リト族とは (リトゾクとは) [単語記事]

リト族とは、ゼルダの伝説シリーズに登場する種族である。

概要

『ゼルダの伝説風のタクト』において

初出作品。

竜の島を拠点としている種族で、鳥のくちばしのような鼻とこれまた鳥のような足を持つ以外は人型種族であるハイリア人とよく似た見た目をしている。灰褐色の肌と白髪を持つ者が多い。
最大の特徴は守り神であるヴァルー様からウロコを授かることで腕を翼に変化させて空を飛べることである。この能力を活かして郵便配達員ポストマンとして働いている者も多い。
ちなみに例外なく名前が「ト」「リ」で終わる。

驚くべきことに、祖先は『時のオカリナ』に登場した魚人種族ゾーラ族であり、神によるハイラル水没から逃れるため、高い山に避難した一族がヴァルー様の加護を受けて変化したとされる（ハイラル水没によって生まれた風のタクトの海は幻想の海と呼ばれ、基本的に生き物が住むことができない死の海である）。

『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』及び『ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム』において

『風タク』とは大きく異なり、直立二足歩行する鳥のような見た目で、自らの翼で飛ぶことができる。本作ではゾーラ族も登場するが関連性は不明である。
ハイラル北西部ヘブラ地方に位置するリトの村を拠点としている。
『BotW』の物語の重要キャラクターである100年前の英傑リーバル以外ほぼ食肉に関連する名前を持つ。

主なリト族の一覧

風のタクト

メドリ
- リト族の女の子。ヴァルー様のお付き見習いで、その言葉を理解できる唯一のリト族である。コモリのおばばさまが師匠。
- ゾーラ族の賢者ラルトの血を引いており、後に大地の賢者として覚醒する。
- 登場するリト族の中では唯一の女性でありリト族の中で例外的な要素も多く持つ。
- 肌は白く髪は茶色、羽は真っ白。
- ゼルダ無双にも操作キャラクターとして参戦しており、手に持ったハープと風を武器にする。
コモリ
- 族長の息子。ヴァルー様のが急に暴れだしたことによってウロコを授かる年齢だがまだ羽を持てていない。その状況から引きこもりになっている。リンクが異変を治めると感化されキリッとする。
オドリー
- プロロ島で最初に出会うポストマン。質問に「まあ、聞けよ」と切り出して説得してリンクが旅立つ口実を作った。
- 竜の島で再会した後も人魚島や魔獣島のイベントで登場する。
族長
- リト族の族長。コモリの父。個人名不明。親方と呼ばれている。
クバリ
- 郵便局長のような立場の人。顔が時のオカリナ、ムジュラの仮面のポストマンそっくり。ニテン堂のフィギュアの説明には祖先からずっとポストマンをしているという噂が載っている。
その他リト族
- スケット、ガクット、ズバット、バシット、ホスット、パシリ、コマリ、ヒラリ、ナマリ

ブレスオブザワイルド

リーバル
- 100年前にリトの英傑を務め大厄災の折に命を落とした戦士。神獣ヴァ・メドーを操った。青い羽毛と鋭い目つきを持ち、同じ任天堂作品である『スターフォックス』シリーズに登場するキジのキャラクターであるファルコ・ランバルディによく似ている。
テバ
- リト族の戦士。厄災復活に際して暴走した神獣ヴァ・メドー無力化の為にリンクに協力する。
- 名前の由来は妻のサキと合わせて「手羽先」より。
チューリ
- テバの息子。『BotW』では幼児であり、父と共に飛行訓練場で訓練している。
- 『TotK』では逞しい少年に成長しリンク達と共にハイラルの危機に立ち向かう。
- 名前の由来は手羽元の唐揚げ「チューリップ」より。
カーン
- リト族の族長で巨大なフクロウのような見た目をしている。シーカーストーンを持つリンクをハイリアの英傑の末裔と考え、暴走した神獣ヴァ・メドーの無力化を依頼する。ヴァ・メドーを無事解放した後は礼としてかつてリーバルが操ったオオワシの弓をくれる。
ハーツ
- リト族の戦士。神獣ヴァ・メドーを止めようとして負傷した。
- 壊れたオオワシの弓を修理してくれる。
- 名前の由来は「ハツ」より。
カッシーワ
- 故郷リトの村を離れ、とある人物に伝承の歌を伝えるべく放浪するリトの詩人。冠羽のついたインコ系の風貌で、目元がセクシーとプレイヤーから評判である。放浪の詩人のため当然の如く携帯楽器を持っているが、これがバンドネオンによく似たそれなりに大きく重い蛇腹楽器のためかかなり腕周りがマッシヴ。
  ちなみに妻帯者で故郷には妻と5羽の子供たちが居る。
- 名前の由来は鶏肉の別称「かしわ」より。
ハミラ
- カッシーワの妻。リトの村で帰ってこない夫を待っている。
- 名前の由来は「ハラミ」より。
ナン／コッツ／ゲンコ／グリグリ／キール
- カッシーワの娘である5姉妹。母と共に父を待ちつつ歌の練習に励む。
- カッシーワが帰ってきた後は彼の演奏に合わせて共に村の祠の近くで歌っている。
- 名前の由来はそれぞれ「軟骨」「げんこつ」等だと思われる。