「私はラドロア級駆逐艦のル・マルス!これからよろしくです!」
ル・マルスとは、STGアプリゲーム『アズールレーン』に登場する、第二次世界大戦時のフランス第三共和政→ヴィシーフランスに所属していた、ラドロア級駆逐艦の一隻である〈Le Mars〉をモチーフにしたキャラクター(KAN-SEN)である。
デザイン:夜ノみつき、CV:長谷川明子
ヴィシア聖座に所属する駆逐艦。レアリティはR(改造するとSRに昇格する)。
2018年7月~8月に行われたイベント「光と影のアイリス」のイベントポイント交換、もしくはイベント海域でのドロップで取得できた。現在は取得不可なので通常実装かイベントの復刻を待とう。またサブイベント「輝くエテ」にて、後述する水着着せ替えが取得出来た。こちらも当然現在は入手不可なので復刻を待つしかないにゃ。下記イベント常設化に伴い、復刻されているにゃ。
2019年6月27日~7月11日に「光と影のアイリス」が復刻開催されているため、未入手の人は今度こそ逃さないようにしよう。
2020年5月14日に「光と影のアイリス」は「作戦履歴」に常設実装された。これにより、イベント海域のドロップがいつでも狙えるようになった。また、コアショップにも常設され、こちらでもいつでも交換可能である。
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同型艦のフォルバンとは敵味方に分かたれてしまったが、今でも親友同士という熱い設定を持つ、アウトドア派の活発な見習い騎士。黒髪(濃い茶色かも)ショートであほ毛装備。瞳の色は青。首回りと膝から下には騎士っぽい甲冑を着けているが、他は赤いインナーに黒いジャケットとホットパンツというラフな出で立ち。健康的な太ももが魅力的。ちょっと色黒っぽいのは実は日焼けであることが水着グラで明らかになった。右手には艦名のロゴ入りの抜き身の剣を持っている。
ちなみに、背負っている艤装の中央に時計がついているが、これは「距離時計」[1]で、少し見えにくいが同型艦のフォルバンにも同じ時計がついているのが確認できる。
やはりというか勉強は苦手らしく、本人曰く「本を開いただけで眠っちゃいます」。
着せ替え「エテ・ブリリアント」が、任務報酬で取得できた。なお、「エテ」はフランス語で夏のことで、日本語に訳すと「輝く夏」といったところか。
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改造が最初から実装されており、ル・マルス曰く「アニメで学んだ格好いい決めポーズ」を見せてくれる。(そのポーズを取ってるやつのカラーリングはどっちかといえば相方の方だし、ル・マルスのカラーリングはこの機体に乗って勝者になってはいけない方だが気にしてはいけない)。
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上記復刻とともに、新たな着せ替え「スコレア・ウルーズ」がショップで限定販売されている。
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性能は当たり前だが同型艦のフォルバンとほぼ同じで、耐久値は低いが高い回避値をもつ、「当たらなければどうということはない」を地で行く駆逐艦。前述の通り改造が実装されており、その改造込みでの評価をするならば、決して性能は悪くない。
スキルは
前衛艦隊がアイリス・ヴィシア所属艦のみで編成されている場合、20秒ごとに50%の確率で発動し、8秒間味方の与えるダメージを5.0%(スキルレベルMAXで25.0%)上昇させる『シュバリエ・サーベル』
※同じ効果は重複しない。
ちなみに「シュバリエ」は騎士のことで、スキル名を訳すと「騎士の剣」といったところか。
このスキルのため、前衛はアイリスもしくはヴィシアの艦で固める必要が出てくるが、相方の姫騎士フォルバン、「駆逐艦という名のなにかアイリス版」SSR駆逐艦ル・トリオンファン、軽巡おっぱいさんエミール・ベルタン、重巡サン・ルイといずれ劣らぬ高性能艦揃いなので、特に困ることもないであろう(サン・ルイは計画艦なので手に入れるのは大変だし、他の艦はイベント報酬とか期間限定建造とかで入手困難だが、そもそもル・マルス自体も同じ話である)。特に、フォルバンは「シュバリエ・サーベル」と対になる防御力上昇スキル「シュバリエ・ブクリエ」(ブクリエは英語読みすると「バックラー」、つまり盾)を持っているので、是非この2隻は組ませてあげたいところである。
他には、お馴染み「全弾発射」を持つ。
