リズム天国とは (リズムテンゴクとは) [単語記事]

概要

リズム天国とは、任天堂が発売したゲームボーイアドバンス用ゲームソフト、及びそのシリーズ作品である。2015年までに以下5作品が発売している。（2作目はアーケードゲーム）

全作品のプロデュースを音楽家のつんく♂が担当しており、ゲームの最初の企画自体も彼である。（初代当時、発売直前までこのことはサプライズとして秘密だった）

ちなみに初代リズム天国は、任天堂から発売された最後のゲームボーイアドバンス用ソフトでもある。

どんなゲーム？

以下はシリーズ共通の要素である。

音楽のリズムに合わせてアクションを繰り返すという非常にシンプルなゲーム。
所謂音ゲーのジャンルにカテゴライズされるが、従来の音ゲーのように"譜面ないし画面に流れるポイントにあわせてボタンを押す"、といったゲームとは一線を画す。

画面を様々なキャラクターが、音楽に合わせてアクションするが、優先すべきなのは何よりも流れている音とリズム。
そのためいわゆる目押しはほとんどあてにならず、それどころか突然画面が真っ暗になったりキャラクターが謎の変化を遂げたりなど視覚的な妨害要素をガンガン盛り込んでくる。一見シビアだが音とリズムをよく聞けばちゃんとプレイできる。（はず）
作品ごとに操作性は少しずつ変わっているものの、基本的な操作はボタン1つだけ、という場合が多い。
従来の音ゲーの曲選択のようにステージが存在し、それらをクリアすることで次のステージに進める。
評価が3段階あり、最高評価のハイレベルを達成するとメダルがもらえ、取得枚数でおまけ要素が増えていく
前のステージで登場したものと同じ内容だが、違う曲で難易度が上がったものが再登場する。

それぞれのステージで曲も内容も違うが、4ステージごとに4作すべてを混ぜた構成のリミックスが登場する。
また、たまにランダムでパーフェクトチャレンジが登場し、ノーミスでクリアするとおまけが手に入るのもシリーズ共通である。

制作したのが任天堂のメイドインワリオシリーズでおなじみ坂本賀勇チームなのでカオス具合に定評がある。
しかしカオスの中にも、突然カワイイ要素があったり、実はストーリー性があったりするのも魅力のひとつ。これらを楽しむために初見や未プレイの方にとっては、動画がネタバレになる場合があるので注意したい。

遊ぶだけならシンプルだが、パーフェクト含むフルコンプを目指すと超難易度になる。
また、中毒性の高いステージ（曲）が多いため何度も遊んでしまう不思議な魅力がある。

＼ﾋﾟｰﾋﾟｬｺﾋﾟｬｺﾋﾟｬｰ!ﾋﾟｬｰ!!／＼ﾊｲﾊｲﾊｲﾊｲ!ﾅﾆﾅﾆｶﾓﾈ?／＼ｺｯﾁﾐﾃｰ!／＼てってってﾊﾟﾝﾊﾟﾝ!／＼ﾊﾟﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝ!／
＼ﾊｲ!ﾊｲ!ﾊｲ!ﾊｯﾊｰｲ!／＼ｳｷｰｯ!ﾀﾝﾀﾝﾀﾝ!／＼ﾀｰﾝﾗｲ!ｼｯﾃｨﾀﾞｰﾝﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟｰﾝﾁ!／＼ｲｰ!ｱﾙ!ｻﾝ!ｽｰ!／＼ｾﾞﾝﾀｰｲﾄﾏﾚ!／
＼1!2!3!Hey! You Can Do!／＼ｸﾙﾘﾝ!ﾎﾎｰｲ／＼ｷｯｸｷｯｸｷｯｸ!ﾊｲｯｷｯﾄﾞｰ!／＼1ｺﾛﾘﾝ!／＼ﾄﾝﾄﾝﾀﾞｰﾝ!／＼ｳｰﾜ!ｳｰﾜ!／

なぜリズム天国は生まれたのか

詳しくはリズム天国ゴールドの社長が訊くに載っているので一部を抜粋。

つんく♂は従来の音ゲーのボタンを押すタイミングに不満があった。
これらをどうにかしたいと常々思っていたが、方法が思いつかなかった
とにかく企画書を書き上げ、社員の反対を押しのけ、任天堂に直接提出
任天堂側もこの企画書に感銘を受け、正式にゲームプロジェクトが立ち上がる

つんく♂自身何度もゲームのオファーはあったが、それらは自身の曲を使った何か、もしくはプロデュースしているアイドルや自身を使ったガワだけのゲームになると思い踏みとどまっていたようだ。
また、自身のプロデュースや経験の中でも、リズム感を鍛えることに関しては意外なほど業界で重要視されていない事実があり、これをなんとかしたいという思いが常々あったようだ。