ルイス軽機関銃 単語

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ルイスケイキカンジュウ

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ルイス軽機関銃とは1910年代開発された機関銃である。

概要

1911年アメリカ陸軍大佐アイザックルイス大佐完成させた機関銃
しかし当初はアメリカ軍に採用されなかったことから軍を退役したルイス欧州に売り込んだ結果、1913年にベルギーに採用され、翌1914年にイギリスが採用した直後に勃発した第1次世界大戦を機に一度は採用を蹴ったアメリカを含む連合側に普及した。
その後の第2次世界大戦でも旧式化しながらも連合枢軸国双方が広く使用した後に正規軍の装備こそ外れたが民兵やゲリラでは1990年代までは使われていた。
なお、原を設計したのはサミュエル・マクリーン氏である。

構造

の外観はロケットランチャーの類かと誤認する『大身』機関部の上に取り付けられた円盤に集約される。

実は『大身』は連続射撃によって生じる身の高熱を冷却する装置である。
装置自体は前後が貫通したカバーで、発射時に口からでるガスによって後部から空気を引き込むとされていた。しかし実際は効果が薄く、むしろガスが射手側に流れることもあって不評な事から装置を外されて使われる事も多かった。
なお、使用するライフル弾は当時の軍用小銃機関銃弾としては標準的な7.7㎜弾であり、身自体はカバーよりかなり細い。

円盤』は47発入りのフライパン弾倉であり、装弾口を中心として放射状に実包が2層に分けて装填されており、射撃時は射手側から見て反時計回りに弾倉が小刻みに旋回しながら装填される。
しかし装弾口側の覆いがない=ライフル弾がむき出しになっていることから泥やが入り易く、機構の複雑さも相まって故障も少なくなかった。

それでも大戦前アメリカ軍が採用していたM1909機関銃や同時期フランス開発したショーシャ機関銃較すれば良好な信頼性と判断されたことから各軍で採用され対峙したドイツ帝国軍でも鹵獲されて運用された。

そして航空機の搭載機関銃としても広く使われた。地上とべると寒冷かつ強にさらされる戦を反映して冷却装置が取り外されて用いられたが単座の戦闘機では弾倉の交換が困難なことから複数が搭乗する爆撃機偵察機での運用がになりこれに合わせて床をグリップに替え弾倉は97発入り(4層)に切り替えられて操縦席後方や側面座で用いる『旋回機として使用された。

運用例

前述の通り構造に問題が少なからずあった本だが傑作と名高いヴィッカーズ機関銃と同じライフル弾と射撃速度を持ちながら重量は4分の1操作人員は1名と軽機関銃の名に恥じぬであり、塹壕戦の中で重かつ間近な制圧火力として連合軍に重宝された。

しかし戦争が終わるとより洗練された軽機関銃開発・配備された事により倉庫に保管された本だったが第2次世界大戦が勃発すると民兵などの二線級部隊に再配備が行われた。
しかしイギリスではダンケルク撤退戦時に多数の武器を放棄して撤退したことから補充が終わるまでの繋ぎ装備として再配備が行われた。

一方で敵対することになった大日本帝国海軍においては第2次世界大戦前に輸入・産化が行われ、終戦まで航空機旋回機として運用された。

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