リック・バンデンハーク(Henricus Nicolas van den Hurk、1985年5月22日-)とは、オランダ出身の元プロ野球選手(投手)である。
OB | |
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リック・バンデンハーク Rick van den Hurk |
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基本情報 | |
国籍 | オランダ |
出身地 | 北ブラバント州 |
生年月日 | 1985年5月22日 |
身長 体重 |
198cm 105kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2002年アマチュアFA |
引退 | 2022年 |
経歴 | |
経歴 | |
代表チーム | 右左投右左両打 |
WBC | 2009年、2017年 |
プロ野球選手テンプレート |
2002年アマチュアFAでフロリダ・マーリンズと契約。捕手から投手にコンバートされる。
長きに渡ってマイナーで過ごし、2007年にメジャーデビュー。この年は4勝6敗だった。
2009年にWBCオランダ代表に選出されたが、アメリカ戦で敗戦投手になった。
2010年にボルチモア・オリオールズ、2012年にピッツバーグ・パイレーツに移籍したが、目立った活躍はなかった。
2013年に韓国の三星ライオンズと契約。韓国シリーズでは防御率1.04と活躍し、三星ライオンズの3連覇に貢献した。
2014年は最優秀防御率、最多奪三振のタイトルを獲得し、優勝に貢献。その後の韓国シリーズでも好投し、4連覇に貢献した。
同年オフに福岡ソフトバンクホークスと契約した。背番号44。なお獲得には読売ジャイアンツも名乗りを挙げていた。
2015年はエディソン・バリオスが予定外の活躍を見せたため、外国人枠の関係で開幕からしばらくは二軍生活が続いた。6月14日の広島東洋カープ戦でようやく一軍初登板し、6回7奪三振で日本初勝利を挙げた。以降、調子を落としたバリオスに代わって一軍のローテ入りすると、「なぜこの投手が二軍にいたのか」と皆が首を傾げるようなピッチングで勝ち星を積み重ねた。最終的に15試合に登板して9勝0敗、防御率2.52と、なんと無敗のままレギュラーシーズンを終え、独走優勝に大きく貢献。奪三振率は驚異の11.61をマークし、開幕から一軍にいれば各種タイトル争いに間違いなく絡んだだろうと惜しまれることに。
クライマックスシリーズでは第2戦で6回1失点の好投で勝利。日本シリーズでも第2戦で8回無失点と圧巻のピッチングを見せ、優秀選手賞を受賞。ポストシーズンを含めれば来日以来11連勝でシーズンを終えた。
2016年は開幕ローテ入り。5月10日のロッテ戦で5勝目を挙げデビュー以来14連勝となり、堀内恒夫のプロ野球記録、および郭泰源のもつ外国人連勝記録を更新した。続く5月17日の日本ハム戦で魔境北九州に呑まれて7失点で敗れ、記録は14でストップ。前年に比べると球速が落ちてストレートに威力がなく、奪三振率が下がり被本塁打が大きく増加。蓄積疲労で6月1日に登録抹消となった。9月18日にようやく復帰したが、最終的には7勝3敗、防御率3.84と全体的に前年より成績を落とした。
2017年はWBC2017にオランダ代表として出場、一次ラウンドでは韓国戦に先発、4回無失点で勝利投手に。二次ラウンドでは日本戦で先発したが中田翔に3ランを浴びるなど3回5失点。準決勝のプエルトリコ戦も先発したが2回3失点でKOされた。
シーズンでは来日3年目で初めてフルシーズン一軍でローテを守り、25試合で13勝7敗、防御率3.24の好成績を挙げて優勝に貢献した。CSでは第4戦に先発するが5回途中3失点で勝ち負けつかず。日本シリーズでは第5戦に先発したが、6回途中で走者を残して降板、リリーフしたリバン・モイネロが打たれて勝ち星が消え、チームも逆転負けとなった。
2018年もほぼシーズンを通してローテを守ったが、与四球率が前年の2.76から3.98に悪化するなど全般的に不調で、規定投球回数にも届かなかった。援護率5.20と援護には恵まれたため、防御率4.30ながら10勝7敗と2年連続の2桁勝利は達成。
日本シリーズでは第2戦と第6戦に先発、2試合ともクリス・ジョンソンと投げ合った。第2戦では5失点でKOされ敗戦投手となったが、第6戦では6回無失点10奪三振の好投で勝利、日本一に貢献した。
2019年は腰痛で出遅れ、6月にようやく一軍昇格するが、今度はすぐに右肘違和感を訴え戦線離脱。復帰は閉幕直前になってしまい、シーズンでは3試合の登板に終わった。ポストシーズンではCSで2試合、日本シリーズでは第3戦で先発。勝ち星はつかなかったが先発した試合は全て勝利し、日本一に貢献した。
2020年は開幕ローテ入りするも、4試合投げたところで背中の張りで戦線離脱。一軍復帰は4ヶ月後の11月になってしまい、5試合の登板で2勝2敗、防御率6.92に終わった。オフ、Twitterに6年間の感謝の言葉を残し、退団となった。
2021年2月、東京ヤクルトスワローズに入団した。背番号15。1軍では2試合に先発登板したものの勝ち星をあげられず、同年9月に自由契約となった。
通算:15年 | 登板 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 | WHIP |
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NPB:7年 | 86 | 0 | 0 | 43 | 20 | 0 | 0 | .683 | 514.0 | 159 | 547 | 225 | 216 | 3.78 | 1.14 |
MLB:6年 | 50 | 0 | 0 | 8 | 11 | 0 | 0 | .421 | 183.2 | 96 | 179 | 131 | 124 | 6.08 | 1.63 |
KBO:2年 | 49 | 1 | 0 | 20 | 13 | 0 | 0 | 606 | 296.1 | 93 | 317 | 121 | 117 | 3.55 | 1.17 |
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最終更新:2024/03/29(金) 05:00
最終更新:2024/03/29(金) 05:00
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