リクガメ 単語

263件

リクガメ

1.2千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

リクガメとは、カメ潜頚亜リクガメ上科リクガメ科に分類される生物の総称である。

概要

リクガメは約5500万年前に北アメリカヨーロッパに現れたとされる。

現在記事作成時)は12属42種[1]が知られており、オーストラリア南極を除く全ての大陸の熱帯~温帯に分布しているが、日本国内には生息していない。

一般的な特徴としては、背甲がドーム状に盛り上がる傾向にある。これは体の容積に対して表面積を小さくする事で、燥から身を守る為と考えられている。但し例外もおり、岩の隙間などに隠れ、立体活動を得意とするパンケーキリクガメの背甲はなものとなっている。

嘴の咬合面は幅広く、種によっては状の突起がある。これにより植物を切断したり噛み砕くことに適している。地面にを掘る種では、前肢がたくシャベル状になり土を掘るのに適した形状を持つ種もいる。頭部や四肢は皮膚を燥から身を守るため、大の鱗で覆われる。

ペットとしてのリクガメ

その独特な体や穏やかな性質、植物食に偏った食性から、爬虫類の中でもペットとしての人気が高い。
しかしペットとしての歴史自体は浅く、飼育しやすいとされる種でさえ飼育方法が確立されているとは言えない。
特に栄養管理やシェルターの有、温浴の是非などは飼育者間でも未だ意見が分かれる所である。
どちらにせよリクガメは寿命が大変長く、飼育の際は多くの設備を要する為、安易な購入は避けるべきであろう。

危惧される減少

リクガメは「絶滅するおそれのある野生動植物の種の際取引に関する条約」、通称ワシントン条約、
サイテス(CITES)の付属書類、あるいはⅠ類に全種がリストアップされており、種の存続が懸念されている。
古くはガラパゴスゾウガメの乱獲などが有名な話だが、他種においては現在もそれが行われており、毎年多くの野性のリクガメが、ペットにするための密輸や食用を的として乱獲されている。
また、農地開墾のための森林伐採などもリクガメの減少に拍をかけている。

一方で、これらリクガメを保護する活動も世界各地で行われている。
代表的なところでは、ガラパゴスゾウガメ亜種ピンタゾウガメの世界最後の生き残り「ロンサムジョージ」のペアリングなどが挙げられる(残念ながらこの試みは実を結ばず、ロンサムジョージ2012年死亡してしまったが…)。また、ミャンマーでは政府認のもとビルマホシガメの人工繁殖を行っている。
更に、ペットとして商業取引されたリクガメの生態がにより調され、そのデータ活用する事で個体数を増やしていったという例もある。

関連動画

関連コミュニティ

リクガメに関するニコニコミュニティ紹介してください。

関連項目

脚注

  1. *各学者によって説が異なる為、分類が混沌としており、属数や種類数は変化する
この記事を編集する
関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

  • なし

掲示板

  • 8 ななしのよっしん

    2014/01/21(火) 22:32:27 ID: MPyyVm4omk

    もっと余裕が出来たら飼ってみたい

  • 👍
    0
    👎
    0
  • 9 ななしのよっしん

    2015/11/03(火) 15:05:42 ID: zQwQfXkSpg

    うちの父親から拾ってきたわ、設備にはかかったが元気に生きてるよ

  • 👍
    0
    👎
    0
  • 10 ななしのよっしん

    2021/08/23(月) 07:03:21 ID: Vr65UWfa37

    それみつりょ…ゲフゲフ

    初期投資で5桁下手すりゃ6桁飛んでくからしちゃう
    けどちゃんと飼えばより寿命長いからなあ、オウム類もそうだけど

  • 👍
    0
    👎
    0

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
田中美海[単語]

提供: ティチャ

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/25(木) 14:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/25(木) 14:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP