リプトン (Lipton) とは、英語圏の姓。
この記事では1,2について扱う。
スコットランド生まれのトマス・リプトンは、若いときから柔軟な発想と行動力を持っていたことで知られ、15歳で渡米し20歳になるまで各地を回って帰国。21歳となった1871年、故郷に食料品店「リプトンズマーケット」を開き、その柔軟な思考でチェーン展開を行い、瞬く間に億万長者となった。
その後40歳となった1890年、セイロン(現在のスリランカ)に渡って紅茶(セイロンティー)の輸入を開始。セイロンでは当初コーヒーを生産していたが、セイロン島の風土にはあっておらず良質なコーヒーが作れなかったため、紅茶への植え替えが始まっており、そこに目をつけたのである。
イギリスでは元来、紅茶は上流階級の飲み物であり庶民が口にすることはなかなかできなかったが、仲買人の排除や小分けの袋詰めなどで庶民にも買いやすくし、また袋に商標をつけて信頼を得ることで大ブームを引き起こし「世界の紅茶王」となった。
日本でも1906年から輸入が始められ、現在でも紅茶業界の第一人者としてティーバッグや紙パック入り紅茶、ペットボトル入り紅茶など積極的に発売している。
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最終更新:2024/11/08(金) 09:00
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