リステッドキョウソウ
リステッド競走とは、競馬の競走における格付けの1つである。
簡単に言えば、重賞競走に次ぐ重要度を持ったレースのことである。出走条件が性別・馬齢以外存在しないリステッド(L)と、その他に条件(生産地など)があるリステッド・リストリクテッド(LR)が存在する。
リステッド競走を勝利した馬は、重賞を勝利した馬と同様に、セリ名簿で太字で記述される。
日本においては、中央競馬と地方競馬ではその位置づけが異なる。
中央競馬では、GI・GII・GIII・格付けなし重賞は書いてある通りの意味付けである。そして、それに次ぐ格付けとして、リステッド競走がある。すべて国際競走のため、LRではなくLである。
なお、格付けなしの重賞も国際的な評価としてはリステッド競走に含まれるため、重賞に次ぐ競走とする位置づけは中央競馬独特のものである。国際的にはリステッド競走は重賞に含まれる。
明記するようになったのは2019年から(実際の格付けとしては日本がパート1国になった2007年から行われている)。GIII以上と同じくレーティングによる基準があり、下記の通りである。
※注:2022年春の地点では牝馬限定のリステッド競走は3歳限定のみである。
導入時点で8割のオープン競走はこれを満たしていたが、実際にリステッド格付けを取得したのはオープン競走全体の半数である。これはオープン競走の中に上位と下位の枠組みを作る意図があるとされる。
明示されるようになった2019年には降級制度が廃止されており(降級制度については「収得賞金」の記事を参照)、従来よりオープン馬の総数の増加が見込まれたため、オープン特別のレースに上位と下位を作ることで、出走馬の実力格差を縮めようとしたものと思われる。
なお勝利した際に獲得できる収得賞金もリステッド競走とオープン特別では差がつけられており、2歳限定ではL:800万円・OP:600万円、3歳限定ではL:1200万円・OP:1000万円、3(4)歳以上ではL:1400万円・OP:1200万円となっている。
2022年には、中央競馬が開催するリステッド競走は全部で63競走ある。内訳は2歳限定:2競走、3歳限定:16競走、3(4)歳以上:45競走。また芝が45競走、ダートが18競走である。
※名鉄杯は2019年にリステッド競走に指定されたが、2020年からは京都競馬場改修の影響で3月の中京競馬場・ダート1400mの開催となりリステッド競走の指定から外れている。代わりとして、7月にリステッド競走・ジュライステークス(2020年は阪神ダート1800m、2021年は福島ダート1700m)が開催されている。
※日本向けには名鉄杯の代わりにジュライステークスになったとの説明は乏しいが、海外向けのブルーブックス 2020 International Cataloguing Standards Book The Blue Book(英語PDF)には、
July S. (L)(formerly Meitetsu Hai)と2020年の情報として記載されている。
地方競馬においては、基本的にJpnI・JpnII・JpnIIIがリステッド・リストリクテッドになる。ただし、以下の例外がある。
掲示板
4ななしのよっしん
2021/08/17(火) 18:26:38 ID: sY7SkHQiSR
5ななしのよっしん
2021/09/01(水) 22:02:19 ID: heciGHwQsN
>>4
同時期にほぼ同条件で開催されているジュライステークスがリステッド競走となっているから、名鉄杯が一時的に名称を変更して、代わりに別の競走に名鉄から寄贈される賞を振り分けたのが正確
格下げされたわけじゃない
6ななしのよっしん
2021/09/24(金) 23:48:27 ID: NqdHIBJ5rA
2020年のブルーブックだとJuly S. (L) (formerly Meitetsu Hai)の記載があるから>>5のとおりだね
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最終更新:2022/08/09(火) 07:00
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