ラーの翼神竜とは、遊戯王に登場する三幻神のカードの1枚である。
類似カードに「オベリスクの巨神兵」「オシリスの天空竜」がある。
漫画「遊戯王」及びアニメ「遊戯王デュエルモンスターズ」などに登場する神のカードのうちの1枚。グールズに奪われ、そのリーダーであるマリク・イシュタールが所持していたが、バトルシティ決勝戦にて遊戯に敗北し、アンティルールにより遊戯に手渡された。
ドーマ編においてはラーを含めた三幻神をドーマの手に奪われたものの奪還、
記憶編では盗賊王バクラを(その後時間を巻き戻されたが)追い詰めた。大邪神ゾーク復活時に敗れたもの遊戯たちの尽力により名のなきファラオの真名(アテム)を思い出したのを切っ掛けに「光の創造神ホルアクティ」の糧となった。
最後は闘いの儀の後に他の二枚や千年アイテムと共に地底奥深くへと消えている。
しかし、アニメでは研究のためコピーカードがI2社により保管されており、次回作「遊戯王デュエルモンスターズGX」でI2社のデザイナー・フランツが強奪する事件が発生した。
以下は遊戯王カードwikiを参考にしている。
なお、グールズで作られたコピーカードには「使用者に神の怒りを与える」。これによりリシドなどは瀕死の重傷を負った。
第一の能力
太陽神(ラー)は三体の生贄を束ねてその力を得る ただし神を従えし者 古の呪文を天に捧げよ
第二の能力
神は地より蘇生する 再生の術と従者の命を与えよ 時は一つであろうとも戦場の敵は炎によって屍と化す
第三の能力
時ひとつして神は不死鳥になる 選ばれし魔物は大地に眠る
原作での能力から一部が変化しており、特殊召喚時におけるニつの能力は特殊召喚に関係なく発動できる事、第三の能力は全体除去能力へと変化した物となった。
種類 | (使用不可カード) |
基本情報 | 星10/神属性/幻神獣族/攻????/守???? |
テキスト |
精霊は歌う。大いなる力、すべての万物を司らん。その命、その魂、そしてその躯でさえも。 |
公式デュエルでは使用不可能なファンアイテム。下地と裏面が通常とは違う独自カラーで、裏面のロゴが無い特別デザイン。基本ステータスはあるものの攻守が不明で効果も無いため、スリーブに入れてカジュアル対戦で無理矢理使うのも不可能だろう。テキスト欄には意味深なフレーバーテキストがあるが、原作でも効果が明らかになっていなかったため、ゲーム内での効果(双方の墓地と相手の場からモンスターを自軍に加える)を意識したような文になっている。
2009年12月19日発売のVジャンプの付属カードとして、
「オベリスクの巨神兵」に続きこのカードもOCGでカード化される。
こちらもオベリスク同様、大会でも使用可能である。
遊☆戯☆王のバトルシティ編、その大トリを飾った大ボスモンスターであるラーがOCGで使えるようになるという事で、当時既にOCGを卒業していたファンすらも「カードだけは手に入れたいなー」等と楽しみにする者も多かった様だ。
だがコンマイは、悪い意味で弾けた・・・
種類 | 効果モンスター |
基本情報 | 星10/神属性/幻神獣族/攻?/守? |
効果 |
このカードは特殊召喚できない。 |
「オベリスクの巨神兵」と同様に、召喚には3体のリリースを必要とするが
オベリスクと違ってこちらは特殊召喚もできないためより事故要因となりやすい。
そう、墓地からも蘇生できないのである・・・
マリク 「不死鳥は 再び墓地より 蘇・・・らない・・・だと・・・」
原作では特殊召喚成功時に選択して発動する2つの効果のうち、
自分のライフポイントを削って攻撃力を上げる効果は召喚成功時に発動する誘発効果に、
1000ライフポイントを支払い相手フィールド上のモンスターを破壊する効果は起動効果となった。
このためタイミング上、ライフを払って攻撃力を上げた場合は破壊効果を使用できず、
モンスターを破壊する効果を使いたい場合は攻守0とならざるを得なくなってしまい、