改造することによって、
20秒毎15.0%(スキルレベルMAXで30.0%)で発動。6秒間、自身が全ての攻撃を回避する『緊急回避』
のスキルを取得できる。これによってますます生存率の向上が望める。
欠点は対空能力が低いこと。編成するときは対空担当を付けてあげよう。
最初に断っておくが、実は〈ル・マルス〉に関する詳細な情報(どのような海戦に参加して、どのような武勲を挙げたのか)が編者には見つけられなかった(ちなみにアズレンのキャラクター設定でも「かの大戦で活躍出来なかったことに少し負い目を感じている」と、割とアバウトになっていたりする)。
そのため、説明は〈ル・マルス〉の属するラドロア級駆逐艦全般的なものになってしまっていることをご容赦願いたい。
ラドロア級駆逐艦は、第二次世界大戦前の1929年~31年の3年間に14隻が建造された(ちなみに、日本では特型(吹雪型~綾波型)を建造していた時期である)。
フランス海軍の分類では「艦隊水雷艇」なので、魚雷艇とする資料もあるが、全長103m、排水量1,300tというサイズは日本の睦月型駆逐艦とほぼ同じ大きさで、武装も13cm単装砲4門、55cm三連装魚雷発射管2基と、これまた睦月型なみであった。
そもそもフランスは独自の艦種を作ってしまうことに定評があり、
そのラドロア級のうちの1隻で、1926年8月28日に進水、1928年1月20日に竣工したのが〈ル・マルス〉である。ちなみに艦名の「ル」(Le)は男性名詞に付く冠詞(女性の場合は"La"となる)、マルスは惑星の火星のことである。これはマルスが男性名詞だと決まっているから"Le"が付いたのであって、特に深い意味はない、はず。
その後、時は流れて1940年。
フランス第三共和政府は電撃戦で侵攻してきたドイツ軍に降伏。傀儡政権であるヴィシーフランスが設立される一方で、ロンドンに亡命したド・ゴール将軍は自由フランスを結成した。
フランス海軍は、ドイツの侵攻にあわせ、アフリカの植民地やイギリスに艦隊を待避させていたため、ほぼ無傷で戦力を温存させることが出来ていた。このうち、イギリス方面に待避していた艦はそのままイギリス軍に接収→自由フランス入りという経緯を辿り、一方アフリカに待避していた艦はヴィシーフランスについた(そのままドイツ軍に降伏されるとまずいと焦ったチャーチルが攻撃を仕掛けさせてしまったのがあだとなった。ほら、元々フランスとイギリスは仲悪いし)。
ラドロア級駆逐艦も、4隻が自由フランス軍、7隻がヴィシーフランスに付くことになった(なお、残る3隻のうち2隻(ネームシップの〈ラドロア〉と〈ル・フードロワイヤン〉)はダンケルク撤退戦でドイツ軍の航空戦力に撃沈され、もう1隻の〈ラ・ライユゥズ〉は1940年に魚雷の爆発事故にて沈没してしまった)。
そして、ヴィシーフランスについた7隻も、〈ジャン・バール〉が未完成のまま〈マサチューセッツ〉と砲撃戦を展開したトーチ作戦にて3隻(〈ブレストーズ〉〈フグー〉〈フロンデル〉)が喪失となり、残り4隻になってしまった。
ところが、トーチ作戦で敗色濃厚になったヴィシーフランス海軍が勝手に連合国に降伏してしまったことにぶち切れた総統閣下は、まだ一応国を保っていたヴィシーフランスを完全にドイツに併合。そして、まだドイツ海軍と互角の兵力を残してトゥーロン港にいたヴィシーフランス海軍の艦艇を接収することに決めた。
接収するためのドイツ機甲部隊が翌日には到着するという1942年11月27日、ヴィシーフランスの艦隊は、旗艦〈ストラスブール〉からの合図を受け、一斉に自沈した。有名どころでは戦艦〈ダンケルク〉、水上機母艦〈コマンダン・テスト〉などがこのときに沈んでいる。
ラドロア級駆逐艦も〈ラ・パルム〉〈ル・ボルドレ〉〈ブーロネーズ〉そして〈ル・マルス〉のヴィシーフランスに所属していた4隻全てがこのときに自沈した。
この「トゥーロン自沈事件」によって、当時のドイツ海軍とほぼ同等の戦力を持つと言われていたヴィシーフランス海軍はほぼ壊滅し、その戦力を当てにしていたドイツ海軍は大打撃を被った。
その後、大型艦については調査の上で使えそうな艦はイタリアやドイツによって浮揚・修理されて現役に復帰したが、小型艦はほとんどが浮揚後解体処分となった。〈ル・マルス〉も1943年12月に浮揚、解体された。
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最終更新:2024/03/29(金) 14:00
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