リュー・リオンとは、小説『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』に登場するキャラクターである。
プロフィール | |
性別 | 女 |
年齢 | 21歳 |
種族 | エルフ |
身長 | 165C |
職業 | ウエイトレス |
ステイタス | Lv.4→Lv.6(18巻) |
二つ名 | 【疾風】 |
所属 | 豊饒の女主人 |
本作品のヒロインの1人。外伝作品ファミリアクロニクル『episodeリュー』及び『アストレア・レコード』では主人公を担っている。空色の瞳と薄緑色の髪をした容姿端麗のポンコツエルフの女性。女神アストレアの眷族。
現在は酒場「豊饒の女主人」で働く女性店員だが、かつては凄腕の冒険者だった。
引退してからも鍛錬を積んでおり、今も実力は衰えていない。Web版では主人公ベル・クラネルの師匠であり、本編でもベルと朝稽古をしている。作中では、何かとトラブルに巻き込まれがちなベルたち【ヘスティア・ファミリア】の頼れる助っ人として度々登場している。
かつては【アストレア・ファミリア】に所属していたが、5年前のとある事件が原因で団員はリューを除いて全員が戦死。ファミリアは壊滅に追い込まれている。
なお、冒険者として行動する際は、素性を隠すためにフードを被り、マスクも付けている。原作やコミカライズではショートパンツを着用しているが、アニメではなぜか「緑ブルマ」姿というあられもない格好をしている。そのため、ニコニコでは登場するたびにやたらブルマ関連のコメントが目立つ。ナイスブルマ!
作中屈指の人気キャラであり、彼女がメインだった原作14巻以降読者からの人気が跳ね上がっており、キャラクターの人気投票があった場合は大抵ぶっちぎりで1位を取っている。作中でも当初はサブヒロイン的な立ち位置だったが、第三のメインヒロインのような扱いとなっている。
正義感が人一倍強く、謹厳実直な性格で、基本的に礼儀正しく敬語で話すが口調はやや厳しめ。気を許した相手には若干柔らかい態度になる。一見無表情でクールに見えるが、実は激情家で敵対する者に対しては容赦のない一面を持つ。
現在は薄髪色のショートボブヘアだが、元々は金髪のロングヘア。素性を隠すために髪を切り、シルによって染められている。
「リュミルアの森」の大聖樹を守護する『守り人』の一族として生まれ、幼少期からエルフの戦士として教育を受けていたが、他種族を見下す故郷のエルフの選民意識に嫌気がさして11歳の時に故郷を飛び出している。しかし、彼女もまた気難しいエルフの血筋らしく生真面目で潔癖症のため、限られた者以外は手すら触れられない。これまでリューに触れることができたのは、今は亡き【アストレア・ファミリア】の団長アリーゼ・ローヴェル、酒場で働く同僚であり恩人のシル・フローヴァ、そしてベルの3人だけである。
作中でもかなりの重たい過去の持ち主であり、5年前に闇派閥の罠が原因で誕生したジャガーノートによってアリーゼたち【アストレア・ファミリア】の団員が皆死亡。復讐心を抑えきれなかったリューは闇派閥はおろか彼らとの関係性が疑われた者まで含めて血祭りにしており、そのことでギルドのブラックリストに載り、冒険者の資格を剥奪。賞金首になってしまう。もっとも、このときのリューの行動によって闇派閥はことごとく壊滅しており、オラリオの暗黒期終焉に貢献した一面もあるが・・・・。追われる身となり、自暴自棄となって倒れていたところをシルに救われ、豊饒の女主人で半ば強制的に働くようになる。こういった正義とは程遠い自らの行いを今も悔いており、自己評価は極めて低く、心に大きな傷を負っている。
戦闘以外は割とポンコツであり、真面目さ故に何かと不器用。飲食店で働いているが料理の腕前は壊滅的でなぜかサンドイッチを炭化させるレベル。加減しらずで行動がやりすぎてしまうこともあり、「私はいつもやり過ぎてしまう」と述べるなど本人も自覚している。こういう一面を【アストレア・ファミリア】時代の仲間からは弄られており、今でも豊饒の女主人の同僚であるアーニャ・フローメルやクロエ・ロロから「ポンコツエルフ」呼ばわりされている。恋愛面でもポンコツぶりは遺憾なく発揮されており、ダンメモでは「男女が付き合うときはまず、誰もいない夜の森で、二人の永遠の愛を月に誓うべきだ」などと大真面目に言って同胞のエルフさえもドン引きさせている。
現在から7年前のオラリオの暗黒期には、【ロキ・ファミリア】のアイズ・ヴァレンシュタインと並び急速なランクアップを遂げた冒険者として注目をされ、【疾風】の二つ名を轟かせていた。
当時のリューは、まさに現在のベル・クラネルと同じように理想を真っすぐに追い求める人物だった。そのため、現実主義のゴジョウノ・輝夜とは意見が対立し、たびたび口論となっていた
実力は当時からファミリアの中でもトップクラスだったが、一番最後に入った団員だったこともあり、他の団員からは末っ子として可愛がられ、弄られていた(特にアリーゼ)。また、元々世間知らずのエルフだったこともあり精神的にはまだ一番未熟で確固たる「正義」が定まっておらず、そのことを輝夜から指摘されている。
「吠えるな」など時折口が悪くなるのは、【アストレア・ファミリア】の頃の仲間であり、好敵手でもあった輝夜の影響らしい。また、冒険者としての知恵や知識はライラから学んでいる。
原作者曰く「リューにとって輝夜が鞭、ライラが飴、アリーゼが太陽」とのこと。
当初はシルの想い人という程度の認識だったが、駆け出しだった頃のベルに冒険者時代の豊富な経験から何かとアドバイスをするなど交流を深めるうちに少なからず好意を抱いている。とはいえ、シルのベルへの想いを応援し、将来の伴侶と勝手に定めており、自分よりシルを優先するようにと常にベルに言い聞かせていた。
生前のアリーゼから「もし、あんたの手を握れる男がいたらそれが運命の相手だから絶対逃がしちゃだめよ」と言われていたことから、自分の手をベルに握られても平然としていたことを意識していたが、自身は一歩引いた立ち位置を貫き、「尊敬できる友人」として何かとベルを助ける立場を取っていた。ベルのことは「クラネルさん」と呼んでいるが、彼がゴライアス戦で窮地に立ったときは咄嗟に「ベル」と呼んだこともあった。
ちなみに5年前までのリューの容姿は金髪のロングへアであり、原作者いわくベルの好みにドストライクらしく、仮にこの状態で最初に出会っていればベルの胸は撃ち抜かれていたとのこと。
原作13・14巻においてベルと2人でダンジョンの深層まで落とされた際、瀕死の重傷を負いながら何とか生き抜こうと行動を共にするうちにベルへの想いはどんどん膨らむようになる。いつの間にか常に「ベル」と呼ぶようになるなど感情に大きな変化が生じるようになる。二人で協力してトラウマの象徴だったジャガーノートを撃破し、ついに深層から脱出。ギルドから表向き死亡扱いとされたこともあってようやく過去のしがらみから解放される。
心からの笑顔を見せるようになったリューに対し、天然ジゴロのベルは「今のリューさんの笑顔、凄く綺麗です」「リューさんがそんな風に笑えるようになって、良かった」という言葉をかける。そのことでついに明確な好意を抱くようになるのだった。とはいえ、超奥手なリューは自分の感情の変化に戸惑いを隠せないものの、それを恋愛感情と気付くのに時間がかかり、以降はベルに接した際に奇行に走るなどポンコツぶりはさらに加速するようになる。
現在は周囲の人間から「リュー」と呼ばれているが、【アストレア・ファミリア】時代は「リオン」と呼ばれていた。昔からリューを知っているアスティ・アル・アンドロメダやシャクティ・ヴァルマや当時敵対していた闇派閥の残党などは今でも「リオン」と呼んでいる。
シル・フローヴァは自分を救ってくれ、復讐に身を落とした自分に新たな生きがいを示してくれた大切な恩人である。普段から一緒にいる現在の親友。時折見せるシルの大胆な行動に驚かされることもある。
【ヘルメス・ファミリア】と関わることも多く、前述したように団長のアスティとは昔からの知り合いで損得無しでお互いに信頼し合っている。彼女と主神のヘルメスは最初からリューの素性を全て知っており、そのうえでリューにベルの助っ人などを依頼している。また、後に団員となったアイシャ・ベルカのことはベルの貞操を狙っている危険人物と認識しており、何かといがみ合っている。それでも互いの実力は認めており、異端児事件の際は共闘していた。
【ロキ・ファミリア】の剣姫アイズ・ヴァレンシュタインとは中の人の下の名前も含めて何かと共通点が多く、冒険者時代にもお互いの素性を知らないまま戦ったことがある。その後、異端児編で再び戦うことになるが、このときは冒険者として現役であるアイズにレベルブーストの恩恵を受けながらも完敗している。ちなみに作者曰く、この戦いは「正妻戦争」とのこと。
オラリオのエルフ社会とは距離を置く立場を取っているが、エルフの王族であり【ロキ・ファミリア】の副団長でもあるリヴェリア・リヨス・アールヴには敬意を払っている。
力 | 耐久 | 器用 | 敏捷 | 魔力 | 狩人 | 耐異常 | 魔防 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
E488 | F352 | A888 | A889 | B717 | G | G | I |
高難度レア職である「魔法戦士」であり、攻撃、移動、回避、詠唱、この四つの行動を同時展開する並行詠唱を極めている。並行詠唱の技術に関してはオラリオ最強の魔導士であるリヴェリア以上ではないかと推察される程。
機動力と大火力を両立させたスピード型で、高速戦闘で相手を翻弄しつつ、同時並行で大威力の魔法を詠唱しぶちかますのを得意としている。それでいて技や駆け引きも一流。
5年前の時点ですでにLv.4上位の実力を有しており、それから多くの偉業を成していることから仮にステイタスを更新すれば、ランクアップはほぼ確実だろうと予想されている。
才能は作中でも最強クラスであり、原作者によるとアイズと同様にガチャで例えるとSSSRクラス。それでいて、ベル程ではないにしても成長スピードが異様に速い。
原作18巻において再会した女神アストレアからステイタスを更新され、神の時代が始まって以来史上初となるダブルランクアップを実現し、Lv.4から一気にLv.6までランクアップして登場。さらには亡きアストレア・ファミリアの団員全員の魔法を継承するというチート魔法「アストレア・レコード」を会得。都市最強のフレイヤ・ファミア相手に1人で不利な戦況を一変させる程の力を手にし、幹部であるヘグニ・ラグナールを倒している。
力 | 耐久 | 器用 | 敏捷 | 魔力 | 狩人 | 耐異常 | 魔防 | 魔導 | 連攻 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
I45 | I25 | I97 | A889 | H100 | G | G | I | I | I |
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2023/03/25(土) 04:00
最終更新:2023/03/25(土) 04:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。