2つの効果はまるで噛み合っていない仕様となってしまった。
オベリスクと比較して、原作効果の最限度及び効果自体も原作より全体的に弱体化されている。
リリースしたモンスターの攻撃力・守備力の合計値を得る効果は消滅し、
オベリスクには備わっている対象をとる魔法、罠、モンスター効果への耐性も存在しない。
このため、現環境での1ターンキル対策によく用いられる「月の書」などに無力なのが致命的である。
原作ではラーは他の二神の効果をも受け付けなかったが、
OCGではラーが効果でオベリスクを破壊することはできない上、その逆は可能である。
そんなこんなで、このカードはいつしかラーならぬ「ヲー」と呼ばれるようになっていった・・・
それでも状況次第では爆発的な攻撃力を得ることができる。
ライフを得つつ防御に徹し、素早く生贄を3体揃えれば原作のような1ターンキルも可能かもしれない。
ネオパーシアス?マーズ?エンシェント・ホーリー・ワイバーン?なぁに~、聞こえんなぁ~!!
次元軸で専用デッキを組むのが最も実用的と言われている。どうしてもラーを活用したい人は試してみても良いだろう。最近は三幻神専用リリース効果を持った「ラーの使徒」もOCGになったしね。
また、その後直接ラーをサポートする以下のカードが登場している。
これらは「ラーの翼神竜」ではないので注意。
「デュエリストパック-決闘都市編-」にてスフィアモードが
「ラーの翼神竜」とは別カード化としてOCG化される事になった。
種類 | 効果モンスター |
基本情報 | 星10/神属性/幻神獣族/攻?/守? |
効果 |
このカードは特殊召喚できない。 |
原作で孔雀舞が召喚した時の「ヒエラティックテキストを唱える前の丸くなったまま動かない」状態がカード化。
OCGのはコピーカードなのか、ヒエラティックテキストを唱える必要もなく神の怒りも発生しないので安心。
相変わらず重いのだが、何と召喚に相手モンスターを利用する事が可能。おそらく原作で舞が召喚したあとマリクがヒエラティックテキストを唱えて奪い返した流れを再現していると思われる。
原作通り自分からは動けないが耐性を持っているのでそうそう死ぬ事もなく、また条件を無視して攻守4000のラーを呼び出す事が可能。
どうにも使う意義の薄かったラーに光明を与えてくれた1枚と言え、ライフも減っていないので破壊効果をバンバン撃っていけるだろう。
滅多に無いが相手のフィールドに召喚した場合で、相手のデッキにラーの翼神竜があるとそのまま相手に利用されるのだけは頭の片隅程度においておこう。
えっ、特殊召喚じゃ本体の(3)の効果が使えなくなる?知ら管
更に更にぃ~!「MILLENNIUM PACK」にてゴッドフェニックスが
「ラーの翼神竜」とは別カード化としてOCG化する予定。
種類 | 特殊召喚・効果モンスター |
基本情報 | 星10/神属性/幻神獣族/攻4000/守4000 |
効果 |
このカードは通常召喚できず、このカードの効果でのみ特殊召喚できる。 |
闇遊戯らを散々に苦しめたフェニックスモードが登場。
準決勝で城之内克也を焼き払った衝撃的なシーンは覚えている方も多いだろう。
先に本家ラーを出しておかなければいけないが、このカードを墓地に置いておけばラーが何度も蘇る様を再現できるという寸法である。また、その際に他のカードに邪魔されないため存分に神の威厳、ランクの違いを示してやる事もできるだろう。
攻守共に固定の4000、更に他のカード効果を一切受け付けないとなれば、普通の方法で不死鳥がやられる事はないのだが、エンドフェイズにこのカードは強制的に墓地に送られるという、こちらも原作を再現したデメリットが存在している。
それでも、球体形が除外されていなければ、それに繋げるのでまた攻守4000のラーを特殊召喚、それが墓地に舞い戻ればまたこいつを出せる、という無限ループが組めるのである! これが神だ!
事故要因のラー本体を複数メインデッキに積まなきゃいけない?知ら管
闇マリクがラーを召喚するために古代神官文字を唱えた際、よく分からない言語を喋っていた。
この言語はマリクが「ドリラゴ」というモンスターを召喚する際の空耳をもじって「ゴリラ語」と呼ばれている。
さらに付けくわえると、Vジャンプ収録カードを対象とした人気ランキングにおいてまさかの第三位となりました。
なんでだろう・・・なんでだろうね?
ちなみに、OCG化カードのいくらなんでもあんまりな弱体化に「これはラーの翼神竜じゃないヲーの翼神竜だ」「効果そのものは珍しいし、これがラーの翼神竜じゃなくて「ライフちゅっちゅギガント」という名前だったら『重いけど面白いカード』と受け入れられていたと思う」等という現実逃避書き込みや、本当にカードと抗議文をコンマイに送りつける人が現れたりと様々な波紋を呼んだ。
そもそも遊☆戯☆王は週刊少年ジャンプの人気漫画の1つであり、バトルシティ編はその中でも大いに盛り上がり多くの読者を惹き付けたエピソードである。
そのため上述の通りラーの知名度はかなり高く、当時はインターネット上で多くの者が知るところとなり「よくも、ラーをこんな姿に!!」「【悲報】コンマイ」などと方々で嘆かれていたとのこと。
当時の遊戯王OCGでも三幻魔やら某最強の地縛神やらが弱体化されておりそれなりにブーイングは出ていたが、
ラー程の騒ぎになったのはやはり例を見ない。
そうした事情を踏まえてか、OCG15周年記念の一環で(「狂戦士の魂」等ドーマ編のカードやトゥーン等のアニメ・原作の未OCGカードらと共に、)としてではあるが、上記の「スフィアモード」、「フェニックスモード」がOCGで登場、一応これでラーは面目躍如、太陽神を太陽神として使う意義は立派に生まれたと言って良いだろう。
ただ、「後付の別カードを出すのではなく本体をちゃんとエラッタして欲しかった」と批判する声も存在しており、
それだけ「ラーの翼神竜」の存在が大きかった事が伺える。
掲示板
1567 ななしのよっしん
2024/03/05(火) 22:56:08 ID: PaPNqcVV8b
「"選ばれし"魔物は大地に眠る」だからな
全体除去ならわざわざ選ぶ意味無いのだわ
1568 ななしのよっしん
2024/03/06(水) 10:34:12 ID: fnugH5jxzC
現代不死鳥の地味さはラーのテキストがM&W用に書き直されていなかった事によって【選ばれし魔物は大地に眠る】ってフレーズをモンスター1体を破壊する「だけ」の効果として処理された結果起こった悲劇な気がする
まあ流石に記憶編のラーがディアバウンド諸共バクラを焼き殺した時みたくモンスター諸共相手プレイヤーを倒して勝利するなんて効果を再現する訳にはいかなかったんだろうけど
…でも召雷弾や∞化を有する神々より上位の神だし特殊勝利ぐらい持ってても…特殊勝利はホルアクティが持ってる?あれは召喚成功時無条件だから…こっちはモンスター破壊しないと駄目だから…(墓守に封印される音
1569 ななしのよっしん
2024/05/19(日) 23:41:32 ID: SNFuElFexW
ラーよ、地より蘇生し天を舞え!炎を纏いし不死鳥となりて!かっこいいから好き
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最終更新:2024/10/15(火) 08:00
最終更新:2024/10/15(火) 08:00
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