リキエルとは、ジョジョの奇妙な冒険Part6「ストーンオーシャン」のキャラクターである。
CV:近藤隆(ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン)、古川慎(TVアニメ版)
単行本13巻に登場。牛柄の服を着た長身の男。プッチ神父に命じられ、空条徐倫一行と戦った。
パニック障害を患っており、緊張したりストレスを感じると、瞼が勝手に降りてきたり、痙攣、呼吸困難などの発作が起きてしまう。
車の運転さえできないその精神疾患のせいで、非常に後ろ向きで生きる希望の無い生活を送ってきた。
しかし実は第1部・第3部のラスボス、悪のカリスマ『DIO』の息子の一人である(母親はDIOの食糧として既に死亡)。
同じく登場したウンガロ、ドナテロ・ヴェルサス、そして第5部の主人公ジョルノ・ジョバァーナとは異母兄弟にあたる。
その出自ゆえもともとスタンド能力が備わっていたが、全く自覚することなく生きてきた。
ジョースター一族の『星型の痣』が発現したプッチ神父に引き付けられた彼は、神父にその恵まれた血統を初めて明かされ、過去の自分を乗り超えて成長するべく、闘志を剥き出しにして徐倫達に立ち向かうことを決意する。
戦闘では始めこそ戦闘経験豊富な一行に翻弄され発作が再発しかけるが、なけなしの勇気と覚悟で克服し、初めて自覚した自らのスタンドも徐々に使いこなしながら、リキエルの精神は目覚ましい成長を遂げる。
1969年7月 アポロ11号のアームストロングが人類初めて月面に立った歴史的事件…
オレは今まで それのどこが偉いのかさっぱりわからなかった
なぜなら ロケットってのは科学者とか技術者が飛ばすものだろう?
サルだって行けるわけだからなだがオレはあそこにいる「ロッズ」たちを初めて見れたとき……その意味がわかったんだ……
月面に立ったのは 人間の「精神」なんだってなッ!
人間は あの時地球を越えて成長したんだッ!価値のあるものは「精神の成長」なんだッ!
『勝利者』はオレだッ!
おまえらなんかじゃあないッ オレは自分の心に勝ったんだ!
もう パニックの症状が出たりはしない… オレは今までの人生を取り戻すッ
空条徐倫との「星型の痣」持ち同士の戦いは、両者引かぬ命を削る激しい攻防の末、紙一重で徐倫の勝利となった。リキエルは敗北したものの、生きる希望を与えてくれたプッチ神父に感謝し、自らの成長に満足していた。
今際の際に徐倫にプッチ神父の真意と運命論を語っていた最中、エルメェスにトドメを刺され再起不能となったが、その言葉は徐倫の胸中に影を落とした。
作中の言動を見る限り、もしも「最もドス黒い悪」プッチ神父ではなく、仗助やジョルノのように正しい道に導いてくれる人物と出会っていれば、彼も黄金の精神に目覚める可能性があったかもしれない。
名前の由来は、フランスのファッションデザイナー『Sonia Rykiel(ソニア・リキエル)」から。余談だが、同じく『ソニア・リキエル』を元ネタにした同作のキャラクターに「ソニー・リキール」がいる。
スカイ・ハイ
【破壊力:なし / スピード:なし / 射程距離:肉眼で届く範囲 /
持続力:C / 精密動作性:なし / 成長性:なし】
かつて現実に騒がれた未確認動物「ロッズ(スカイフィッシュ)」を操るスタンド。ロッズ自体はあくまで自然に生息している生物であり、ブレスレットのように手首に装着されているスタンドでそれを使役する。
ロッズはプロペラ状の羽が生えた棒状の生物で、肉眼で捕えられないほど高速で飛行するとされる。また他の動物の「体温」を餌として摂取する性質を持ち、目視できないほどの高速飛行で相手の身体付近を掠め飛んで、すれ違いざまに体表にビッシリ敷き詰められた熱吸収細胞で体温を奪って飛び去っていく。
局所的に「体温」を奪われた部位は失調を起こし、本人の自覚のないままやがてさまざまな不調が表面化する。「腎臓」を狙えば血尿を起こさせ、「甲状腺」を狙えば喉がフグのように腫れ、そして「脳幹」を狙えばすぐさま死に至らしめる。スカイ・ハイはこのロッズを何匹でも意のままに操ることができ、徐倫たちを内から蝕んでいった。
ロッズ自体はスタンドではないため、倒されたところでリキエルへのダメージ反映はなく、多数生息しているロッズは次から次へ呼び出す事ができる。非常に強力なスタンドである。
ただし本体防御においては無力であり、射程範囲が「肉眼で届く範囲」であるため、対象が見えるどこかには居なければいけない。見えてさえいれば空飛ぶヘリコプター内でさえ攻撃可能で、ずっと隠れたままジワジワなぶり殺すことも出来る能力だが、リキエルは己の成長のため徐倫一行の眼前に姿を現し決闘を挑んでいた。
本来無関係のUMAであるロッズがスカイ・ハイに従う原理については単行本にて「詳しいことは不明だが、きっとお互いの心が通じるせいであろう」と解説されている。それもあってか、リキエルがパニックに陥るとロッズもまた同調して動かなくなっていた。
リキエルはプッチとの邂逅を経て『覚悟』に目覚めたため、並の精神的動揺ではビクともしない脅威のスタンドとして徐倫達の前に立ち塞がる事になる。
スタンド名の由来は、イングランドのバンド「Jigsaw(ジグソー)」の代表曲「Sky High」。
掲示板
72 ななしのよっしん
2024/03/02(土) 16:08:25 ID: Lb3YbVECCI
アニメで
「ヘリで移動していた徐倫たちだが、突然身体が不自由になりヘリは航行不能!」
の場面で、
徐倫が目から血を流しててびっくりした
体温下がっただけなのに血を流すのかい?
あっでもエンポリオ血尿出てたから似たようなものか
73 ななしのよっしん
2024/04/03(水) 22:26:17 ID: FPpO4Jn3o/
エンポリオの博識っぷりに「小僧、お前物知り博士か?」って普通に感心してるの好き
リキエルって神父の言う天国が何なのかを知らなかったようだし、知ったら肯定したかどうかは怪しい気がするんだよなぁ
アポロ11号とかのセリフ聞く限りだとどちらかと言えばジョルノに近いそれを持ってると思う
74 ななしのよっしん
2024/05/16(木) 01:16:39 ID: tmnD9p5AFA
ヴェルサスも好きだけどあっちがDIOの泥臭さを引き継いでる悪党って感じなのに対してアポロ11号を語るリキエルは黄金の精神を感じる
多分気が弱いだけで悪質な犯罪とかはしたことないだろうし神父以外の人物に導かれていたら普通に仲間になれたかもしれない
急上昇ワード改
最終更新:2024/10/07(月) 02:00
最終更新:2024/10/07(月) 02:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。