リゼル(RGZ-95 ReZEL)とは、『機動戦士ガンダムUC』に搭乗する人型機動兵器、モビルスーツの1機種である。
グリプス戦役期の名機、MSZ-006 Zガンダムの量産型として位置付けられる機体。
正式名称はリファイン・ゼータ・ガンダム・エスコート・リーダー(Refine Zeta Gundam Escort Leader)といい、その頭文字(カッコ内の太字部分)を取ってリゼルと呼称される。
同じくZガンダムの量産を目的として開発されたRGZ-91 リ・ガズィがバックウェポンシステムによる非可逆的な巡航形態を付与する方式であったのに対し、こちらは完全な可変モビルスーツとして設計されている。これは可変機構の弾力的運用を目的としたもので、巡航形態はサブフライトシステムとしても機能するようになっている(バックパックにグリップが備えられており、他のMSを乗せることが可能)。
ただし、量産性を高める為に可変機構はより単純なメタスやZⅡのものが採用されており、さらにパーツの多くをジェガンと共通化している。従って、コストダウンを達成してこそいるものの、総合性能的にはZガンダムと比較して大きく劣ることは否めない。もっとも、これによってZガンダムの余りにピーキーな操縦性が改善されたのも事実であり、一般兵でも問題なく運用可能な機体として仕上がっている。
ちなみに、デザイン当初はZⅢ(ズィートライ)という仮称で呼ばれていた。
リゼル・コマンダータイプとも呼称される。
ロンド・ベル配備機の場合、センサー類が一般機の赤に対して緑色である他、装甲の一部配色が異なる。
バックパックについても一般機とは異なり、ボックス・スラスタータイプの物からウイングユニットに換装されている。このウイングユニットは機体に大気圏突入能力と圏内での飛行能力を付与する物であり、有重力下でのSFS運用を可能とするために推力値が向上している。
ゼネラル・レビル配備機は、ロンド・ベル所属機がブルー系の配色だったのに対し、グレーとオレンジを基調とした物となっている。センサーの配色はイエロー。
また、こちらは推力のリミッター上限を解除し、それに伴いフレームの補強も行われている。
その名が示す通りガンダムMk-ⅡにおけるGディフェンサーの流れを汲むものであり、バックパックに装着される強化装備。a装備とb装備の2種類が存在する。
ただし、Gディフェンサーとは異なりこのユニット自体に単独での戦闘能力はない。また、ディフェンサーと名乗ってはいるが、機体の防御性能を向上させるフルアーマーユニット的なものではなく、最前線や重要拠点に先制攻撃を行なう強襲用装備であり、いずれも火力と速力の強化に重きが置かれている。
なお、ジェガンなどの他のMSとの連携ではなく、ディフェンサーユニット装備のリゼルのみによる部隊編成での作戦行動を想定しているため、サブフライトシステムとしての運用は考慮されていない。
a装備はリゼルの近接戦闘能力を強化する追加装備であり、ハイパー・ビームサーベルと多数のマイクロミサイルコンテナを備える。
b装備は射撃戦能力を強化するものであり、ディフェンサーユニット側のジェネレーターと合わせて2基の高出力を得て、メガビームランチャー2門の同時使用が可能となっている。
もともとディフェンサーユニットは小説版には登場しない、一種のMSV的な機体ではあったが、漫画版(機動戦士ガンダムUC バンデシネ)においてロンド・ベルに配備され、ep2でのシナンジュ戦においてノーム機にa装備、リディ機にb装備が施されている。また、その後OVA版においても、ゼネラル・レビル搭載機にこれが装備されるといった形で逆輸入されている。
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最終更新:2023/03/21(火) 00:00
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