。
勝手な改装がまずかったことを察したラヴィオが「勇者くんはボクに家を貸す! ボクは勇者くんにアイテムを貸す!」というまるで釣り合っていない交換条件を持ちかけ、以後リンクに様々なアイテムを貸してくれるようになる。
上記のなれ初めからわかるように、性格はかなり軽いお調子者。言葉遣いは丁寧で、しばしばウサギのしぐさで踊ったり、ワタワタと身振り手振りを交えて慌てふためいたりと可愛らしいリアクションを取る一方、何かを隠すためにそんな性格を演じているような様子もうかがえる。
ただし、ルピーに対して非常にがめついのはどうやら嘘偽りのない素の性格なのか、持っているルピーの袋に触ると「命より大切なものがはいっている」と怒ったり、リンクをナチュラルに金づる扱いしたりしてくる。
リンクにとってはとんでもない経緯で始めたラヴィオのお店だが、実際のところ彼なしで『神々のトライフォース2』の冒険は成り立たない。
まず、彼が最初にお近づきの印としてくれるアイテム「ラヴィオの腕輪」によって、リンクは本作最大のポイント「壁画化能力」を身に着ける。これがなければリンクの冒険はユガに絵にされた時点で終わるところだった。
そしてラヴィオのお店は、いわゆるゼルダシリーズの「道具屋」ではない。何と弓矢、バクダン、フックショットといった冒険に欠かせないアイテムを、ほぼ全て序盤から格安で貸してくれる(本当に格安なのかはラヴィオの言い値なので解らないけど)。必死にダンジョンをクリアしてアイテムを手に入れていた歴代リンクからすると、羨ましい限りのお店だろう。ナビィやミドナと違って一緒に冒険はしないものの、ある意味本作におけるリンクのパートナー的存在とも言える。
もっとも格安なのはあくまで「借りる」場合で、これらのアイテムはゲームオーバーになると全てシロちゃんによって没収されてしまう。これを防ぐためには、バカ高いルピーを払ってアイテムの「買い取り」を行なわなければならない。安く貸して便利さを教えてから法外な金を要求する、ラヴィオの商才が光る。
ちなみにすべてのアイテムを買い取ってしまうと、ラヴィオはリンクの家で延々と寝ているだけのニートと化す。働けよおい。
(以下は本編エンディングについての非常に重要なネタバレのため、反転)
その正体は、ハイラルと対を成す異世界・ロウラルの人間。マスクを取った素顔は、黒髪になっただけでリンクと瓜二つであり、いわば「ロウラルのリンク」である。ウサギの仮面をかぶっていたのは、『神々のトライフォース』で闇の世界に落ちたリンクがウサギの姿になっていたことのオマージュだと思われる。(開発者インタビューで「今回、ゼルダとヒルダのように対比のデザインを意識していまして。ラヴィオの場合は、『神々のトライフォース』での“闇の世界”にまつわるデザインをイメージしています。もっと詳しく言いたいんですが、これ以上はネタバレになってしまうので……。」と語られている)
かつてはロウラルにもハイラル同様のトライフォースが存在していたのだが、その力を巡る争いが勃発、その争いの元であるトライフォースを先祖が破壊するに至った。しかし、その結果トライフォースの加護を失ったロウラルは荒廃の一途をたどっていた。
ロウラルの姫・ヒルダは、滅亡に向かうロウラルの未来を憂うあまり、ユガと共に魔王ガノンを復活させ、ハイラルのトライフォースを奪い取るという暴挙に打って出ようとしていた。ラヴィオはそんな姫を止めるため、片道切符という危険を承知で単身ハイラルに乗り込み勇者リンクへ協力していたのである。ちなみに、ロウラルに存在する空き家に辛口モードで行くと、その時に書いたと思われる3日間の日記が存在する。
エンディングではリンクに敗北してなお諦めきれないヒルダに対し、「あなたがやろうとしていることは、過去のトライフォースを巡る争いそのものだ。」「たとえ滅びる運命だとしても、これが私たちのロウラルではないですか。」と決死の説得を行なう。
その言葉を聞いたヒルダは考えを改め、今のロウラルが自分たちのロウラルであることを受け止め、トライフォースとゼルダとリンクをハイラルへ帰還させる。
ハイラルへと戻ったは二人はハイラルのトライフォースの力を使って、ロウラルのトライフォースを復活させることで2人の想いに応えた。
エンディングでラヴィオは自分を「臆病者」といい、リンクに対して「ハイラルの勇者リンク、僕も君のようになりたかった」と心情を吐露する。だがヒルダの心を救ったのは紛れもなくラヴィオであり、彼が正真正銘「ロウラルの勇者」であることに疑いの余地はない。
ただ、金は返せこの野郎。
掲示板
43 ななしのよっしん
2018/11/26(月) 09:51:03 ID: Th8DqmZ2Eq
ブレワイで頭ラヴィオ体と足ダークリンクでラヴィオごっこしてるんやが同じ奴居る?
44 ななしのよっしん
2019/02/09(土) 20:50:50 ID: wZWFFa2HNw
>>37
アンナ「FEで商人やっている私ですけどちゃんと戦えていますよ。FE無双にも出たことありますし、商人が戦ったり無双しても問題ないと思います。」
>>40
>>42
・勇気を奮うための勇気
・知恵を絞るための知恵
・力を制御するための力
と言ったところでしょうかね?
45 ななしのよっしん
2023/07/14(金) 18:59:02 ID: VHF083bNhf
NintendoSwitch『ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム』に、
頭防具「ラヴィオの頭巾」があり、壁登りの際、左右(横方向)への移動が速くなる。
クライムセットと同じく、壁登り関係の防具となる。
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最終更新:2024/04/25(木) 20:00
最終更新:2024/04/25(木) 20:00
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