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リジェネレーション(Regeneration)とは、ヨーヨーの動きの一つである。
引き戻したヨーヨーを、「ループ・ザ・ループ」の要領で返し、キャッチせずにスリープ状態に戻すテクニック。
コンボ中にヨーヨーの回転力が弱まったら戻し、リジェネレーションをして再びコンボを続ける、というように使う。
1990年代のヨーヨーはスリープ時間が短かったため、リジェネレーションはロングコンボに欠かせないトリックだった。
2000年代に入り、ヨーヨーのスリープ時間が格段に伸びると、わざわざ戻さずともロングコンボが可能となった。また、(当時の感覚では)相性が悪かったバインド専用機が普及し、次第に行われなくなっていった。
しかし、ユウキ・スペンサーが2005年世界大会でリジェネレーションを多用した高速コンボを繰り広げたことにより、バインド仕様ヨーヨーでもリジェネレーションを活かせることが明らかとなり、復権した。
ルーピングでは多用されるが、技としてではなく、ラップ系トリックの起点になっている。
以下の「リジェネレーション・オブ・スピン」と「タイダル・ウェーブ」を基本とする。
トリックによって、スリープ方向[1]が「正→逆」になるか「逆→正」になるかが異なる。
公式戦では、リジェネレーション用トリックはルーピングトリックと見なされ、ストリング部門ではそれ自体が加点対象となることはない。ただし、リジェネレーションを繰り返したロングコンボや、アクロバティックなリジェネレーションに対し、追加の加点が与えられることはある。
オフストリング部門では加点対象。
逆→正リジェネレーション。
「フォワード・パス」から、または横系トリックの終了時に、「ホップ・ザ・フェンス」の要領でヨーヨーを返し、正スリープにつなぐトリック。
リジェネレーションの基本なのだが、ハイパーヨーヨー第1期ではこのトリックの説明が全くないまま下記の「リジェネレーション」が認定トリックとして発表されたため、「リジェネレーション」が何をするものなのか分かりづらかった。
『ハイパーヨーヨー トリックス』にやっと掲載されたが、前と下にループする技であるかのように書かれており、「認定トリックのリジェネレーションで使う技」であることは、よく読まないとわからなかった。
第3期ハイパーヨーヨーではこの反省を受けたのか、「リジェネレーション・オブ・スピン」はハイパーレベル2ndの認定トリックになり、最後に3秒以上スリープさせるようになった。
正→逆リジェネレーション。「スキン・ザ・キャット」ともいう。
「リフトスリーパー」からヨーヨーを斜め上に跳ね上げ、ヨーヨーを引き戻して「ループ・ザ・ループ」を1回行う。
トリックブックでは、「ペンデュラム」と「ループ・ザ・ループ」の連続技のように書かれることが多かったが、真の使い方はリジェネレーションである。したがって、手首を返した後は戻さず、横系コンボにつなぐのが一般的である。
こちらは「リジェネレーション・オブ・スピン」と異なり、一応ハイパーヨーヨーの初期から紹介されていた。
しかし、認定トリックではなかった。
「リジェネレーション」の写真に掲載されたキャプションに、「ヨーヨーの回転を回復させるにはスキン・ザ・キャットなどが有効だ」などと小さく書かれていたが、紙媒体だけで文意を理解するのは至難の業であった。
第3期ハイパーヨーヨーでは、ハイパーレベル1stの認定トリックになっている。
逆→逆リジェネレーション。
「トラピーズ」を引き戻し、「アウトサイド・ループ」の要領で返してから再び「トラピーズ」を行う。
このようにスリープ方向が変わらないリジェネレーションは、手首を返すときにヨーヨーの反転を伴う。
そのため、反転が中途半端だとリジェネ後にヨーヨーが傾いていてしまう。
現在のストリングトリック用ヨーヨーは傾きにくくなっており、このようなトリックは逆にやりにくい。
挑戦するときは、「ヨメガ・ステルスレイダー」など、幅が狭い昔ながらのストリングトリック機を使うといいだろう。
リジェネレーションを延々続け、いくつもトリックを行う。
ハイパーヨーヨー認定トリックで設定されている「リジェネレーション」はこれ。
当時、コロコロコミックの記事や『ハイパーヨーヨー マニアックス』を見てもよく分からなかった人が多いと思われるが、審査基準は以下の通り。
しかしながら、基準がかなり曖昧であり、公式の書籍でもろくに説明されなかった。
そのため、認定会に出たはいいが、トリック終了後に失格要件を聞かされて失敗にされる事例も多かった模様。
特に、3.の枝番に記載した具体例は、当時は認定員にきくか、説明ビデオをどうにか手に入れて見るかするしかなかった。
フリースタイルでは人気で、3分間ノーキャッチプレイに挑戦するプレイヤーも続出した。
「アラウンド・ザ・ワールド」をリジェネレーションで返し、「リバース・アラウンド・ザ・ワールド」に切り替えるトリック。
「ワープ・ドライブ」と並んで、ルーピングにおけるリジェネレーションの代表格。
そして、『ハイパーヨーヨー トリックス』のこのトリックの記述を読んで、「リジェネレーション・オブ・スピン」の真の使い道に気づくかどうかが、THP-Jへの道の分かれ目である。
「アラウンド・ザ・ワールド」と「ループ・ザ・ループ」を交互に繰り返すトリック。
「トラピーズ・リジェネレーション」と同じく、ヨーヨーの反転を伴うため、ヨーヨーを返すときに傾かないように注意。
このトリック自体が使われることはあまりないが、「ループ・ラップ」などのラップトリックはこのトリックを導入に使う。
その他、スリープ系トリックの起点となるため、充分に練習するようにしたい。
「ブレイクアウェイ」をリジェネレーションで返し、逆方向の「ブレイクアウェイ」につなぐ。
オフストリングのリジェネレーション。
逆スリープの「フォワード・パス・マウント」と正スリープの「ブレインツイスター・マウント」を切り替える。
現在では、「オープンストリング・ウィップ」と組み合わせて行われることが多く、アクロバティックなコンボとしては鉄板になっている。
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最終更新:2024/04/25(木) 11:00
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