ルナティックドーンテンペストとは (ルナティックドーンテンペストとは) [単語記事]

ルナティックドーンテンペスト（Lunatic Dawn TEM PEST）は、2001年 2月にアートディンクから発売されたロールプレイングゲームである。Steamなどで再販された旧作を除けば、本作がルナティックドーンシリーズ最新作に当たる。
価格は標準価格 6,800円(税抜)。何をしていいか分からなくなるほどの自由さが売りの名作ルナティックドーンシリーズにトドメをさしたブッチギリのクソゲーである。

概要（公式より）

「ボクはヒーロー。ボクの夢は死んだ父さんみたいに冒険者になること。
そのために男の子ふりをして鉱山で働きながら、お金と力をたくわえているんだ。
アダムおじさんは反対してるけど、この決心は変わらないな」（ｷﾘｯ

「運命」という名の、嵐。（フラグ立て → 回避できないイベントの連発的な意味で）
亡き父への憧れを胸に、冒険の旅に出た少女ヒーローは、世界を放浪しながら、少しずつ冒険者の喜びを見出していく。プレイヤーの意思とは関係なく。
だが……やがてたくましく成長したヒーローの前に、思いもよらぬ「運命」という名の嵐が吹き荒れるのだった――
<自由な冒険>が好評の『ルナティックドーン』シリーズ。そのスピリッツを継承し新たな冒険の地平を拓く『テンペスト』。
大いなるドラマの幕を開けるのは……そう、あなたなのです。ほぼ一本道だから運命だね。変えられないね。
(2001年 2月発売)発売しちまったんだよ……

従来の「ルナティックドーン」シリーズと一線を画した本作品では、様々な新しいシステムが導入されています。
従来のルナドンから一線どころか斜め下方向にぶっ飛んじゃったけどね！ちなみにルナドンシリーズ実質の最終作。

登場人物（公式より）

ヒーロー：本作品の主人公。冒険にあこがれる、快活な少女。(CV:野田順子)勇者（笑）名前と性別は変更不可。
フェステ：やんちゃな妖精。ヒーローの旅の相棒。(CV:摩味)メイン行動はプレイヤーの精神を蝕むゲーム中最大の敵。
アダム：ヒーローの養父。パトリア村で酒場を営んでいる。いてもいなくても全くシナリオに支障はない。
バンクォー：ジェロシーアの誉れ高き将軍。勇者（笑）の称号をもつ。(CV:郷里大輔)ただのおっさん
バンクォー夫人：バンクォー将軍の妻。心優しい女性。(CV:達依久子)名前が永遠にバンクォー夫人です
フォル：飲んべえで、ほら吹きの不良老年騎士。(CV:高塚正也)何故ほらを吹くのかとかそういう話はありません
ハル：フォルの相棒の若者。(CV:田中一成)血筋大安売り一号。
アムレス：アカデミアの学生。(CV:麻生智久)血筋大安売り二号。
ペロウ：魔導士。魔法の修行に余念がない。(CV:郷里大輔)血筋大安売り三号。
アリエル：風の妖精。(CV:嶋方淳子)存在がキモイ二号。空気なためまだマシ。
バードルフ：圧倒的存在感……！
公式サイトはとっても分かりやすく作られております。しょｂ……

世界（公式より）

ヒーローの冒険の舞台、アレグリア大陸。
かつてレヌンシアのウィリアム大帝によって統一されたこの大陸も、
現在は７つの国に分裂し、微妙なパワーバランスのもと、互いに牽制しあっています。
主人公ヒーローは、大陸を巡り、冒険を通じて成長をとげますが、
そのことがやがて国々のパワーバランスに影響を与えることになるのです。

７つの国々

デュナミス
大陸の北東、半島に位置する国。
ヒーローはいつの日か迎える旅立ちの時を胸に、鉱山で働きながら鍛錬を続けている。

ジェロシーア
大陸随一の戦士バンクォー将軍を擁し、大陸の東部地域を支配する軍事国家。
デュナミスを旅立ったヒーローが、最初に訪れる他国であり、運命的な出会いが待っている。

レヌンシア
 大陸の中央に位置する、かつての統一王朝。
この学問と文化の都で、ヒーローは何物にも替えがたい宝を手にすることに･･････。

カプリス
大陸の北部に位置する男勝りの女王が統治する国。
女尊男卑の国で、ヒーローは思いがけない才能を発揮することに･･････。

アングスト
大陸の西中央部に位置する治安が悪いと評判の国。
この国ならではの施設は、お楽しみがいっぱい（？）。

ラント
大陸の南部に位置する経済大国。
ヒーローの能力を飛躍させる運命的な出会いが、彼女を待つ。

ガナドール
 大陸の西部を支配し、魔法とモンスターを操る謎の国。
ヒーローを待ち受けるのは敵か味方か･･････。
フフフ、ドラッグしてしまったのかい？　だが書くことなんか無いんだ、本当……

ゲーム内容（公式より）

ドラマ（笑）
メインとなるシナリオは、シェイクスピアの戯曲を原案とした"オリジナル"。という名の丸パクリ×劣化コピー
「ルナティックドーン」シリーズとしては異色ともいえる壮大なドラマをお楽しみください。異色じゃなくて誤植

冒険（笑）
プレイヤーは主人公ヒーローとなり、大陸中を駆け巡り、さまざまな冒険に挑みます。冒険って言うより王族の厄介ごと
彼女を待ち受ける「運命=自由度(笑)」という名のテンペスト（嵐）とは、果たして･･･。おっとつい本音が

成長（笑）
シリーズでお馴染みの「依頼」はもちろんのこと、新たに「ジョブ」システムを導入。ジョブシステムなんて無かったんや！
さまざまな「体験」を通じて、主人公を成長させる面白さをお楽しみいただけます。EXPは犠牲になったのだ……

戦闘（笑）
新戦闘システム「ＡＩＢＳ」により、アクション性の高いユニークな戦闘が実現しました。そうか、そうか
一瞬のうちに攻防が逆転する、手に汗握る熱い戦いをお楽しみください。もちろん戦闘バランスが未調整過ぎて手に汗握らざるをえない
AI BSとは「Active Init iat ive Battle System」の略称で、主導権を奪い合いながら戦う新しい戦闘システムのことです。名前は立派。類似：里見の謎
このAI BSにより、一瞬の気のゆるみが敗北につながりかねない白熱した戦闘を体験できるようになりました。その意欲は別のところにもほしかった

同時代（2001年）に発売されたゲーム

2001年はPlaystation2発売から1年が経ち、まだまだ成熟していないながらも各社も本格的に参入し始め、アートディンクも「A列車で行こう」や「栄冠は君に」といったキラータイトルを矢継早に送り出していた時代である。
また、任天堂は9月にゲームキューブ(GC)を送り出し、セガもまだドリームキャスト(DC)で頑張っており、三つ巴の「次世代機戦争」が本格的になっていた時代である。下記有名タイトルで思い当たる人も多いのでは？
だから開発リソースがそちらに取られたのはしかたのないことなんDA ☆
1月：　探しに行こうよ、鬼武者、デ・ラ・ジェットセットラジオ(DC)
2月；　LUNATIC DAWN TEM PEST、tsugunai ～つぐない～、シャドウオブメモリーズ
 3月：　Z.O.E ZONE OF ENDERS、ボクと魔王、サクラ大戦3(DC)
5月：　エンドネシア、ダイナマイト刑事2(DC)
6月：　リリーのアトリエ～ザールブルグの錬金術師３～、シャドウハーツ
 7月：　ファイナルファンタジーX、グローランサーII、カルドセプトセカンド(DC)
8月：　玉繭物語２～滅びの蟲～
9月：　マイトアンドマジック～デイ・オブ・ザ・デストロイヤー～、ルイージマンション(GC)
10月：　ピクミン(GC)
11月：　BUSIN ～Wizardry Alternative～、メタルギアソリッド2 サンズオブリバティー、スマブラDX(GC)
12月：　グローランサーIII ザデュアルダークネス、ICO、零〜zero〜、サンライズ英雄譚２

本作の発売は、以上の様な高評価のゲームが何作も発売されている年のことであった。
アートディンクはこのシャドウメモリー（黒歴史）にTSUGUNAIしなくちゃいけないよね……
いやまあ元々PC ソフトの会社な上に「アクアノートの休日」「太陽のしっぽ」「ドミノ君をとめないで。」「建設重機喧嘩バトルぶちギレ金剛!!」とか冒険し過ぎな一面もある会社なんだけどさ。